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2018/09/22 02:10:10 (KvjOU3TN)
小学生から一緒に遊んでいた、幼馴染のTというやつがいた。
Tはひどく地味なやつで、当時わりと友達がいた自分とは正反対だった。
それでも、なぜかTとはちょくちょく遊んでいて、なんとなく気が合うという感じがしていた。

小6の12月のある日、俺とTは共通の友達の家に遊びにいった。
途中Tがトイレをしにいったので、ふざけて扉を開け、Tのあそこに手を伸ばした。
すると、普通ならいやがるところだが、抵抗しない。
驚いてTの顔をみると、嫌がるそぶりを見せず、むしろ俺の手を自分のそれにあてがっていた。
その瞳は潤み、頬はうっすら上気していた。

その瞬間、俺たちはお互いにゲイであることを知った。

そのままTの家にいき、両親が共働きなのをいいことに、誰もいない家のベッドになだれこんだ。
布団をかぶって、キスをしながら、お互いのものを触りあい、あっという間に果てた。
お互いに、それが人生で初めてのセックスだった。


Tとは別々の中学に進んだ。
それでも月1ぐらいのペースでTの家に行き、Tを抱いた。
待ち合わせはいつも、近くの公園。
それは高校に進学しても、変わらなかった。

ところが高校3年の夏。
いつものように求めあっていると、Tの父親が帰宅した。
Tの父親は少し酒に酔っているようだった。
部屋に向かってくる音がする。急いで俺は服を着たが、Tは間に合わず、裸のままクローゼットに隠れた。
Tの父親はドアを開け、俺を見るなり
「Tはどこだ」
と聞いた。
「わかりません」
といったが、すぐに父親はクローゼットに開け、Tを発見した。
なにしてんだ、お前
という言葉が聞こえたと思ったら、次の瞬間Tは父親に拳で殴られていた。
「お前ら、ホモか」
次々と浴びせかけられる罵声。必死に俺は止めに入った。
すると、今度は自分に拳が飛んできた。
「やめて」
Tが俺の前に立ちはだかると、Tはさらに殴られた。
今すぐ出ていけ。
父親は俺にそう叫んだ。
その時の俺は、その場を一刻も早く離れることしか頭になかった。つまり、逃げた。
Tの腫れあがった顔。自分のリュックをつかみ、家をでた。
最低だ。最低だ。最低だ、、。
途方もない情けなさが、夕暮れの空を滲ませる。


それから、Tとは音信不通となった。



時は流れ、自分は成人式を迎えていた。
もしかしたらTと会えるかもしれない。
いやでも、そう簡単に会えるはずがない、なんたってもう2年も音信不通なんだから。
と思っていると、会場入り口にたむろする顔の中に、あっさりと、居た。

何を会話したか、実のところよく覚えていない。
Tは、俺は何も悪くないから気にしないでほしい、というような話していたように思う。
もう昔のことだから、自分も気にしていない、と。
自分の中で、止まっていた時計の針が動き始めたような気がした。
Tは、とっくに前を向いていたのだ。
自分だけだったんだ。過去に囚われていたのは。

Tと過ごした時間は、自分にとっては生きた証そのものだった。
青春なんて言葉ではとうてい語りつくせない。
Tにもう会うことはない。むしろ合わない方がいいと個人的には思う。
自分は、前を向く。そう決めたから。







勢いに任せて書いたので読みづらかったらすみません。






















 
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