2025/04/27 15:13:37
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タクミさんとの余韻を引きずりながら、
わたしはフラつく足取りで自分の部屋に戻ろうとしてた。
まだ身体がじんわり火照っていて、
ハイヒールの細いヒールで歩くたびに、太ももにぬるい感触が残る。
──カチャ。
ドアを開けようとしたとき、すぐ背後から、低い声がかかった。
「……ねぇ」
ビクリと振り返ると、30代半ばくらいの、がっしりした体型の男性が立ってた。
黒のTシャツにデニム、腕も太くて、ラフだけどどこか清潔感のある雰囲気。
「さっき、声、漏れてたよ。すごい可愛い声……」
「えっ……」
恥ずかしさで俯くと、その人がふっと微笑んだ。
「理恵さん、だよね?」
ドキッとした。
掲示板にもハンドルネームを書いてたけど、どうやらそれでピンときたらしい。
「俺の部屋、ベッドタイプだからさ。……一緒に来ない?」
そう言って、やさしく、でもしっかりとわたしの手を引いた。
「……はい」
抗う気持ちは、もうなかった。
男性の部屋に入ると、すぐにドアがロックされる音がした。
ベッドに腰掛けさせられて、そのまま、そっと頬を撫でられた。
「可愛いね。……無理しないでね」
最初は、ほんとに優しかった。
手のひらで髪を梳かれ、肩を撫でられ、ゆっくり、ゆっくりキスを重ねられる。
唇を啄むみたいに、優しく。
だけど、だんだんと舌が深く絡んできて、熱く、甘く、唾液を分け合うような深いキスへ。
「んっ……ふぁ……」
またスイッチが入ってしまう。
さっきまでタクミさんに抱かれてたはずなのに、身体がまた、違う熱に染められていく。
「かわいい……めちゃくちゃエロい……」
男性が呟きながら、
ミニワンピを脱がせ、ガーターベルト、パンティだけを残して、わたしを押し倒す。
膨らんだおちんちんをそっと指でなぞられ、パンティをずらしながら、息を荒げる。
「ちゃんとゴムつけるからね」
ポケットから取り出したゴムを手早くつけると、そっとわたしの中に入ってきた。
「はぁっ……んっ……!」
さっきとはまた違う、別の男の熱いおちんちん。最初は優しく、ゆっくり。
でも、わたしが腰を揺らしはじめると、男性も徐々にスピードを上げてきた。
「ああ……可愛い……もっと声、聞かせて……」
「やっ……だめぇ……っ、また……!」
キスされながら突き上げられて、わたしはまた、ぐちゃぐちゃに溶かされていった。
ガツガツと腰を打ちつけられ、背中を撫でられながら、何度も唇を重ねられる。
そして、「イくよ……っ、中じゃないから、安心して……」
「うんっ……来てっ……」
男性が最後の一突きを打ち込んで、ぐっと腰を押し付けたまま、
ゴムの中に熱いものを吐き出した。
「ふっ……はぁ……」
お互い、肩で息をしながら、しばらくベッドに並んで横たわった。
「……ありがと。めちゃくちゃ気持ちよかった」
「わたしも……すごく……」
頬を赤らめながら答えると、男性がにっこりと笑った。
「また、会いたいね」
「……はい、ぜひ……」
わたしも、自然と微笑み返した。
男性がそっと名前を告げてくれた。
「ケンジ。よろしくな」
ふたたび自分のお部屋へ戻っていった。