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2019/03/07 19:36:37 (OYgk7riG)
オフィスビルで警備員をしている。
スーツ着てネクタイ締めたエリートたちに見下される商売だ。
夜勤の時は、部屋に篭ってぼんやり過ごす。
見回りの時間になったら、適当にビル内を周回。
何の面白みもない仕事だが、俺には似合ってるだろう。

ある日の夜勤の話。
冬がそろそろ終わろうとしていた頃だ。
煙草くわえてぼんやり監視カメラの映像を眺めていたら、人影が映った。
駅から遊歩道で直結している、2階の入り口付近だ。
一瞬、ドキリとしたが、すぐに「なんだよ驚かせやがって」と独り言を吐き捨てた。
1階に入ってるコンビニの制服を着た奴だった。
そのコンビニは、ビル内にも出入り口はある。
奴らなら、誰も入れないはずのこの時間のビル内部に簡単に侵入できるというわけだ。
俺も、コンビニでバイトをした経験がある。
この時間は、検品も終わり、暇を持て余しているのだろう。
まして、今は深夜で祝日だった。
オフィス街はゴーストタウンのような静けさだ。
しばらく、映像を眺めていた。
小さく映るコンビニバイト君の様子はよくわからないが、若い学生風の男に見える。
そいつは、だだっ広いロビーをのんびりと散策していた。
まだあまり使い慣れていない監視カメラの機能を駆使してみた。
ズームアップすると、そいつの顔がかなりはっきりと見てとれた。
さすが真新しいビルの、最新機器だ。
十代後半くらいに見える。
高校生はこの時間働けないはずだから、大学生かフリーターってところだろう。
「暢気なもんだな」と俺は思う。
三十路になり、こんな仕事にしか就けない俺より、明るい未来が待っている若者だ。
しかも、なかなかのイケメン風。
俺には想像のつかないような楽しい日々を過ごしているのだろうなと思う。
そんなイケメン風をカメラで追っかける。
だんだん、操作に慣れてきた。
フロアに何箇所も設置されているカメラの映像を切り替えて追跡。
すると、イケメン風はトイレへ入った。
さすがに、トイレ内にはカメラはない。
しばらく、トイレの入り口をモニターに映したまま、俺は待ち続けた。
しかし、なかなか出てこない。
ふと、俺は想像してみる。
・・・・トイレでオナニーでもしてるんじゃないか。
そんな想像とも妄想ともつかない絵図が頭から離れなくなり、俺は居ても立ってもいられなくなった。
ちょうど巡回の時間だ。
順序は違うが、一目散に2階フロアへ向かった。
年甲斐もなく全速力で駆け抜け、地下2階から僅か1分ほどで辿り着いた。
息を整え、トイレへ忍び足で近づく。
そっと中に入ると、俺の妄想を超えた景色があった。
イケメン風、というか蛍光灯の照らす下で見ると本当にイケメン。
うまく言えないけど、ピンピン跳ねた髪の毛が、いかにも今どきな感じ。
そんなイケメンが、全裸で手洗いスペースの鏡に自らを映して手淫していたのだ。
まだ俺には気付いていない。
心臓が高鳴った。
単調なこの仕事で、初めての刺激だ。
俺は、忍び足で歩いてきたここへの道を、再度忍び足で逆戻りした。
そして、数メートル戻ったところから、今度はわざとらしく足音を立ててトイレへ向かう。
さぞかし、奴は慌てるに違いない。
トイレの中へ入る。
ギョッとしたイケメンの表情が飛び込んだ。
「何をしている」
俺は、不審者を見つけた警備員らしく野太い声を出した。
「いやっ、あの……」
慌てふためくイケメンを俺は警棒を差し向けて制止した。
「動くな。すぐに警察を呼ぶ。じたばたしても無駄だぞ」
「えっ。警察って……」
全裸のイケメン君は、両手で股間を押さえたまま顔面蒼白になった。
