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2012/12/08 00:12:10
(.Jvolyln)
私どもの、子供について、
お話させていただきたいと思いますが、
よろしいでしょうか。
「優希、今日は、パパとママと3人で、
ドライブに行こうか」
「うん、行く行く」
大喜びをする優希です。
「優希ちゃん、どんな洋服がいい?」
「もちろんスカートよ、ママ」
「優希ちゃんって、
本当にスカートが大好きなのね」
「うん、私、いつもスカートだもん」
お休みの日の朝の時間には、いつも、
こんな光景が繰り広げられる我が家です。
これが、私ども夫婦と娘との、
よくある会話に聞こえることと思いますが、
そうではありません。
実は、優希は、私どもの娘ではなく、
息子なのです。
優希は、今は4年生ですが、
学校でも家でも、女の子の格好で過ごしています。
優希は、幼い頃より、
小柄で色白で、髪の毛も長く、
見た目、女の子っぽい感じでした。
前にいた学校では、男の子で通っていたので、
クラスの友達からはよく「女みたい」言われて、
からかわれたことがあったそうです。
そんな優希が、
女の子の格好をするきっかけとなったのは、
小学2年生の頃でした。
夏休みに入ったばかりの頃、
デパートに家族で買い物に行った時、
子供服売り場で、
かわいいワンピースを着せられた女の子の、
マネキンをじっと見て、
「かわいいね」と呟いたことに始まります。
私が言いました。
「こういう感じの女の子が、
優希の好きな女の子のタイプなの?」
と…。すると、優希が答えました。
「ううん、そうじゃなくて、この女の子が着ている
お洋服がかわいいなって思ったの」
「でも、この女の子のマネキンが着ているのって、
スカートよね」
今度は妻が言います。
「うん、そうだね」
「もしかして、優希、スカートが好きなんだ」
「うん。きれいだし、かわいいし」
「スカートはいてみたい?」
「うん、はきたいよ。スカートほしいな…」
私たちは、思わず顔を見合わせました。
小さい頃から、まったくといっていいほど、
物をねだったことのない優希が、
スカートをほしいというのです。
男の子として生を受けた優希が、
そんなことを言い出すなんて。
でも、習い事はピアノやバレエ、
幼稚園では、
ままごとなどのごっこ遊びが好きなど、
男の子っぽくない一面が、
かなりあったことも事実でした。
そしてこの日、優希から発せられた言葉、
優希の目は、嬉しそうに輝いていました。
優希とのそれまでのやりとりから、
そして、優希の嬉しそうな様子を見て、私たちは、
優希にスカートを買ってあげる決心をしたのでした。
もちろん、下着類も…。
スカートは、優希と妻とが相談をして、
何枚か選びました。
スカートが入った紙袋を抱え、
満面の笑みを湛える優希。
優希のこんな嬉しそうな表情を見たのは、
本当に久しぶりでした。
家に帰ると、早速女の子の洋服に着替える優希。
今までは、洋服に着替える時は、
何だか気が進まないかのように、
ゆっくりゆっくり着替えていた優希でした。
でも、この時ばかりは違いました。
あっという間に着替えてしまい、
女の子の格好で、私たちの前に現れたのでした。
「パパ、ママ、似合う?」
スカートの裾を持ち上げながら優希が聞きます。
「う、うん、すごくかわいいよ」
私が、本当の気持ちを言いました。
「何だか、本物の女の子みたいね」
妻も言います。
私は、我が子ながら、そのかわいらしさに
恥ずかしながら、胸がときめいていました。
スカート姿の我が子を目の前にして、
感動していたのです。
私は、優希を抱きしめました。
「優希を、これから女の子として育てようか」
私が言いました。
「私も、そのことをずっと考えていたんですよ」
妻も言いました。
「嬉しい。今日から女の子…」
折りしも、私の転勤が決まり、
2学期からは新しい学校への転校が決まっていました。
それまでは、公立の小学校で、
今度の新しい学校も公立で、と安易に考えていましたが、
今回の一件で、
『優希のことを女の子として受け入れてくれる学校』
ということで、
もう一度学校選びをしてみようと思いたった、
そんな私たちでした。
翌日から、優希が女の子として通える、
学校探しを始めました。
新しい家から通える範囲の小学校が、
3校ほどありました。
私たちは、1件1件学校を訪問させていただき、
そのうちの1校からは、
「受け入れは困難です」と言われました。
あとの2校は、
「学校の決まりを守っていただければ…」
「試験に合格していただければ…」
という条件付きでした。
幸い、優希は、その2校とも、
試験に合格を果たしてくれました。
その中で、
家から交通の便がよく、
生徒の質もいいと評判だった、
A学園への転校を決めたのでした。
女の子として学校に通えることが決まった優希は、
大喜びでした。
毎日、違うスカートをはき、
思う存分女の子を満喫していました。
私はというと、優希が足を開いた時に、
スカートの奥に見えるパンチラを、
毎日、こっそり楽しむようになりました。
優希が女の子の格好をするようになって以来、
妻は優希に女の子らしい振る舞いを教えていますが、
そこはまだまだ2年生、
パンツをうっかり見せてしまう場面も、
しょっちゅうです。
でも、私はそんな優希でいいと思っています。
少なくとも、小学生くらいのうちは、
スカートを気にせずに、のびのびと遊び、
女の子を楽しんでほしい、
そんなことを思っているのです。
優希の、未来ある女の子生活は、
今、始まったばかりなのです。