2017/07/08 22:02:37
(kciA/FWf)
何をやってるのかわからなかったけれど、絶対に言葉にしない恥ずかしそうな瑞希の表情で、だいたいの察しがついた。
「何段目?」
「一番下の奥の方」
パンツ一枚で勃起されてる姿を見られるのは、なかなか恥ずかしかったけれど、棚の奥に隠してあった黒いビニール袋を取り出して中を覗いた。
ローションとゴムだけじゃなく、太目のバイブ2本とローターが入っていた。
オナニー用なのかなと、暫く固まってると、瑞希が黙ったまま布団をバタバタさせ始めたので、ローションとゴムだけを取り出して、他の物はそっと棚の奥に戻した。
「幻滅した?」
「想像して興奮した」
「嫌い」
背中を向けてた瑞希を振り向かせてキスをしながら、ローションの蓋を開けると、ローションを取り上げられた。
「なに?」
「陽翔に汚いとこ触らせれない」
「平気だよ、なんなら舐めてもいい」
「絶対ダメ」
逆らったら殴られそうな剣幕で拒否されて、上に跨がられたので、おとなしくしてることにした。
「目閉じてて」
「わかった」
「開けたら本当に怒るよ」
跨たがられたまま目閉じてると、太股の上で瑞希がモゾモゾしだした。
瑞希の息の荒らさや手の位置で自分で触ってるんだろうと予想できた。
どうせ暗い部屋で布団を被ってるんだからと、薄目を開けてみた。
とてつもなくエロい顔をした瑞希の顔が目の前にあった。
否応なしにチンポが反応してしまった。
「目閉じてって言ったよね?」
声を上擦らせながら呟く瑞希に笑ってごまかした。
顔しか見えないからと言おうものなら、殴られたに違いない。
「瑞希?」
「なに?」
「この焦らしプレイ辛すぎる」
瑞希がゴムの風を切ったのを見てそれを取り上げて自分でチンポに被せた。
流石にそこまでお世話してもらうのは、プライドが許さなかった。
「もう入れて大丈夫?」
「陽翔はじっとしてて」
チンポを掴まれたかと思うと、半端なく熱い瑞希の中に飲み込まれていった。
少し痛いくらい締め付けられたけれど、言葉にならない幸福感と興奮が押し寄せてきた。
「なにこれ?気持ちいい」
「僕も気持ちいい」
瑞希が振り始めた。
気持ちよくておかしくなりそうだったけれど、瑞希の腰を掴んで自分で腰を振った。
「僕が気持ちよくしてあげたい」
「それは嫌だ」
「陽翔の誕生日だから」
「じゃこの邪魔な布団剥ぐ」
いい加減暑いし瑞希の体は見えないしで、邪魔なだけの布団を剥いだ。
体を隠すためか、慌てて抱き付いてきた瑞希を抱き締めて腰を振り続けた。
どんどん息を荒くさせながら、たまにアッと感じた声を出す瑞希の感じ方の破壊力がとてつもなくて、瑞希の顔を見たくなった。
力任せに体を回して正常位に変えた。
それでも抱き付いたまま離れない瑞希をどう説得するか悩んだ。
「もう幻滅しないって解るでしょ?」
「陽翔にだけは嫌われたくない」
「そんな簡単に嫌えないくらい好きなんだって」