私45歳独身、不動産会社の課長をしております。
人当たりの良さと、真面目過ぎる性格が災いして、女性と付き合っても結果好い人で終わり、最長でも半年しかもたずにフラれてしまい今に至ります。
なので、恥ずかしながら最近まで私は女性経験がありませんでした。
この歳でようやく童貞は卒業したのですが、厳密に言えば“女性”の経験はありません。
キスの経験は有りましたけど、それも自分からした事は一度も無く、相手からされたというのが現実です。
じゃあ、性欲はどうしていたのかというと、もっぱらAVとオナホ、家には無修正AVコレクションがいっぱい有ります。
いわゆる、ムッツリスケベ中年です。
恥ずかしくて、風俗に行く勇気も無い私は、もう童貞を卒業する事は無いんだろうなと諦めていました。
そんな時に出会ったのが彼女でした。
パブで働いていた彼女、コロナ渦でお店が休業を余儀無くされ、派遣社員として私の下で働く事になったんです。
まだ23歳の彼女、良く気が利き、水商売の女性だと色目で見ていた自分が恥ずかしくなる程、真面目な良い娘でした。
20歳以上も歳の離れた私に、良く尽くしてくれて(もちろん仕事上で)、部下として以上の感情が無かったと言えばウソになります。
その彼女が、コロナ渦が終わりお店を再開する事になり、この春で辞めてしまいました。
最後の日、彼女から1枚の名刺を渡されました。
“女装パブ◯◯ 沙羅”
「これ、私の名刺、課長ぜひ遊びに来て下さいね!」
女装パブ?
「みんなにはナイショですよ、私、本当は女じゃ無いの」
そっと私の手を取り、スカートの中に導き自分の股間を触らせた。
付いてました、私と変わらぬ大きさの塊が。
全く気付きませんでした。
数日後、彼女の店に行きました。
すぐに私に気付いた彼女が、奥のボックス席に案内してくれました。
女装というキーワードに、もしかしたらという思いの通り、隣の席ではキスしながら互いの勃起したモノを握り合い、男性客の方が女性の股間に顔を埋めて咥え始めた。
彼女の話によると、表向きは普通のパブらだけど、性的サービスというかハッテンは自由らしい。
もちろん、店内での本番行為は禁止だが、隣のラブホテルに連れ出しはOKらしい。
中には、ホテル代をケチってトイレでする客もいるらしい。
彼女もそうなのかと思うと、今まで描いていた真面目な彼女の印象が崩れガッカリした。
その思いが顔に出ていたのか、彼女が私に言った。
「私はしないよ、触らせるくらいはするけど。でも、課長なら何してもいいよ、お店終わったら私の家に来る?」
そして、彼女が唇を重ねて来た。
舞い上がってしまった私は、一気に出された水割りを飲み干し、彼女の唇に舌を入れながら貪りキスをした。
その後の記憶は無い。
目が覚めると、私は全裸でベッドに寝ていた。
布団を捲ると、私の胸を枕に同じく全裸の彼女が寝息をたてていました。
自分のチンポを触ってみると、射精した後のようなヌメリがあった。
「おはよう、課長本当に初めてだったの?あんなに激しいセックス初めてよ」
目を覚ました彼女が、笑顔で私の顔を見つめながら言った。
悔しい、覚えていない。