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2025/12/31 23:50:01
(ObXsg4.9)
男は今とある会社で働いている普通のサラリーマン25歳である。
彼女は人生で一度もできたことはなく人付き合いも苦手で、
側から見れば控えめな凡人である。
しかし、あえてそう見えるように振る舞っているとも言える。
およそ4年前のある出来事を、それ以来心の中に巣食うこの気持ちが、
世間には到底受け入れられないものと断言できるからである。
気がつくと、時計の針は深夜の一時を指していた。
ーもう寝るか
何かを思い出すまいと男は手際良く寝支度を済ませ、
布団を被った。
タイトル:あなたの女にしてください。
名前:未経験です プロフィール:165/61/20
初めて投稿します!
ずっと女装がしてみたくて誰かお手伝いしていただける方
いらっしゃいませんか?
お礼はできる限り頑張ります!!
掲示板に投稿を書き終えた男は、心臓が大きく脈打っていたのに気づいた。
振動が頭にまで伝ってくる。
男は、18歳の大学生であった。
高校までは、道南の小さい町で高校まで通った。
親に勧められるがまま大学を受験し、四月に札幌へと越して1人暮らしを始めた。
好きなことは小説を読むこと。高校まで陸上部であったが、
自身もその友達もいわゆる体育会系とは縁もゆかりも無かった。
大学入学直後は、新型コロナウイルス流行のため授業もパソコンで
うけることがほとんどで必要な時以外は家を出ずに、あることに没頭していた。
彼には変わった習慣があり、彼自身もそれを自覚していた。
朝起きてシャワールームに入ると、まず彼はズボンだけを脱ぐ。
そして、大きめのシャツで股間を隠すと、少しだけつま先を内に向ける。
すると鏡に映る自分の太ももから下の脚が女っぽくなる。
次に彼はしゃがんでみる。すると、腿の肉が押し出されより色っぽい。
彼は、息をゆっくりと吐き肺を萎ませると肋骨を意識的に動かし、
くびれを作った。もちろん、これは練習の成果である。
背中を反らせ、肩と顎を引く。
さらに、何を太ももの裏に隠してみる。
彼は、体勢を変えては鏡を見て悦に入り、気づけば何時間も経っていた。
そういう生活を続けながら、彼のある種の刺激への渇きは増すばかりであった。
彼が掲示板へ投稿しておよそ10分後、まだ火照った彼の耳に通知音が入った。