前回投稿した「御主人様との出会い♪その2」の続きです。
アダルトショップを出た後、車は最初に彼と会った公園へと戻っていました。
公園に着くまでの間、信号で停まるたびに唇を奪われ、走行中もずっと太ももを優しく嬲られ続けた私を、何とも言えない疲労感が包みます。
それでも彼に促されるまま、ふらふらと車から降りますが、普段履き慣れていないヒールということもあり、数歩とせずよろめいてしまいます。
そんな私を、彼が抱き寄せます。
その抱き寄せられた瞬間の力強さと、腰に回された手の優しさに、
私は女装姿で公園にいる事の恥ずかしさも忘れ、甘酸っぱい幸せを感じてしまいました。
そうしてしばらくカップルのように公園内を歩いていると、歩いていく先に公衆トイレが見えてきます。
そして、彼の足取りもそこへと向かっていました。
(犯される)
そう思った瞬間、疲れで朦朧としていた頭の中が恐怖心でいっぱいになります。
しかしそれは本当に一瞬の事でした。
(・・・でも、犯されるって決まった訳じゃないよね)
(本当にやばくなったら逃げればいいんだし)
(もっと気持ちよくなれるかも・・・)
(大丈夫。その気になれば逃げるくらい簡単だよ)
(だから、もう少しだけ・・・、もうちょっとだけ・・・)
私の頭を満たしたはずの恐怖心は、
すぐに無数の、そして何の根拠もない「言い訳」や「期待」に蝕まれて消えてしまいました。
特に抵抗する素振りを見せない私を連れてトイレに入ると、彼は私を個室へと押し込みました。
彼に寄り添う形で何とか歩いていた私は、もたれ掛るようにタンクに背中を預けて便座に座ります。
これから起こることへの不安と期待で、どんどん興奮が大きくなってしまいます。
そんな興奮を彼に悟られないよう、乱れた呼吸を何とか整えようとしているときでした。
「さて、何を期待してるのかな?」
嬉しそうにそう言う彼の目線は、私のスカートへと向けられています。
見ると紺色のスカートの股間あたりが不自然なほどに盛り上がっていました。
興奮を悟られまいとしながら、一方で全く興奮を隠せていない自分の姿が恥ずかくて、一気に顔が熱くなります。
でも、仕方ないんです。
出会ってから今に至るまで、彼は恋人同士のような蕩ける口づけと太ももやお尻への愛撫を執拗にしてきましたが、私の『そこ』には一切触れてきませんでした。
だからといって、我慢できずに自ら慰めるような浅ましい姿も晒したくはありません。
結果、放置され続けた私のそこは、タイツ越しに感じるスカートの裏地との微かな衣擦れにさえ反応してしまうほど、敏感になってしまっていました。
私は、彼に気付かれているとも知らずに、身じろぎを装いながら必死にスカートの裏地に擦りつけ、じれったい快感を貪ります。
でも、さんざん焦らされておいて、今更そんな微かな刺激で満足出来るはずがありません。
そして、そんな私の心を折るように彼が言います。
「いまオナニーしたら、最高に気持ちいいだろうな」
意識的に考えないようにしていたのに、彼のその一言のせいで私ははっきりと想像してしまいました。
この状態でオチンポを思いっきり擦りあげれば、どれほど気持ちいいか。
この場で欲望に身を任せて精を迸れば、どれだけの快感が得られるか。
それまで我慢していた反動か、一度考えてしまうとその妄想は際限なく私の心を侵していきます。
続きます