私は還暦超えの超熟女装です。大学生時代から女装を始め、社会人になり、30歳で結婚するまで女装を続けていました。
そして50歳を超えてから男性とのSEXの悦びが忘れられず、再び女装を始めました。
まずは大学時代の女装草創期からお話しを少しずつしていこうと思います。宜しければお付き合い下さい。
1 大学時代
大学に入った18歳の頃から女装を始めましたが、元々は中学の頃から女装に興味を持ってはいました。
と言っても中・高校の頃は家に誰も居ない時に母親の下着をこっそり着たりはしていました。
大学に入ってある程度アルバイトなどで自由になるお金が入るようになって女装スナックへ通うようになりました。
ただネットなど何も無い1970年代後半の頃でそもそも女装できる場所が何処にあるかなどまったく分りませんでした。
そしてある日スポーツ新聞に載っていた「女装スナック」の紹介記事を見つけて
大阪梅田茶屋町にある「R」という女装スナックへ意を決して行きました。
そこは女装者とそれを求める男性が集まる店とゲイの方が来る店とに分かれていて当然私は女装者が集まる方へ入店しました。
もちろんメイクは出来ないので店のスタッフの方にメイクをしてもらい、下着や服も無料レンタルで借りて初女装となりました。
店自体は狭くてカウンターに数人とボックス席に4人くらいが座ると満員状態でした。
お店に入ったのが午後4時頃でまだ他のお客さんはいませんでした。
女装したスタッフの方は「6時頃くらいから徐々にお客さん来出すわよ。ほのかちゃん、大学生だっけ。男の人に言い寄られるかもだけど
嫌なら嫌とハッキリ言って良いからね」と言ってくれました。
初めての女装でオドオドしながら私は席の後ろの本棚にある本を手に取りました。
そこには女装者の本が何冊かありましたが、その中で「風俗奇譚」という本が目に止りました。
この本の中に女装者を取り扱ったコーナーがあり、そこを読んでるうちに私の目は釘付けになっていきました。