高校生の頃、同じクラスに親しくしていた女の子がいました。付き合う、というほどでは(多分)なくて所謂「友達以上、恋人未満」
みたいな関係だったと思います。そんな彼女にある日、女装させられました。ボクは所謂「美少年」ではなかったのですが、はたから見ると
色白で華奢だったので女の子に仕立てたら面白いかも、と思ったらしいのです。
メイクを施され(どこで覚えたのか、とてもうまくて違和感が全くないのです)制服を着せられて放課後の校内を連れ回されました。前述の
通り、メイクがうまく出来ているので誰からも変な目で見られることはありません。そんな日が2,3カ月続いたあと、今度は体操服にブルマを
履かされ(その頃の女子の体操服はブルマだったのです)彼女が所属していたバレーボール部の練習に参加させられるようになりました。他の
部員には予め話をしていたようです。こんな高校生活は卒業まで2年ほど続きました。卒業後はそれぞれ別々の大学に進学し、時々開かれていた同窓会で
顔を合わせる程度でしたがそれも徐々に少なくなり、最近は音信不通だったのが、先日、街中で偶然再会しました。多分直近の同窓会からも14,5年
ぶりくらいです。近くのファミレスに行き二人きりの「同窓会」で昔話に花を咲かせましたが、彼女の一言にビックリ。「ねえ、また女の子になってみない?」
「いやあ、もう若くもないしなあ・・・。ちょっとムリがあるかもよ」
「大丈夫よ。私に任せて」
結局またやることになりました。その翌週に会うことにしてその日は別れ、約束の日に教えられた彼女の家に行くとメイクを施され女性の姿に。20数年ぶりです。
でもそのあとです。「はい、じゃあ、これ着て」と渡されたのは体操服とブルマ。高校時代のものをまだとっていたようです。まさかいくらなんでもこの日の
ため、ではないでしょうが。
「ちょっとこれはカンベンしてよ。もう若くはないんだし・・・(もう40過ぎです)」「いいじゃない。ちゃんと若く見えるように(メイクを)してあげたから」
そう言われて渋々着用することに。「ほら、鏡見て。そんなに変じゃないでしょ」
まあ、確かに。彼女のメイクの腕の良さに感心しました(笑)。
「じゃあ、出掛けようか」「えっ?外に行くの?」「そうよ。〇〇公園(近くにある運動公園)のジョギングコースを走ってね」
外に出るのはちょっと・・・と尻込みするボクを無理やり引っ張り出し公園へ。周りからは奇異の視線が突き刺さります。いくら普通に女性に見えているとはいえ、
今時ブルマ、はありませんからね。
公園に着くと軽く準備運動をしてジョギング開始。1周2キロのコースを5周、これを途中休憩(といってもコースを1周歩くのですが)を挟んで3セット。周りの
人々の視線に耐えながら走るのです。なんとかやり切って帰ることになったのですが実はまだ終わりではありませんでした。
「お疲れ様。暑かったでしょう?冷たいものご馳走するわね」そう言われて連れて行かれたのは喫茶店。当然ブルマ姿のままです。ここでも(当たり前ですが)奇異の視線に
耐えさせられます。彼女にはアイスコーヒーとケーキを奢ってもらいましたが味なんかしません(笑)。
そのあと店を出て彼女の家に着きここでやっと終わりです。要するにボクは女装調教をされていたワケですね。彼女はいつからそんな「趣味(?)」を
持つようになったのでしょうか。
余談ですが、自宅への帰り際、「また遊びに来てね」と言われました。また同じことをさせられるのでしょうか。それとも、もっと「過激な」ことを
考えているのでしょうか。