ゲイになるきっかけではなく、
将来同性愛者になるかもしれないと決定づけられた出来事です。
私が中学生で女性の身体に興味津々の年頃にそれは起きました。
駅内のトイレで用を足してたところ、
隣の小便器に40代から50代の男性に来ました。
するとその男性はおしっこをしながら
上半身をこちらに傾けて、
私のおしっこが出ているペニスをじっと見ていました。
私は怖くなりなんとか隠そうとしましたが、
おしっこがまだ出ていたので何もできませんでした。
結局出し終えるまで、男性にじっと見られてました。
わたしは尿を出し切ると急いでジッパーを上げ、
即座に立ち去りました。
後ろを振り向いてもその男性は追って来ず、
安堵のため息を漏らしました。
その日はずっと嫌な気持ちでしたが、
恥ずかしく誰にも言えずにいました。
やがて月日が経つにつれ、だんだんと思い出すこともなくなりました。
現在、私は同性の方と経験したり、ハッテン場に行ったり
マッチアプリで相手を探しています。
今思い出すと中学生の時の体験は
普通の人にとって怒りが沸くほど酷い体験でした。
しかし私はそこまで感情が高ぶりませんでした。
しかも今の私は男性の性器に性的興奮を覚えます。
あくまで他人に迷惑をかけない範囲でです。
ですので、その男性がどうしてあのような行動に走ったのかも
少しわかる気がします。
あの時、誰かに助けをもと求めたり、
大きな声を出して追い出すことができたら。
私は同性愛嫌悪者になっていたかもしれません。