あれは小学校5年生くらいだったか・・・
映画館で痴漢に遭った。相手はおっさんだった。今と
違ってシネコンのような綺麗な映画館はなく場末の匂い
がしていた。
最初は自分の身に何が起こったのか理解できなかった。
男の自分が触られている・・半スボンからはみ出る太
ももを這いまわる手が信じられなかった。怖くて無抵抗
の僕をみすかすように、手が太ももから股間に迫ってき
て、「止めてください」震える声で断ると呆気ないほど
簡単におっさんは席を立っていった。その後もドキドキ
は止まらず異様に興奮したのを覚えている。
不思議な事に、その後も何度か痴漢に遭った。映画館、
電車・・僕はそんな美少年ではないのに・・強いて言
えば男のくせに「止めろよ」ときっぱり断れない気の
弱さにつけこまれたのか・・そのすべての経験が刺激
的で、映画館で隣におっさんが座ったり、電車で身体
が密着するともしかして・・とドキドキする自分がいた。
とはいえ、そのままゲイの世界にとびこむ気はなかった。
僕は顔は普通(だと思う9が、体系がややポッチャリ平たく
言えばデブに近いので女性にもてたとは言えないが一応素人
女性とのエッチ経験はあったし、ある時期からは風俗にのめ
りこんだ。社会人になり金の余裕ができてからは給料の大半
をつぎこんだ。ソープやヘルスだけでなくイメクラやSM系な
どマニアックな世界も経験した。しかし、暗闇で遭うあの
刺激を超える経験はなかった。
色々ネットを探るうち上野の成人映画館の存在を知った。
経験談を読み漁るだけで勃起が収まらかった。自慰もエスカ
レートし、お尻の穴に指を入れるまでになった。お尻は風俗
でアナル舐めや前立腺責めで開発されていたのだ。
すぐにでも行ってみたい、そう思ったが、僕はじわじわ
触られるのが好きで集団に襲われるプレイに興味はなかった
し、老人中心というのも気がのらなかった。
しかし・・・欲求は高まるばかり・・意を決して魔窟に
飛び込む決心をした・・