2015/11/08 23:58:45
(.qEf/cS6)
「お前はもう戻れないよ」
その一言が止めでした。
もう戻れない?私はもう元には戻れないの?
「だから俺の言う事を聞け。そしたらもっともっと気持ちのいい世界を教えてやる」
頭の冷静なところでは、ここで断らないとヤバいってことは分かってたと思います。
でも、頭がはっきりしない状況と、何より彼の言う「もっと気持ちのいい世界」という甘い言葉に私の心は抗えませんでした。
「・・・はい、ぅうんっ」
返事をした瞬間再び、彼の唇と私の唇が重なりました。
それはそれまでの口づけと明らかに違う口づけでした。
最初の頃のように頑なに抵抗する事など当然なく、かといってただ無抵抗に彼の舌を受け入れる訳でもない。
私は彼の舌に応えるように、必死に私の舌を絡めました。それはまるで本当の恋人同士のような口づけ。
そんな私の行為を誉めてくれるかのように、彼は優しく私の頭を撫でます。
「いい子だね、ひとみ。可愛いよ」
耳元で囁かれたこの言葉は、本当にヤバかったです!!!!
「今度はひとみから、キスしてごらん」
男のくせに、自分から男の人にキスをねだる。
受け入れはしたけど、今までの彼が求めてくる口づけとは全く別の行為。
男としては屈辱の、女としては幸福な行為。
この時、私の中に躊躇がなかったかと問われれば、情けないことに全く覚えてないんですよねw
ただ、私は彼に言われるまま彼の唇を自分から奪い、舌を差し入れていました。
彼に応えて欲しくて必死に彼の舌に私の舌を絡め、お互いの息が切れるまでとにかく夢中で求め会いました。
この後すぐに帰っていれば、一人になった時に冷静になって、その後は御主人様とは会わなくなってたかもしれないです。
でも、この後朝までいろいろされちゃったせいで、結局また御主人様に会ってもいいかなって思うところまで堕とされてしまいました。
後から考えれば、頭をパニック状態で何も考えれない状態にしてから、脅したり優しくしたりするなんて、典型的な調教の仕方ですよねw
でも、私はそんな手を使った御主人様を憎みもしないし、洗脳されてしまった自分を不幸だとも思わないです。
普通の人には理解出来ないかもしれないですけど、多分私が今感じてる幸福感って私と同じような洗脳を受けた人しか分からないと思います。
反響があれば御主人様も喜んでくれるので、そうしたらまた今度、続きか、別のエピソード書きますねー
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。