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女装娘の友達

投稿者:陽翔 ◆mo4IoSfZ.o
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2017/07/07 17:26:25 (9eN4Qi8f)
高校の入学式の時『あの女はなんで男の制服を着てるんだろう』と思うくらい、中性的な顔をしたヤツがクラスにいた。
それが瑞希との出会い。

いつもボーッとしてて、口数が少ない、どことなく近付きにくい雰囲気だった。
1年の時は、一言二言しか会話した記憶がない。

2年では別のクラスになって、校内でたまに見かける程度だったけれど、その度に女っぽさが増しているような気がしていた。

仲良くなったのは3年の夏。
親に無理矢理入らされた塾に瑞希がいて、そこから急速に仲良くなった。

2学期が始まるころには、二人で遊びに行ったり、家に泊まりにくることもあった。
瑞希がボーッとして口数が少ないのは変わらなかったけれど、それでも瑞希と居る時間は、他の男友達や女友達と居る時間より特殊な時間だった。

カミングアウトを受けたのもこの頃だった。
塾の帰りに公園のベンチで話してる時、瑞希にスマホを渡されて、女の画像を見せられた。

「どう思う?」

「可愛い、瑞希の彼女?」

「違う」

普通にクラスの女より可愛かったけれど、よく見ると瑞希に似てるような気がした。

「姉ちゃん?」

「女装した僕」

ビックリし過ぎて何を言っていいのか解らなかった。
面と向かって男友達を可愛いと言った自分が恥ずかしくなった。

「可愛いって言われた」

「ハメられた」

「そうじゃない」

「じゃなんで女装してんの?」

「この方が可愛がってくれる」

「誰が?」

「オジサン達」

話せば話すほど意味が解らなかった。
頭が混乱していた。

「オジサンに可愛がられるってなに?」

「女になって男とセックスしてる」

完全に頭がパンクした。
その言葉を受け止める術を知らなかった。

「なんでそんなこと俺に言うの?」

「陽翔と友達になりたい」

「もう友達だよね?」

「だから隠し事したくない」

不思議なことに、気持ち悪いとか、変態だとかは思わなかったけれど、高校生が受け止めるには重すぎる話だった。
瑞希の女装姿が頭から離れなかったり、男とセックスしてる姿を想像したり、変に意識しすぎたせいで、少しぎくしゃくしたけれど、いつの間にか、元の関係以上の信頼関係が出来上がっていた。

二人共、高校を卒業して、無事に地元の大学に進学できた。
大学に入って初めての冬になろうとしてた頃、高校の頃より髪が伸びたせいか、瑞希の女っぽさは更に増していた。

「一人暮らし始めた」

「凄い、家賃どうしてんの?」

「親」

「金持ちの子はいいね」

「うん、遊びにくる?」

殺風景な瑞希の部屋で緊張していた。
畳んでベットに置いてある服が女物で、ブラジャーの肩紐っぽいものまで見えていた。

「着替えていい?」

「女装ってこと?」

「うん、陽翔に見てほしい」

「昔、画像で見たって」

「まだ実物は見せたことない」

あらたまって言われて、どう反応すべきか困っていた。
女装した姿を見せてなにがしたいのか、瑞希の真意がわからないのも返事を躊躇させた。

「ちょっと待った、向こう行ってる」

「どうして?」

服を脱ぎ始めた瑞希を慌て止めたけれど、本人はきょとんとしていた。

「何度も一緒に着替えたことある」

制服から私服や、外行きから部屋着は何も意識せずに同じ部屋で着替えたことはあった。
瑞希にとってはその程度の感覚なんだと思うと、変に意識した自分が恥ずかしくなった。

それでも意識せずにはいれない自分がいた。
男友達の上半身裸の姿なんて、数えきれないほど見てきたし、瑞希に関しても例外ではなかったけれど、変なフィルターがかかっていたのか、この時の瑞希の体は、とてつもなくエロいものに見えて、まるで女子更衣室を覗いてるような気分だった。

「うぇい、ブラジャーまで着けるのかい」

「パンツもお揃いの穿いてる」

なにかを紛らそうと、妙なテンションで突っ込んだ結果、予想外の事実に口から魂が抜け出ていく感じだった。

「見る?」

「見せなくていい」

少し見たいと思った自分が怖くなった。
完全に瑞希ペースで、弄ばれてる気分だった。

「できた」

化粧の途中から、どんどん女になっていく瑞希の顔に見惚れていた。
高校の入学式で初めて見た時から、ずっと思っていたけれど、化粧した瑞希は、その辺の女より遥かに可愛かった。

