生まれて今まで普通の男として生きて来て、恋愛もセックスも普通に経験して来ました。
進学や進路、付き合う女性も全て自分で決め、誰かに指示される生活ではありませんでした。
しかし今の私は、他の男に所有され、全てを支配され、その人の指示に従う生活をしています。
その方の命令に服従する牝、それが新しく与えられた私の人生です。
50近いのに平社員でしかも独身、そんな人が私の職場に転属されてきました。
仕事は真面目だけど、はっきり言って遅くてトロイという印象。
他の社員からも疎まれる存在でしたが、なぜか上司の私には親しく接して来ていました。
そして残業で残っていたのが私とその人の二人だけになった時のこと、「明日は休みなので、軽く飲みに行きませんか?」と誘われました。
私も一人暮らしで一杯飲みたい気持ちだったので、軽い気持ちで承諾したのです。
食事を摂った後バーにも誘われて、カウンターで二人並んで飲んでいた時、急に変なことを言い出しました。
「何となく分かるんだけど、係長さんは尻が感じる体質なんじゃない?」
そう言いながらお尻を触ってくるのです。
いきなりだったのと、微妙な場所だったのでビクッと身体が反応してしまいました。
「ケツが感じて誰かに触られたい、そんな匂いがするんだよね。」
お尻の感覚には気付いていて、自分で触ったり指を入れたりして楽しんでいました。
誰かに触られたらどんな感じなんだろうと思っていても、自分からゲイの世界に踏み込むことは出来ませんでした。
「長年の経験から、ケツマンコを可愛がられたい類の人だと思ったんだ。
良ければちょっと寄って行かないか?」
それは私の性癖を見抜いた上での誘いだったので、むげに断ることが出来なかったのです。
そしてホテルに入るといきなりキスされたのです。
もちろん男同士のキスは初めてでしたが、酒の酔いもあるのかディープになると妙な感覚になっていました。
「係長さんはひょっとして、ケツマンコを女が感じるようにしてほしいんじゃないかな?」
アナルが感じて誰かに触ってほしいとは思っていましたが、女にようになりたいとまでは考えていませんでした。
でもそんな風に言われてしまうと、不思議と女のように扱われることに違和感を感じませんでした。
そして「じゃ一緒に風呂に入ろう。」と言われた時は素直に後に従っていたのです。
お互いの体を洗っている内に、ソープを直接アナルに注ぎ込まれて指を入れられました。
初めて他人から指を入れられる感覚は微妙でしたが、指の本数が増えて掻き回されると、
無意識の内に 「あああぁ~ん!」 という女のような喘ぎ声が出ていました。
「四つん這いになってケツを突き出せ。ケツを可愛がってほしい時は、先ず浣腸して綺麗にしておくことが基本だからな。」
浣腸の経験がないので興味もあり、命令調の言葉にもその時の私はそのまま従っていました。
ノズルを外したシャワーホースがアナルに押し当てられると、お湯がゆっくり流し込まれてきました。
気持ちいいとも悪いとも分からない初めての感覚で、徐々に痛みに変わってきました。
「痛い! 痛いです。」と叫んだ時、
「我慢しろ!!」と言われシャワーを外されました。
「よし、いいぞ!」という許可の言葉を聞いて、排水穴に向かって排泄をしていました。
人に見られながらがショックでしたが、お腹の痛みから一気に開放される脱力感に浸っていました。
「あんたのケツにはこんな汚いものがあったんだ。全部無くなるまで続けるぞ。」
それから何度もシャワーのお湯を入れられると、ぐったりしながらも不思議な快感を感じていたのです。
浣腸でふらつく身体を支えられながらベッドへ運ばれ、抱きしめられながらディープキス。
今度は舌を出せと言われ舌を吸われ、舌を入れられ唾液も流し込まれていました。
そして腕枕された彼の腕の中で、私の秘密の性癖を全て話してしまっていました。
「やはり思った通りだったな。これで調教すればいいマゾ牝になるはずだ。」
その時は言われた言葉の本当の意味が、まだ理解できていませんでした。