「エッチなパパが大好きなんだってよ」
妹が笑って言います。
「へえ、ヤッパ変わってるよなアイツ」
妹が淹れてくれたコーヒーを飲みながら返事をすると
「エッチってさ、愛があれば最高に幸せな行為じゃない?……逆に愛がなければさ、最悪の虐待でもあるけどね」と妹。
「俺は……どっちなんだろ」半ば本心の俺。
「バカね、あの子にしてるのってさ、可愛さ余ってのことなんでしょ?あの子もそれが分かってるからパパと楽しんでんじゃん」
そんな妹の言葉に救われる思いがしました。
「いまだにあの子をヴァージンのままにしてんのがその証拠……ね?」自分はお気に入りのジャスミン茶を飲みながら妹が言います。
「だって、それはまだ体がヤバイからだよ」
俺がそう言うとティーカップをガラステーブルに置いて恐ろしい事を言いました。
「私なんかさ、そんなのあの子の頃にはとっくに亡くしてたわ」と、
「えっ?、だって、叔父は……」そう言いかける俺を横目でチラッと見て
「入れるのは何もさ、チンポだけじゃねえからさ」
「あ?……オモチャとかか?」俺が驚いて聞くと可笑しそうに笑った妹が
「何だとおもう?」
「バイブとかじゃねえの?」俺
「あははっ、……ナス」妹
「ナス?……え、ナス?」俺
「そ、カワイイ妹のヴァージンを奪ったのはね?野菜のナスでした」妹
「…………」俺
「そんなだったらさ……大好きだったにーちゃんにヤらせてあげるんだったなぁ、って……」妹
妹の肩を抱き寄せると、しっかりと抱き締めました。
「ひどい目にあわせてごめんな……そんな野郎だと知ってれば、俺……」
背中を擦って頭を撫でました。
甘い妹の香りを嗅ぎながら謝る俺を妹が逆に慰めてくれます。
「昔の話だしさ、……それにさ、今から私たちを誰よりも可愛がって幸せにしてくれるんでしょ?……だから、いいの」と、
そして急に顔を上げると
「そんなことよりさ!、お腹の赤ちゃんの名前、決めてくれたの?」と言うんです。
「いや、どっちか分かんないからさ」俺
「りょうほー考えるって言ったじゃん」妹かフクれます。
なんか、こんなに幸せだと逆に不安になってしまっているアホ兄です。
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