立ち上がった瑞希が、スカートの中で、それまで穿いてたズボンを脱いで生足が現れた瞬間なんて、勃起しそうになるくらい、ドキッといた。

「どう思う?」

「うん」

「やっぱり気持ち悪い?」

「違う違う、可愛い」

はにかみながら笑う瑞希に、更にドキッとして、急に汗が溢れて止まらなくなった。
顔を直視できなくて、視線を下げても生足が目に飛び込んでくるし、そこから少し視線を上げても、今度は瑞希の下着を透視しようとしてしまったり、目のやり場に困っていた。

「今の僕と一緒に外歩ける?」

「え?」

「こんなのと一緒に歩くの恥ずかしい?」

「何も恥ずかしくないよ」

「じゃ今度から遊ぶ時はこれでいい?」

「うん」

「じゃ今の僕とセックスできる?」

「はい?」

「できる?」

「顔はできる顔だよ、ぶっちゃけ凄い好きな顔だよ、でも瑞希とするってほら、ねぇ?」

素の自分で遊べる環境を作りたかっただけだったのかと油断した途端、とんでもない質問をされて、泡を吹きそうなくらい慌てふためいた。

「冗談」

「マジでやめて」

「でも凄い好きな顔って言われた」

この日から、二人で遊ぶ時の瑞希は常に女装してくるようになった。
街中で腕を組んだり、手を繋いできたり、よくからかわれるようになって、その度にドキッとして手を振りほどいていた。

それまで以上に距離が縮まった気がした。
一方で、それまでとは違う瑞希に対する特殊な感情を抑えられなくなっていった。
無情に抱き締めたくなる瞬間があった。

本当はカミングアウトを受けた時に勉強するべきだったのかもしれないけれど、この頃から、女装、mtf、同性愛、それらについて調べるようになった。
 
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8
投稿者:陽翔 ◆mo4IoSfZ.o
2017/07/08 22:02:37    (kciA/FWf)
何をやってるのかわからなかったけれど、絶対に言葉にしない恥ずかしそうな瑞希の表情で、だいたいの察しがついた。

「何段目?」

「一番下の奥の方」

パンツ一枚で勃起されてる姿を見られるのは、なかなか恥ずかしかったけれど、棚の奥に隠してあった黒いビニール袋を取り出して中を覗いた。

ローションとゴムだけじゃなく、太目のバイブ2本とローターが入っていた。
オナニー用なのかなと、暫く固まってると、瑞希が黙ったまま布団をバタバタさせ始めたので、ローションとゴムだけを取り出して、他の物はそっと棚の奥に戻した。

「幻滅した?」

「想像して興奮した」

「嫌い」

背中を向けてた瑞希を振り向かせてキスをしながら、ローションの蓋を開けると、ローションを取り上げられた。

「なに?」

「陽翔に汚いとこ触らせれない」

「平気だよ、なんなら舐めてもいい」

「絶対ダメ」

逆らったら殴られそうな剣幕で拒否されて、上に跨がられたので、おとなしくしてることにした。

「目閉じてて」

「わかった」

「開けたら本当に怒るよ」

跨たがられたまま目閉じてると、太股の上で瑞希がモゾモゾしだした。
瑞希の息の荒らさや手の位置で自分で触ってるんだろうと予想できた。
どうせ暗い部屋で布団を被ってるんだからと、薄目を開けてみた。

