あと一時間ほどで家に着きます。
でも、帰る前に寄り道をしないといけなくなりました。
二人とも大喜びでたくさんイチゴを食べました。
□□□が家で待っている妹のためにお土産を買うんだと言ってカードを出そうとするから笑ってしまいました。
まさか2年生の子供に支払いをさせたなんて妹に殴られます。
自分達の分も、妹の分。そして□□□がどうしても自分で買うと言って聞かない2パック。不思議に思ってたら◎◎◎が耳打ちして教えてくれました。
「おじーちゃんとおばあちゃんの……」と、
しゃがんで□□□に
「あのな?□□□がうちの子になってくれるなら、□□□のおじいちゃんとおばあちゃんはな?、◎◎◎のおじいちゃんとおばあちゃんになるって事なんだぞ?、だから、それもパパに買わせてくれよ」と、
少しの間、俺の顔を見つめたあと頷いてくれました。
苦労は子供を大人にして、そして優しく、暖かい心を育てるに違いない。
亡くなったというママはもちろん、その祖父母もきっと優しい方々なんだろう。
おじいちゃんは脳梗塞で介護を受けているらしいけど、□□□がイチゴを持って行ったらどんなに喜ぶだろうか。
□□□を預かる事を報告していなかったのでご挨拶も兼ねて立ち寄ってから帰ります。
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