こんにちは。
先日、「若いころ、実業家の女性と関係していました」というタイトルで投稿させていただいた者です。
思っていた以上にコメントを頂いたので、自分の体験の中から改めて少しお話をさせていただきます。
私は、転居を挟んで二つの街で、女性向けの性的なサービスの仕事を続けてきました。
途中で何度か仕事を辞めて他の仕事に就いたりもしましたが、結局この仕事に戻ってしまいます。
いろんなお客様と出会いましたが、今でも忘れられない人が何人かいます。今日はそのことについて書かせていただきます。
当時、私は20代前半、今ほど女性向けの性サービス、ましてやレズビアン向けのサービスなど、一般には殆ど知られていませんでしたが、30-40代の働く女性を中心に常連のお客様がいて、素敵なお姉様達との毎日は刺激的で楽しかったです。
そんなある時、新規のお客様からの問い合わせがありました。
メールには自身が60代であることが書かれていました。慣れないガラケーで頑張ってメールを打ったことが文面からも読み取れました。
メールには昔から女性への興味があったものの、それを封印して生きてきたこと、せめて一生に一度だけでも女性と触れ合いたいということが書かれていました。
文章を読むだけで、彼女の切実とした想いがよく伝わってきました。
同僚のキャストの子達もそれは感じていたようですが、50代お客様ですら殆どいない中で、その方の年齢に皆腰が引けていました。
オーナーが断りの連絡をしようとした時、思わず、「私が行きます!」と手を上げてしまいました。せっかくの思いでメールをくれたのに、断られたらどんなにつらいだろうかと思うと、放ってはいられませんでした。
最年少である私の意思に、オーナーも他のキャストも驚いていました。
お会いする当日、指定されたのは駅前やホテルではなく、高級住宅街の中の古いお屋敷でした。
20年近く前にご主人と死別なさり、お子さん達が独立してから彼女は一人で住み続けて来たそうです。
お会いして、年齢は60代ではなく、実際には70歳を超えていることが一目で分かりました。当時20代前半私にとっては、祖母のような人です。
けれど、上品で優しげな雰囲気に、「この人を気持ちよくさせてあげたい」と心から思いました。相手の方は、想像以上に若いキャストが来たことに驚いていて、お客様であるにもかかわらず、本当にいいのかと私に何度も聞いてきました。
その方は同性とは初めて、セックス自体数十年縁がなかったということで、最初は軽いタッチからキスをして、その日は終始ソフトなプレイのみでした。
けれど、彼女の少女のような美しい性器を見た時、私の心に、なんとも言えない愛おしさがこみ上げてきました。
別れ際に、是非また自分を利用してほしいことを伝えると、それからも何度か私を指名してくれました。
しかし、年齢的にハードなプレイができないのに、お客様として利用してもらうことの申し訳なさと、私自身、彼女に仕事で来ていると思われたくなくて、4回目ぐらいからは仕事ではなく、プライベートな関係として彼女の家に行くようになりました。多分、私の方が彼女に恋をしていたのだと思います。
プライベートで会うようになってからは、時間の縛りもなく、ゆっくりお話ししたり、肩を揉んであげたり、穏やかな時間を過ごせました。
もちろん、セックスもしました。半年ほど経つ頃には、指や玩具を使ったプレイもできるようになりました。
けれど、親子以上の年齢差、そして私の若さゆえの旺盛な性欲から、私たちはすれ違うようになり、結局、一年ほどで関係は途絶えました。
あれから10年程度。彼女が元気でいるかどうか分かりませんが、素敵な人と幸せにしてくれたらいいなと願わずにはいられません。