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2020/06/26 02:33:37 (GIDcpz7a)
いつの頃からか、尺八上手と呼ばれるようになった。
はじめてしゃぶったのは中一の頃で、相手は部活の中三の先輩だった。中学に入学して仲良くなった先輩でよく遊んでいた。
ある日話していて部室に二人きりになった。
二人でエロ話をしていて、尺八が気持ちいいとかされてみたいとかいろいろと話していると、「しゃぶってくれ」と先輩が言ってきて、興奮した先輩がオレを押し倒してきた。
勃起して大きくなったチンポをオレの口に突っ込む。
オレは戸惑いながらも無我夢中でしゃぶった。
生まれて初めて自分の口の中に精が放出されたときの感覚を今でもまだ覚えている。

その後に先輩からは謝られたが、その行為をまた頼まれて、先輩が卒業するまで続いていた。
この行為に嫌悪感が湧かなかった理由は当時は分からなかったが、次第に自覚していくことになった。
舌触り、股間の匂い、味、雰囲気、相手の顔などの、尺八する行為が心地よく、相手が同性という事は気にならなかった。

その先輩を皮切りに、尺八にハマったオレは、付け入る隙を見せた相手を片っ端から尺っていった。
おそらく、自分がする尺八は、男にとってとても具合がいいのだろうということを気づいてしまった。
その頃はただ自分のテクニックで、あっと言う間に相手が果ててしまうことが面白かったのかもしれないし、尺八をする行為が無上の喜びだったのかもしれない。

オレは犯されたいという願望はもたないし、男を犯したいと言う欲望も無い。
男性同士の行為は全く興味がない。
アナルセックスとかは興奮した相手からもよく求められるもあったが、体格のいい相手から無理矢理犯されることも無く貞節を守り続けてこれたのは、ひとえに自分の尺八の攻撃力の高さだと思っている。
オレにしゃぶられ果てた相手は気持ちよさで腰が抜けてしまうらしい。

ただオレがしたいのは、ひたすら尺八をしたいだけだ。
しゃぶることで相手が感じる快感と喜びを与えるだけの特化した存在でありたい。
そう願ってきた。

カモフラージュで異性とも交際しつつ、自分が尺八をする趣味があることが拡散しないように相手をよく選んで細々と経験人数を増やしていった。
大学を卒業して社会人になるころには、30本ほどは咥えただろう。

社会にでれば学校の仲間をたらしこんで尺るという閉鎖的な狩猟環境を捨て、新たなチンポの狩場を探さなくてはならなくなった。
会社関係は限界もあった。
ただ、おりよく普及し始めたSNSは実に効率よくチンポを見繕うことができた。
だが、いつしか尺八上手の噂がSNS上で届きはじめることになる。
それまではこちらから獲物を見定めて、他言無用を条件に自分のためにしゃぶってきたが、SNSを使う事でオレにしゃぶられたいと名乗りでる人間が増えてきた。
もちろん、オレもチンポであればなんでもいいわけではないので相手を吟味しつくしたうえでの決断をしていた。

そんな時、そいつと出会った。
用意されたホテルの部屋で出会うと奴が名刺を出してきた。都内の大手企業に勤める既婚者だった。
しゃぶってやると3分も保たずに果てたそいつは息も絶え絶えにこういった。
「あなたの尺八は男を狂わせる。あなたのファンは確実に増えていくだろう、是非とも任せてくれ」
要は男相手のデリバリーの尺八屋をやらないかと言う事だ。
その時は断ったが、ある日ふとした気の迷いで奴からの一件のオファーを受けてみた。
会った相手をじっくり見聞し、事前の交渉に嘘がないことを確認したオレは、たっぷりとしゃぶってやった。
淡々と話が進み、濃厚な男同士の行為を求めていないオレにはそれがピッタリとハマった。
一時の気の迷いと思っていたが、そいつの信用のもとに新たなチンポをオレに紹介するようになり、しゃぶってやる人間を増やすと予言は的中することになった。