とてつもなくエロい顔をした瑞希の顔が目の前にあった。
否応なしにチンポが反応してしまった。

「目閉じてって言ったよね?」

声を上擦らせながら呟く瑞希に笑ってごまかした。
顔しか見えないからと言おうものなら、殴られたに違いない。

「瑞希?」

「なに?」

「この焦らしプレイ辛すぎる」

瑞希がゴムの風を切ったのを見てそれを取り上げて自分でチンポに被せた。
流石にそこまでお世話してもらうのは、プライドが許さなかった。

「もう入れて大丈夫?」

「陽翔はじっとしてて」

チンポを掴まれたかと思うと、半端なく熱い瑞希の中に飲み込まれていった。
少し痛いくらい締め付けられたけれど、言葉にならない幸福感と興奮が押し寄せてきた。

「なにこれ?気持ちいい」

「僕も気持ちいい」

瑞希が振り始めた。
気持ちよくておかしくなりそうだったけれど、瑞希の腰を掴んで自分で腰を振った。

「僕が気持ちよくしてあげたい」

「それは嫌だ」

「陽翔の誕生日だから」

「じゃこの邪魔な布団剥ぐ」

いい加減暑いし瑞希の体は見えないしで、邪魔なだけの布団を剥いだ。
体を隠すためか、慌てて抱き付いてきた瑞希を抱き締めて腰を振り続けた。

どんどん息を荒くさせながら、たまにアッと感じた声を出す瑞希の感じ方の破壊力がとてつもなくて、瑞希の顔を見たくなった。

力任せに体を回して正常位に変えた。
それでも抱き付いたまま離れない瑞希をどう説得するか悩んだ。

「もう幻滅しないって解るでしょ?」

「陽翔にだけは嫌われたくない」

「そんな簡単に嫌えないくらい好きなんだって」




7
投稿者:さやか
2017/07/08 21:22:10    (31lHqnwn)
スッゴク興奮します!
瑞希ちゃんになりきって読んでました♪

6
投稿者:陽翔 ◆mo4IoSfZ.o
2017/07/08 20:21:34    (kciA/FWf)
押し倒した瑞希の顔を見ながらキスをしてると、瑞希の腕や足が体に絡み付いてきた。
全く激しくないのに、濃密に絡んでくる瑞希の舌、微妙な力加減で体に触れる指先、こんな顔するんだと思うくらい色っぽい挑発的な表情。

同世代の女なんて比較するのが馬鹿らしくなるくらいの破壊力だった。

どんな経験したらこうなるんだろう、どんな男に仕込まれたんだろう、頭を過った黒い感情をかき消すように、瑞希の服を脱がせた。

「本当にする?」

「嫌だ?」

「これ以上したら嫌われそう」

「その程度の気持ちでこんな事してない」

「陽翔と同じ物ついてるんだよ?」

「知ってる」

「変態って軽蔑しない?」

「しない」

何も聞いてこなくなったところで、服を脱いで瑞希の首筋に舌を伸ばした。
吐息を漏らしながら、肩を捻った瑞希に倒れそうなくらいドキッとした。

瑞希の反応、肌の感触、味、匂い、余すことなく味わいたくて、普段より丁寧に時間をかけて、舌を這わせた。
ピンクに黒いレースが付いたブラを外して、乳首に舌を近付けると、瑞希の吐く息はどんどん荒くなっていった。

乳首に舌を這わせながら、もう片方を指でつまんで転がしてると、体をくねらせながら、喘ぎ声のような吐息に変わった。

自分と同じ体の構造なだけに、乳首でこんななるのか疑問ではあったけれど、瑞希の色っぽい動きでかき消された。

乳首に舌を這わせたまま、瑞希のスカートを脱がせにかかったけれど、瑞希はそれを阻止するように、両手を頬を抑えてキスをしてきた。

「暗くして」

明るいところで見たい気持ちもあったけれど、瑞希の潤んだ目を見ると、とても断れる感じじゃなかった。
仕方なく、体を起こして照明を消してる隙に、瑞希は自分でスカートを脱いで布団を被っていた。

同じようにパンツ一枚になって布団の中に入った。
ここにきてとてつもない緊張に襲われた。
薄暗い部屋で見る瑞希の顔が、それまで以上に色っぽくて、少しだけ体も熱く感じた。

瑞希の脚に脚を絡めながらキスをした。
太股に当たるパンツ越しでも解る熱くて少し弾力のある膨らみ。
凄く新鮮な感じがした。

嫌悪感も躊躇いも微塵もなく、もっと瑞希を感じたいと思った。
そのまま、瑞希のお尻に手を伸ばした。

ビックリするくらい小ぶりで柔らかいお尻を撫でながら、自分の方に引き寄せた。
パンツ越しにチンポとチンポが密着した。

ガチガチになった瑞希のチンポの熱が熱いくらい伝わってきた。
それまでのねっとりとしたキスじゃなく、激しく舌に吸い付きながら、瑞希は腰を振ってチンポを擦りつけてきているのが解った。

「陽翔」

「なに?」

「僕に幻滅してない?」

「知らなかった瑞希が知れて嬉しい」

「本当?」

「うん、触っていい?」

「でも、嫌われそうで怖い」

「嫌になったりしない」

「じゃ僕も触っていい?」

「なんだか照れるね」

瑞希のパンツに手を差し込んだところで、毛が無いことに気付いた。
パンツの中は差し込んだ手がヌルヌルになるくらい、我慢汁で濡れていた。
泣きそうな顔で視線を反らした瑞希を見ると、何も言わない方がいい気がして、そのままチンポを手で包みこんだ。

