私は女装して、定期的に不特定多数の男性と関係を持っています。
女装し始めの頃は、家族がいない時の自宅やホテルの室内だけで女装し、自分の女装姿を見ながらオナニーをしていました。
しかし、室内女装だけではマンネリ化して、刺激が少なくなったので、女装のまま外出する様になりました。
最初は自宅や宿泊したホテルの近くを深夜に散歩するだけでしたが、徐々に行動範囲も拡大して車で遠出す様になりました。
これから書かせて頂く体験は、その頃体験したお話です。
その日も家族が寝静まった頃に女装して、車で出かけました。
その頃、よく行っていた場所が高速道路のサービスエリアでした。
まず、ETCを使わずに高速に乗り、サービスエリアの自販機コーナーをウロウロしたり、無人になった女子トイレに入り、洗面コーナーで鏡に映る自分の姿を見たり、携帯で動画を撮ったりして、最後に料金所の人にスカートの中を見てもらうコースがお気に入りでした。
その日は金曜日だったせいか、深夜なのにサービスエリアには、いつもより多くの人がいました。
私は、女子トイレの入口が見渡せる場所に車を停めて、助手席に座りなおして、女子トイレが無人になるタイミングを待ちました。
昔、テレビで海外の探偵が車で張り込みをする時、運転席ではなく助手席に座ることで、停車した車のなかに長時間いても怪しまれないというテクニックを紹介していたことを覚えていたので、私もそれに倣うことにしていました。
確かに、その状況を見れば、ほとんどの人が運転者が帰ってくるのを待っていると思ってもらえて、不審に思われることは少なかったです。
男性の私が女子トイレに入るのは、建造物侵入罪になる可能性があるので、慎重に女子トイレが無人になるのを待って車を降りました。
車のサイドウィンドウを鏡代わりにして、身だしなみをチェックしてから、なるべく女性らしい歩き方で駐車場を横切り、女子トイレの通路に足を踏み込みました。
この瞬間が、最も緊張する時で、男性は踏み込んではいけない空間に入り、自分が犯罪者になる瞬間でした。
女子トイレの通路の右手には身体障害者用の大きな個室があり、通路の突き当りを左に曲がると広いトイレになっていました。
私は、まずトイレの通路を隈なく回り、無人であることを確認してから、洗面コーナーに戻り、無数にある鏡に自分の姿を映したり、携帯を洗面台の上に置いて自分が歩く姿を撮影したりしました。
しばらくすると人が、トイレに入ってくる気配がしたので、私はトイレの入り口に背を向ける様に洗面台の前に立ち、化粧直しをしてるフリをしながら、鏡越しに入ってくる人を確認しました。
トイレに入って来たのは、ジャージ姿で茶髪の若い女性でした。
彼女と鏡越しに一瞬目が合いましたが、私の女装がバレた気配はありませんでした。
しかし、彼女が個室から出てきて、洗面コーナーで私の姿をじっくりと見たら、私が女装した男だとバレる恐れがあるので、私は一旦女子トイレを出ることにしました。
車に戻る途中の女子トイレの通路で、先程の若い女性とよく似た身なりの女性とすれ違った時、その女性が少し驚いた表情をしました。
私は、女装がバレたと思い、少し早足で自分の車の助手席に戻り、女子トイレの入口を見ましたが、彼女の姿は既にありませんでした。
もし、彼女が私の女装に気付いていたら、私が何処に行くのか、目で追っていたはずなので、私は彼女に女装がバレなかったと思い安心していました。