自分の喜びのためにしゃぶってきたオレが、人に雇われてしゃぶるようになった。
想像もしていなかった。
己の満足のためのしていた行為が仕事になるとは思っても無かった。

ともあれ、男を探すこともなく、安定して安心してしゃぶることができることと、仕事としてオレに少なくない利益をもたらすことになった。

社会人としてやりすごす表の顔と、裏の顔で尺八屋という新しい肩書を手にした。
オレはこれからも自分の喜びのためにしゃぶり続け、オレにしゃぶられることに喜びを覚える連中は、お行儀よく自分の順番を待つことになった。


これは、オレが尺八屋として出会う一本一本のチンポとの戯れのストーリー。
そして、吐き出された精の数だけ記される切なくも可笑しい記録。
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投稿者:(無名)
2020/06/26 02:40:19    (GIDcpz7a)
オレの仕事はいつもメールが届くことから始まる。
オレを尺八屋として担ぎ出し、今はエージェントを気取るようになった男が、そのネットワークから顧客を見つけ出し、信用調査の末に良筋と認めた相手のみをオレに紹介する。
オレの好みと相手の信用度や、健康状態など精細に調べ上げた顧客には、今のところハズレはない。
その点ではオレは奴を信用している。
オレは労せず新たなチンポをしゃぶり、金をもらう。
それなりの金額なので、奴は中抜きをしていないのかも知れないが、なにかしらの利益を得ているのだろう。
それでかまわない。
オレが求めているのはこれで財を成すことでも、有名になることでもないのだからだ。

今回の顧客のプロフィールを確認する。
27才。未婚。身長172。体重68。
顔写真も添付されている。だがしかし肝心なのはチンポであって見た目ではない。
ふんわり長い前髪と刈り上げ頭で今どき風のメガネ。少し遊び心を感じさせるスーツ。
IT関係といったところか。
約束は次の水曜日、19時に新宿副都心のホテルで会う事になっている。
初回の相手は一発コースに限定している。
デリみたいな時間制はではない。
男は一度精を吐き出すと冷めるし、時間一杯まで楽しもうする相手が、すぐに回復する見込みのないチンポをダラダラとしゃぶらされるのは主義じゃないからだ。
何度達しようとすぐに回復して、精を吐き出し続けるチンポならば、何度でもしゃぶってやってもいい。
だから初回のよく知らない相手は出したら終わりと言う事にしている。
イッタ後の様子で次回は回数を指定できるようにしている。
それゆえオレは回数で契約を結んでいる。