凄く熱くて驚いた。
瑞希のチンポの形を確かめるようにしごくと、瑞希の手がパンツに入ってきて、同じようにしごきはじめた。

「陽翔待って」

「ん?」

「待って」

瑞希はチンポをパンパンにさせて、それまで以上に息を荒くさせながら、痛いくらい手首を掴んできた。
同性との経験がなくても、瑞希が何を訴えているかは解った。

「布団剥ぐ?」

「絶対ダメ」

「だったら口で受けるよ」

「は?嫌だ、もっと嫌だ」

「瑞希のだったら飲める」

「陽翔にそんな事させれない」

「飲ませて」

「は?絶対オエッてなるよ?」

「大丈夫」

瑞希のチンポを舐めたい衝動、そして飲みたい衝動を抑えられなくなっていた。
瑞希への愛情と言えば聞こえはいいけれど、単なる好奇心の部分も大いにあった。

なかなか首を縦に振らない瑞希のチンポを、我慢できなくなるまで、掴まれた手の指だけでしごいた。

「待って待ってイク」

「手、離して」

「布団剥ぐの無しね」

「うん」

瑞希が手の力を抜いたところで、布団の中に潜りこんで手探りでパンツを脱がせた。
瑞希が布団を抑えてるせいで、真っ黒で何も見えないし息苦しい。
そんな中、瑞希のチンポを掴んでる自分の手の位置を頼りに顔を近付けた。

パンツから移ったと思われる柔軟剤の匂いにまざって、女とは違うしょっぱい匂いがした。
ヌルヌルのチンポを口に咥えると瑞希の腰がピクッと動いた。

直前に嗅いだ匂いが鼻から抜けていった。
喩えようがないチンポの感触を確認するように舌を動かすと、口の中に熱くてドロドロの精子が飛び広がった。

特に匂いはないけれど、全ての味覚が刺激されてるような独特の感じだった。
お世辞にも美味いとは言えないし、瑞希のじゃなれば飲みたいとは思えないけれど、なんだか微かな幸福を感じながら口いっぱいの精子を飲み込んで、瑞希のチンポを舐め続けていた。

腰をくねらせながら何か言ってたけれど、布団の中じゃ瑞希のか細い声は聞き取れなかった。
結局、チンポの芯がなくなるまで舐め続けて、布団から出た時は汗だくになっていた。

「出てきてって言ってたのに」

「聞こえなかった」

「飲んだの?」

「うん」

凄く睨まれたけれど、少し嬉しそうだった。

「陽翔どうしたい?」

「なにが?」

「どうやってイキたい?」

「瑞希とセックスしたい」

「でもアナルだよ?」

「解ってる、瑞希は嫌?」

「僕は陽翔が嫌じゃなければしてほしい」

「じゃ決まり」

ローションが必要ってことくらいは知っていたけれど、アナルセックスなんてやったことがなかったし、アナルの触りかたすら知らなかった。
それ以前に、ローションが見当たらないの中、どうしようか悩んでいると、瑞希が恥ずかしそうな表情で、部屋の隅に置かれた棚を指差していた。
5
投稿者:陽翔 ◆mo4IoSfZ.o
2017/07/08 15:09:50    (kciA/FWf)
さやかさん
ありがとうございます:)

ケイさん
ごめんなさい。
たぶん嫉妬するので、その話は詳しく聞いてません。
4
投稿者:陽翔 ◆mo4IoSfZ.o
2017/07/08 14:56:32    (kciA/FWf)
春になろうとしてた3月の半ば。
突然、呼び出されて、瑞希の部屋にいた。

