私は38才の既婚、基本ノーマルです。男性と性行為など考えてもいませんでした。
S君は会社の後輩で、当時19才の、いわゆるオタクというか、無口で眉毛も繋がってて、不気味な雰囲気さえもった子です。身長は私より少し高いですが、体重は私の三分の二ほどしかなく、私の勤める鉄工所ではハッキリ言って不向きなタイプです。案の定、半年程でクビというか、辞めていきました。
私は、その頃からS君の事が気になっていたのかもしれません。
S君が辞めてから約1年後、車で信号待ちをしていると、歩道をウロウロしながら青信号になるのを待つ歩行者が目に入り、ハッとしました。Sくんでした。
私は声をかけ、車を脇に止め「久しぶりだなぁおいS!」などと話かけ、無反応な彼を半ば強引に食事に誘い車に乗せました。
ファストフードを一緒にたべたのですが、見た目通りの少食っぷり。食べかけで残したハンバーガーを「もらうぞ」といって食べました。彼はジッと私が食べているところを見ていた気がしました。
クルマに戻り、たわいもない話をしているうちに私はさっきの彼の視線を思いだし、胸が熱くなってきました。
「S、お前彼女とかいねーの?」
いるわけないんです。
「いません。」
「欲しくないの?」
「そういうの興味ないです。女とか…」
ここからまさかの展開なんです。
「マジで?じゃ男好きか(笑)」
「…。」
「なんかいえや」
「女よりは…。」
「マジかー。」
「あんまり驚いてませんね。」
「そうか?」
しばらく沈黙。
私は願ってもない展開に、
「俺とか相手にしたいと思う?」
「えっ、冗談ですよね、結婚してるじゃないですか。」
「いや、冗談だけどさ、もしセフレにするぐらいの程度で考えたらの話よ。」
「それなら、ありですね。」
しばらくまた沈黙
「男も好きなんですか?」
「んなわけねーじゃん…。でも…、S、お前は好きだ。」
「なぁ、何でも言うこときくしよ、何しても良いから、ちょっと1回やってくんないか?」
「僕、ヤったことないから大丈夫かな。」
「まぁなんとかなるって。頼むよ。」
「それなら、まぁ。」