前回の仕事からのインターバルは一週間ほど、そろそろしゃぶりたい頃合いだ。
まあ期待せずに水曜日を待つことにしよう。
水曜日。
約束の時間の少し前に指定のホテルのラウンジに着く。
いつもならフロントで客の部屋番号を案内され自分で部屋まで行くが、今日はラウンジで待つ。
時間ぴったりに整髪料で頭をぴっちりと撫で付けたホテルマンがオレに声をかけてくる。
「お客様をお待ちの方のお部屋までご案内します」
なかなか趣向がきいているじゃないか。
壮年のホテルマンの後につき、エレベーターに乗り込み辿りついたのは一般客は足を踏み入れることのできないエリアだった。
ピンヒールでも足音を立てないであろう毛足の長い絨毯を踏みドアの前で一人になる。
ノックすると密やかな解錠音がなりドアが開く。
写真で見た顔がオレを迎えいれる。
今日もカネのかかっていそうなスーツだ。
「お待ちしてました。さあ、入ってください」
男に招き入れられた部屋は広々としたスイートだった。
窓からは副都心のネオンが望める。
「さあさあ楽になさってください。ビールですか?ワイン?」
若造のくせに手慣れた所作を。
まあ、オレも人のことを言えるほどの年齢ではないが。
「いいね、ビールをもらおうか」
そして断りもせず電子タバコを吸う。電子タバコになって便利な点は相手に気を使わなくてもいい点だ。
冷蔵庫から瓶とグラスを取り出されテーブルに置かれると、すぐさま手に取り開栓し注ぐ。
人に酌をされるのもするのも嫌いだ。
「済まないがオレの見てる前でシャワーを済ましてくれ。これはルールだ。あんたが先に浴びてようと関係はない」
「わかってます、そういう約束ですからね。少しお待ちください」
若い客は期待にはちきれそうになって真っ裸で待っていたりもするのだが、コイツは余裕を見せることにこだわりがあるらしい。
そうでなければこんな若い身分でこんな立派な部屋を用意しないだろう。
それも男相手にだ。
女の子を何人も金に物を言わして抱いてきたというのがわかる。
タバコをふかしグラスを傾けながらシャワーの音を聞く。
ガウンをまとった男が湯気とともに部屋に戻る。
「早速はじめようか?好みの体位はあるか?」
オレは服も脱がない。このままの姿でする。
中には俺の服を脱ぐことを求めてくる奴もいるが、それは契約として断っている。
もちろん触れることも禁止だ。オレのチンポをしゃぶりたがる奴も多いが、オレはゲイではなく、男にされることは苦手でこちらが一方的にしゃぶるだけだ。
「そこのダイニングの椅子に腰かけますから、足の間に跪いてもらえますか?」
オレの客には珍しくエグゼクティブな尺八をご所望と見える。
それでかまわない。
オレが求めるのはただしゃぶるだけ、相手に与えるのは極上の尺八のみ。
ただコイツのチンポがそれに値するかはしゃぶってみるまでわからない。
腰かけた男はガウンの前をはだけて股を開いて待っている。
すでにチンポには十分な血が巡り、天を向いて起立している。剥けた立派なチンポで期待できる。
股の間で膝をつく。
まずは両手で金玉袋を捧げもちユラユラとゆする。
若さのせいかそれだけでチンポから汁が流れ出る。
袋の上の付け根から蟻の門渡りまでそっと撫でさする。
十分な勃起を確かめたオレは左手でチンポをつまむ。
はっと息を吸い込んだのは男の期待の高まりの現れか。
気持ち手前にチンポを傾け、鈴口がオレに向くようにしてからゆっくりとくちを開く。
最初は亀頭をそっとくちに含む。
ぴくんと跳ねるチンポ。
そのままくちをすぼめながら一度チンポを引き抜き離す。
「くちゅ」
と密やかな音。
唇に先汁が付く。
舌なめずりでそれを拭うと男の鼻息が荒くなる。
今度は唇を閉じたまま亀頭の先に触れ、輪郭をなぞるようにぬるりと亀頭をくちにふくんでいく。
カリで止める。
チンポのぴくつきがおさまらない。
舌先で鈴口をちょんと刺激する。
先汁が絡む。
コイツのは少し苦味が強め。
カリにひっかけるように口をすぼめたまま、舌先で鈴口をちょんちょんと刺激する。
「ふぅ」
たっぷりとした溜息は満足のしるし。
舌先を左右に小刻みに動かし裏筋をねぶる。
反応を見ながられろれろれろれろれろれろれろれろと声を重ねる。
くちをすぼめたまま舌先をくちの中でくるくると動かす。
まんべんなく舌が触れた亀頭が張ってくる。
オレのテンションも上がっていく。
もう一度くちをすぼめながらチンポをゆっくりと引き抜く。
すでにガチガチになって血管も浮き出ている。
目測で15cm。
無論、大きさの問題ではない。
亀頭がぱんぱんに張り血液が巡って赤黒くなって血管を浮き出させているチンポを、右手で輪を作りチンポの根本を握り込む。
男を見ると虚ろな目でオレを見つめていた。こうなるとオレの尺八から逃れる術はない。
逃れようという気などなく、この後の尺八を期待しているのだろう。
びくびくと跳ねそうなチンポを根本からしっかりとホールドし、裏筋に舌先を這わせる。
根本から亀頭の先までつーっと舐めあげては戻り、何度も舌を往復させる。
「うっ、うっ」
早く銜えこんでほしいと目で訴えかけてくる。
そうだろう。
玉のような先汁が亀の先っぽに溢れては溶け出してヌメヌメと照り返っている。
裏筋舐めで本勃ちを確実にさせたら、閉じた唇を鈴口に合わせ顔を左右にプルプルと振るようにして捏ね回す。
先汁まみれの唇がぬちゅぬちゅと湿った音を奏でる。
辛抱たまらんといった表情を確かめ、予告なしに亀頭からチンポの中盤まですとんとくわえ込む。
「おほぉっ」
男の顎が天井に向く。
そのままゆっくりと首を動かしストローク。
オレはAVみたいにわざとらしく涎のびちゃびちゃ音など立てない。
ゆっくりとぬーっぬーっとくちびるをすほめながらストローク。
男の吐息がふーっふーっと漏れる。
ストロークを繰り返しながら裏筋に舌を当てる。
クチの中に広がる苦味で先汁の溢れ具合を確かめながらストローク。
オレの中でドロドロとした欲望が渦を巻く。しゃぶるときにしか味わえない感覚で、腰の奥がウズウズする。
そのまま深く銜えこんでほしいとねだられる前に亀頭まで引き返しカリの段差を徹底的にねぶるっていく。
「ちゅぽちゅぽ」
間抜けな音がする。
オレの涎と男の先汁のカクテルがシェイクされる卑猥な音。
先程よりも一層亀頭が張っている。
「おっそれっ……やばっおっおっおっおっ」
そのままクチのなかでラリルレロラリルレロと声を出しながら舌を動かす。
「うっうっうっうっうっうっ」
とっておきの高速ストロークをお見舞いしてやろうかと考えていたら、予告もなくクチの中に男の精が迸る。
「ほっお゛」
びっびっと大きく2回。
舌の上にぽってりとした精の感触。
そのあと小刻みに精を吐き出しようやく収まる。
舌の上に溜まったスプーン一杯ほどの男の精をティッシュの上に吐き出す。
オレの涎と混ざりあい薄いベージュと透明のマーブル模様。
脱力し深く呼吸を繰り返す男を尻目にテーブルのグラスからビールを流し込む。
「たしかに、一発搾ってやったからな」
これで基本的にはオレの仕事は終わり。

