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2014/06/28 15:48:29
(Zj7zEIYq)
それは冬の寒い日だった。
座れないくらいの満員電車に俺と翔太は乗っていた。
しかも、前の列車と間隔が詰まっているのか、急に止まったり
急に動いたりした、おそらく運転手の経験が浅いのだろう。
暖房の効きが悪いのか、暖房を入れていないのか、車内は少し
寒かったので、奥の方の車椅子用のスペースで、俺が列車の進
行方向と逆に、翔太は窓を背に立っていた。
壁壁窓窓窓壁壁壁
壁俺→翔太
壁 ↓
壁
すると、ある駅で遠足か社会見学なのか不明だが、幼稚園か小
学校低学年の児童が大量に乗ってきた。
俺は運が悪いなと思った。(実は良かったw)
キャッキャキャッキャ笑いながら、先生に急かされて乗ってき
たが、身長はオレたちの腰より上ぐらい、しかも元々満員気味
だったので、俺達の周りは、女子児童の集団で一杯になった。
上の方は余裕が有るのに、下の方は満員状態という面白い状態
であったが、電車がガクンと動き出すと、掴むところがない女
子が倒れるように押してきたり、俺が体の前にかけていた鞄を
つかんだり、服の裾をつかんだりしていた。
しょうがないな~みたいな感じで、俺が翔太に苦笑いすると、
なんか翔太は引きつったような顔を返してきた。
どうかしたのか聞いてみたが、イヤ何でもないよ的な返事が返
ってきた。