「だって、不法侵入だろう」
「いや、あの、違います。俺、1階のコンビニで……」
「はぁん。お前、コンビニのバイトか」
俺は、今初めて気付いたように、洗面台に置かれたコンビニの制服に視線を移した。
「でも、だからって関係ねぇよ。この時間にここに立ち入るのは禁止だ」
「すいません。許してください」
「許すっていっても、俺は仕事だからな。警察に引き渡さないと、職務規定違反だ」
「そんな……。本当にすいません。あの……」
イケメン君は泣きそうな表情になって、言葉を詰まらせる。
本当に泣きそうになるイケメン君を、俺は冷静を装って眺めた。
改めて見ると、綺麗で筋肉質な体をしていた。
腹筋ははっきりと割れている。
こいつはナルシストの変態なんだろうなと思う。
しかし、自分を鏡に映してオナニーなんて、お仲間の可能性が大ではなかろうか……。
「本当にすいません。俺、今度卒業で、就職決まってて、だから……」
ついに、イケメン君は土下座をした。
俺は、少々面食らう。トイレの床でいきなり土下座も驚きだが……。
「お前、何歳だ?」
「はい。22歳です。今年、大学卒業します」
俺は、「へぇ」と呟いた。
見た感じでは18歳くらいに……いや高校ぐらいしか見えない。
童顔だが、正統派なイケメンでやはり22歳の年齢よりは若く見える。
卒業を控え、就職も決まり、髪を染め自由を謳歌しているのだろう。
若く見える一因は、その髪型のせいもあるかもしれない。
「何でもするって言われてもなぁ」
俺は、警棒をしまい込み、腕を組んでイケメン君を見下ろした。
普段、見下される立場としては、この上なく痛快だ。
こいつも、一流企業に就職が決まっているのだろう。
あと数ヶ月もすれば、ここみたいな綺麗なビルにネクタイ締めて出勤するのだ。
そして、警備員の挨拶に会釈すら返さず、小馬鹿にした目線で見下すサラリーマンになるはず。
「うぐっ」
俺は、イケメン君の裸の体を思い切り蹴り上げた。
怒りと苛立ちと性欲が同時に沸き起こり、相乗効果となって俺を暴走させたのだと思う。
「しゃぶれ」
俺は制服のズボンからチンポと取り出す。
怯えながら戸惑っていたが、状況を理解して俺のチンポをしゃぶりだした。
間違いなく、こいつはホモだ。
俺は、そんな確信を得て、満足しながら頭を掴んで腰を振った。
俺のチンポをしゃぶりながら、そいつのそれも天井めがけて勃起していた。
「ケツ向けろ」
唾液でベタベタになったチンポを奴のケツにねじ込んだ。
ローションを使わずに掘ったのはこれが初めてだった。ゴムを使わずに掘ったのも初めてだった。
それにしては、意外にスムーズに挿入できた。だが唾を付けていたと言えすれて痛かったのが「うっ」と言う呻き声も聞こえた。だが俺にとってはどうでもいいと思った。
そして、掘られながらも奴は勃起していた……。

2回、奴の中に出した果てた。中だしを初めてして満足だった。
肩で息をして、トイレの床に寝転がっている美しい男の裸を眺めた。
どれだけ汚しても汚し足りないと思うほど、美しかった。
髪の毛を掴んで、立たせる。
「お前もイけよ」
自分でも驚くほどの低い声で、俺は命令した。
うつろな目をして、右手を必死に動かす姿もまた美しかった。

俺が奴を弄んだのは、その日が最初で最後だった。
翌日から、奴を見かけることはなくなった。
恐らく、コンビニは辞めたのだろう。
その気になれば、探し出すこともできると思う。
でも、俺はそうしなかたった。
美しい若者の、輝かしい未来まで汚す必要もない。

俺は、あれだけの思い出をくれたイケメン君に、心から感謝している。
 
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