このまま帰ってもかまわないのだが、せっかくだからタバコを一服する。
ガウンの前を戻しもせず、放出の余韻でまだふっくらとしつつも、しぼみつつあるチンポをたらりとぶら下げたまま男が問いかける。
「噂に聞いたとおりだ、なんてフェラだ、これに耐えられる男なんていないでしょう?あなたはノンケだって言っているけどウソでしょう?」
いつもの質問だ。
「どうだろうね」
相手にせずタバコをふかす。
実際のところオレがノンケかはオレ自身にも分からない。
女を抱いた経験はもちろんある。
その時にしゃぶられたし、女の中で精を吐きだした。
気持ちよさはあった。
だが、オレの欲望を掻き立て喜びをもたらす事はなかった。
オレが興奮するのはチンポをしゃぶるときだけだ。
女を犯したいとも犯されたいとも思わない。
ただチンポをしゃぶりたい。
今よりももっと充実したチンポに出会えることを夢想しながら、巡り会ったチンポをしゃぶり続ける。

ふと遊離しかけた意識を引き戻し、男に別れを告げて部屋を後にする。
悪くは無かった。
これでリピートするかは男次第。対価を払ってまでもまたしたいかどうかだ。
オレの関知することではない。
夜の帳が降りた副都心を歩く。

「終わったよ」
エージェントに終わったと連絡をする。
「お疲れ様です、どうでした?」
「まあまあってところかな」
余計なことは聞いてこないところがコイツをエージェントとして付き合える理由かもしれない。
スマホをジャケットのポケットに戻し、背を丸めながら地下鉄のホームへ急ぐ。

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