この頃には瑞希に対する特殊な感情も、自分では制御できなくなりそうになっていた。
落ち着きなく座ってると、部屋の照明を消されて、慌てふためいていた。

「ハッピーバースデイ」

「そっちか」

「ん?そっち?」

蝋燭の着いたケーキが運ばれてきた。
瑞希のことばかり考えていたあまり、自分の誕生日も忘れていた。

高3の時に1度話しただけなのに、覚えていてくれたことが嬉しくて、少しだけ涙が出た。

「泣いてる?」

「ありがとう瑞希」

感情が高まった時、男同士でハグする感じで抱き締めていた。
大学に合格した時に抱き合って歓んだ以来だった。

「でもプレゼントは無い」

「物なんて要らないよ」

「一応リボンが付いたパンツ穿いてる」

「ケーキ食べよう」

手作りのケーキと手料理を御馳走になって女子力の高さに驚いた。
こんな特技があるなんて知らなかったし、あらためて瑞希をもっと知りたくなった。

「彼氏とかこんな事されたら歓ぶよね?」

「僕は誰とも付き合ったことない」

瑞希から男でも女でも、恋愛の話を聞いたことが無いことに気付いた。
他の男友達とは、どこそれの女が、なんて下品な話しかしないけれど、瑞希とは無意識にそう言う話を避けていたのかもしれない。

「僕みたいのと遊ぶ男は後腐れなく性処理したいだけなんだ」

「そんなんでいいの?」

「僕もそうだから」

「虚しくならない?」

「余計なお世話だ」

変な事を聞いたことを後悔していた。
たかが1年の付き合いで、凄く親しくなった気になってたけれど、何も知らないことを思い知らされた。

「性欲以外は陽翔が満たしてくれてる」

「ねぇ?また泣くよ?」

「僕ね、陽翔に一目惚れだった」

「本気で言ってるの?」

「惚れたは冗談、友達になりたいと思った」

「冗談かよ」

「惚れたがよかった?」

「それはどうだろ」

よくわからないけれど、涙腺が崩壊しそうだった。
冗談と言われてホッとするよりも、少しガッカリした自分がいた。

「まだ言えてない最大の隠し事がある」

「なにそれ?聞くの怖いな」

「陽翔が寝てる時に一回キスした」

女装のカミングアウト以上に衝撃を受けた。
脳震盪おこして倒れるんじゃないかくらい、凄まじい衝撃だった。

「ごめんね、こんなんが友達って気持ち悪い?」

「なんで起きてる時にしないかな?」

「え?」

衝撃を受けた後遺症、自分でもよくわからない質問を返していた。
どんな話も即答で返してくる瑞希が言葉に詰まるくらいだから、そうとう可笑しな質問だったんだと思う。

「今、瑞希にキスしていい?」

「急にどうした?」

今まで見たことない困惑した顔になった瑞希を抱き締めていた。
さながらBL物のラノベか少女漫画みたいな展開だけれど、そんなシチュエーションに酔う余裕はなく、大切な友達を失うかもしれない瀬戸際で、自分の鼓動に酔いそうなくらい心拍数が上がっていた。

抱き締めてる一瞬の間に、色んなことを考えたけれど、考えても答えの無いことばかりだったから、瑞希に対する気持ちを優先してキスをした。

ただ唇を合わせただけのキスだったけれど、今までのどのキスよりも重く感じた。

「なんのつもり?」

「瑞希を気持ち悪いなんて思わないよ」

「うん、ありがとう」

このまま離れるのが惜しくなって、もう一度唇を合わせた。
二度、三度と繰り返す内に物足りなくなってきて、瑞希の口の中には舌を伸ばした。

一瞬、顔を引かれたような気がしたけれど、すぐに瑞希の舌が絡み付いてきた。
ただ興奮してるだけだった頭が、やっと冷静になってきた。

普段の言動や仕草、幼い感じの見た目、それまで持ってた瑞希のイメージからは想像できないくらい、ねっとりとエロく絡み付いてくるキスに、多少の敗北感を覚えながら、男とか女とか、そんなのどうでもよくなった。

「陽翔、待った」

こんな事を書くと怒られるかもしれないけれど、ずっとストレートだと思って育った自分にとって、いくら好きな相手とは言え、一歩踏み出すにはそれなりの覚悟が必要だった。
その覚悟ができたタイミングで、瑞希に体を押し退けられた。

「僕の根本は同じ歳の男だって解ってる?」

「うん」

「これ以上続けたら抑え効かなくなるの解るよね?」

「うん」

「だったらもう止めたがいい」

むしろ望むところだと思った。
拒絶されなかったことに安心して、そのままベットに押し倒した。
3
投稿者:ケイ   urakei Mail
2017/07/08 12:26:37    (E9Z3ph/l)
おじさんに可愛いがられてる瑞希さんの話も聞きたいです(^^)
おじさん達ってことは何人かセフレがいるんですね。それとも複数プレイなのかな?
2
投稿者:さやか
2017/07/08 11:13:53    (31lHqnwn)
続きお願いします♪

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