エロくないです。すみません。
大昔、チェーンの飲食点で店長として働いていたころ。
自衛隊退職斡旋で入社してきた新入社員が居た。
年齢は20代後半、体型はガチムチ、身長は180はあったかな。
オシャレのかけらもない銀縁メガネのクマ髭。
俺と同じ地元だったので近場の店舗という事で、
四六時中一緒にいる事になる。
その頃俺はまだバイなのかな。
彼女もいたような気がする…
でもそいつの事が可愛くてしょうがなかった。
不器用で失敗も多いが、独自の世界を持ってて
興味深いヤツ。
ソイツも懐いてくれてたと思う。
ある日俺が仕事でソイツが休みの日、店に飲みに来ていた。
カウンターでまぁまぁ飲んだ後、店舗の裏の勝手口に段ボールを敷いて寝転んで酔い覚まししてた。
なんとなく気になって、営業中に覗きに行く。
ソイツはすやすやと眠ってる。
何度か覗きに行った時、
あまりに可愛くてそっと口付けした。
本当に触れるか触れないか。
気付かれるとヤバいと思ってたからね。
その後は様子を見に行く度に、そっと口付け。
こっちはドキドキ、幸せだよな。
そのうち目が覚めてアイツは帰ってしまった。
また別の日、仕事明けで2人で飲んでウチに泊まる事になった事があった。
その時は何も無し。
そいつは結局辞めちゃうんだけど、
辞める前に、
「あの時、○さんキスしたでしょ。気持ちよかったから泊まりに行った時気持ちいいことされたかった」
みたいな事言われたんだよね。
クマ髭の女好きのソイツが、そんな事思ってたなんて知る由もなくて、今思えばフェラくらいしとけば良かったと思い返します。
もうアイツと会う事も、連絡先も知らないけど淡い思い出です。