《お断り》奥様との秘め事からかなり省略致しました。悪しからず！！！ 二人の立場が逆転したのは奥様（純子）の豪邸に住み込みする様になって3年目の頃です。純子の旦那（竜二）がある組織とのﾄﾗﾌﾞﾙで相手側の幹部クラスの人間を配下の者に拉致監禁を指示し、日本刀で片腕を斬り落とし重傷を負わせたして、傷害容疑で逮捕された後でした。竜二は逮捕される前の日の夜、純子に「ワシが逮捕されたところで〇〇〇との抗争は避けられへんさかいオマエは暫く身かわしとけや。エエなぁ？」「ウチは大丈夫や。若いモンも付いてくれてるしな。それよりアンタ、今度は長うなりそうやなぁ？」「ほやのぉ～笑」「はぁ？呆れた（笑）笑い事や無いっちゅうねん」「まぁ～生きてる内には出てこれるやろ？」「ホンマ呑気な人や（笑）」「ﾊﾊﾊﾊﾊﾊ。さぁ～明日は早いさけもう寝るわ。ハイ、お先やでぇ～おやすみ」「はい、おやすみやす」そう言うとさっさとリビングを出て行きました。その後で純子が一つ溜め息をつき「ホンマに呑気な人やろ～理恵ちゃん？懲役も慣れなんやなぁ」とポツリ。やはりどこか寂しげな感じが漂っていた。私はこれが極道の宿命・極道を愛した女の生き様なんやと思い悲しくなった。そして翌朝、竜二は警察へ出頭した。私達は竜二を見送った後、抗争に巻き込まれない為に、有馬温泉～城崎温泉～皆生温泉～こんぴら温泉～道後温泉～宮浜温泉～別府温泉をまわり、そして沖縄で長期滞在することにした。
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