布団も被らずに爆睡するM。わたしは眺めながら、「男だったらビンビンになってるところだよおおおぁ!」心のなかで叫んでおりました。キスしたい衝動に駆られ、彼女の顔の両脇に手を着くも、それ以上はやはりできず。この友人関係を崩すわけにはいかなかったからです。これからも共に活動する仕事仲間である彼女と、あんなことやこんなことをしてしまうと今後の活動に支障が出ることは目に見えています。だから、できなかったんです。彼女の足先から頭のてっぺんまで、いやらしい気持ちで眺めながら、生唾を飲み込んで何度目かのとき、ふと(Mをマミとここからは書きます。)マミがうっすら目を開けました。「今何時~…?」いつものおふざけキャラなしゃべり方とはちがう、可愛らしい声!「24時半くらいだよー。ここで寝る?」あえ、ここで寝るかと聞きました。マミはナツキともう一人と、三人部屋だということで「うん、ナツキたちがまだやることあるらしくて、それが終わったらあっち戻る~」といってまた寝ました。
いつの間にかわたしの気持ちは決まっていました。この子に何もできなくても、一緒に寝ることはできる…。そして、あっちから求めてくれればこっちはし放題なわけだ。せこいことを考えていた。
自分も歯磨きなどを済ませ、床につく準備をした。寝ようとしたとき、テレビもついていて、なんだか騒がしいと感じた。「テレビ消すね」半分独り言、半分マミに言った。そのまましばらくわたしは寝転がりながら、彼女のうなじから背中に透けるブラの跡までのラインを見つめていた。その体に張りつくTシャツの中に手を滑り込ませたい。そんなことも考えた。「電気も、消すね」「うぅ…ん」寝言で返事するところもかわいい。わたしに背中を向ける格好だったマミは、仰向けに戻った。大きいとは言えないが胸の膨らみが見える。わしづかみにして荒々しく揉みしだきく、そんな映像が頭の中に映し出されて、自分は本当に、この間まで男子に恋する乙女だったのかと疑わしくも思った。
胸の膨らみを気にしつつ電気を消した。