高校時代の親友の朋美がレズであることをカミングアウト、さらに私のことが好きとコクられました。
どう対応すれば、どう答えれば良いのか、わからない私に
「ごめんね…できることなら今まで通り付き合ってくれれば…」
そうするつもりでした。
でも朋美のことを妙に意識してしまって…
『朋美のことが好き?…まさか、そんなはずはない。朋美は親友であってそれ以上でもそれ以下でもない。それに私はレズじゃないし…』
朋美への想いを否定すればするほど、想いが強くなっていました。
「綾乃…あなた最近ヘンよ。やっぱりレズの私と付き合うのはいや?」
「そうじゃないの…私…朋美のことが好き…」
「綾乃…」
朋美は私を抱きしめキスしてきました。朋美の唇はやわらくて…
キスだけでドキドキクラクラ…
初めての彼との初めてのきてでも、そんなことなかったのに…
「綾乃…ウチに来る?」
私は無言でうなづきました。
朋美の部屋に入るなりふたりは抱きあってキス…
「綾乃がどれほど欲しかったか…わかる?」
「ごめんなさい…朋美の想いに気づかなくて…」
「綾乃が欲しい…良いでしょ?」
「うん…私も朋美が欲しい…」
ふたりの発した言葉はそれだけでした。
朋美が私も求め、私の口からは言葉にならない声がでるだけ…
私が朋美を求め、朋美の口からは言葉にならない声がでるだけ…
朋美に『逝く』って感覚を教えられました。
朋美も私との行為で、初めて、逝ったそうです。