悪癖ってエスカレートするようです。
確かに初めて嗅いだ幼い妹の性器の臭いはくさかったけど、その後はあの臭いに強い執着はなかったような……
それなのに◎◎◎の汚臭への憧れは増すばかり、困ったもんです。
妹も呆れてしまい今では諦めて笑っているだけです。俺が特に気に入った◎◎◎の汚パンツをジッパーに入れてコレクションしてるのを知ってる妹です。
つか、◎◎◎も知ってるんだよね。
「パパさぁ?ナンかさ?◎◎◎のパンツがときどき無くなるんだけどさ、捨てた?」
◎◎◎にそう言われたことがあって、
「ん、……捨ててはいないけど」俺
「けど?」◎
「パパの宝物にしてる」俺
「……?、あー、そゆこと?」◎
「ん、新しいの買ってあげるからさ、パパ、大切にするからさ」俺
「あはははっ、そなんだ、ならイーよ、パパにあげるね?」◎
そんな風なやり取りのあと◎◎◎がそのコレクションを見たいと言い出してききません。仕方ないので小さなアルミのアタッシュケースの中に入った10枚程のジッパーを取り出して見せました。
「名前でしょ~?、日付と、……このさ、星のマークはなに?」◎
「ん、それは……臭いや汚れの素敵さのランク」俺
「えーっ、じゃあこの星5つってさ」◎
「ん、5つ星、最高ランクってこと」俺
「げっ!、マジか」◎
「マジ」俺
「集めてとーするの?」◎
「どうするって、……、時々ね、使う」俺
「げっ!、嗅いだり?」◎
「ごめん、……してる」俺
「そんなに◎◎◎のこんな臭いが好きなんだ」◎
「ん、どんな香水よりいい臭いだと思ってる」俺
「んー?そなんだ……でもさ?星5つって一枚だけだよね」◎
「そうだな、それが最高のやつ」俺
「あははっ、そっか、わかった」◎
「わかった?って?」俺
「次からさ、5つの増やしてあげるね?」◎
「イヤじゃないの?」俺
「イヤなんかじゃないよ、こんなにタカラモノにしてくれてんだから」◎
思わず抱き締めて濃厚なキスをしてしまいました。
それから5つ星の汚パンツコレクションは増え続けています。
まあ、状況次第で洗濯機行きの残念なものもたくさんあるけどね。
この腐った性癖にも困ったものです。
我ながら……
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