『あした仕事昼までだから帰りに寄ります。買い物つきあって。あしたはミニスカでお願いしまーす。』
ゆうこさんからのメールにわくわくしながら、土曜の朝から着ていく服を選んで、メイクをしていました。前にちょっとだけミニスカートで散歩した時、ものすごく股間がスカスカで、とっても不安なのに気持ち良かったのを覚えています。ちょっと車とかが通っただけで、自分の下半身が丸出しになるような感覚で、恥ずかしい感じで手で押さえながら歩いていました。
(女装して歩いている事自体、恥ずかしいんですけど…)
私はその時と同じ赤のチェックのプリーツのミニを履く事にしました。膝上何㎝かは分からないのですが、その下に履いた黒の網ガーターの上のレースとガーターベルトがやっと隠れて見えない位、歩くとちょっとガーター履いてるのが見えるくらいです。
プリーツでヒラヒラしてるから余計に見えちゃってる?かも。さすがにミニなので、黒の紐パンを履きました。
トップスはどうしょうか迷いながら、取りあえず黒のタンクトップで髪をブローしているとドアをノックする音がしてゆうこさんが来ました。
「おつかれ~!真里ちゃん。ちょっと休んでから行こー!ぅわーぁ!かわいいぢゃん!」って言いながら持ってきたビールを私にわたして、自分のビールを開けて飲み始めました。彼女はデニムのミニスカにピンクの編み目の大きい網タイツ、黒の胸あきTシャツのしたにピンクのタンクトップで、黒のブラジャーのストラップが見えていました。急いで来たのか肩から下の髪が濡れていました。彼女は
「うーん・上がイマイチだぞー。もう一枚タンクトップ重ねてみよ!」
って言うので、黒の下にグレーのタンクトップを重ね着する事になりました。
更にそのしたに赤のブラジャー、彼女と同じように肩に赤のストラップが見えています。そしてバッグからヌーブラを出して、
「これ、いれてみてよ!」
って。ブラジャーの下に入れてみると、いい位にタンクトップが膨らみました。彼女にメイクを直してもらいながらどこに行くの?と聞くと、
「新宿、丸井いこうよ!」って言います。
確かにうちの駅からは10分位だけど、女装して電車で新宿に行くなんて!
動揺している私を見て、
「だーいじよーぶ!この間もみんな気付いてなかったでしょ!いけるよ!」
って、はげまされました。最後に、私の髪を横で2つ縛りにしました。前にも書いたのですが私の髪は腰くらいまでの茶髪なので、横で結んでも胸の下まであります。それを見て彼女は言いました。
「セーラームーンだ!!」
二人で笑いながら玄関を出ました。
彼女はスエードのフリンジがついた白っぽいベージュのブーツ。私は赤のエナメルブーツ。
笑いながらも、近所の人に見られないようにコッソリ、駆け足で出ました。
とても天気が良い日で、私のエナメルブーツがキラキラ光っていました。彼女は少し離れて見ながら、
「う~ん、パンクだねー」って、また笑いました。
そして手をつないで駅へ向かいました。