その日、私は、泊まっているお部屋に来てくださった男のひとと体を重ねていました。
紳士的な言葉遣い、指遣いの彼のペースで愛撫され、私は彼が入ってくる前に、かなりテンションが上がってました。
ショーツに恥ずかしい染みができてしまうほど感じていた私は、
「お願い、入れて」
とおねだりしてしまいました。
彼は仰向けになると、
「自分で好きにしていいんだよ」
と言います。
私はまず、彼のものを口に含みました。
ピチョ、ピチョ、ペロッ…
「気持ちいいよ」という彼の言葉が嬉しくて、私はますます舌を激しく動かします。
隆々と立ち上がった彼のものに、私はまたがりました。
腰を沈めていくと、彼が私のなかに入ってきます。
「ああん、…はい、ったぁ」
私が上下動を始めると、彼は両足で私を固定するように押さえます。
「あン、気持ちいい、当たってるわぁ」
私の敏感な部分を、彼のものが刺激し始めました。
そのまま跳ねていると、突然、一人エッチの時のような感覚になってきました。
えっ?わたし、どうなってるの?
少し不安になりながらも、あまりの快感に、止まることなくわたしは動き続けました。
次の瞬間でした。
自分のにはさっきから指一本触れていないのに、「出てる」んです!
「いいんだよ、もっと気持ちよくなって」
「え? 私イッてるの?」
「うん、ドクドク出てるよ」
「…やだ、恥ずかしい」
初めてのトコロテンでした。
一人エッチの時と違って、そこで醒めないんです。
私は狂おしいほどに腰を動かし続けました。
やがて、彼が「ああ、いきそうだ」と声をあげ、最後は私の中で満足してもらえました。
彼が去ったあとも、私は余韻にひたっていました。
しあわせ。