まだ千佐子は帰りません。
LINEも無し……
もしも待ち合わせの駅前で会ったとするならば彼是四時間も楽しんでる事になります。
あのオヤジのタフさはビデオで知ってはいても本当に感心するほどです。
実の娘でしか興奮しねえとかふざけた事をぬかすエロオヤジです。
しかも、優美の本当の父親です。
本人は多分優美が自分のタネで娘が孕んだ子供だと
知らないようだけど……
今頃どんな事を二人でやってることやら。
まあこちらも優美で楽しんでるからいいけどね。
ひかるとも遊びました。もちろん性行とかはしてません。
ただ……
優美が習慣で昼ご飯を食べると和室に用意してある専用の布団で眠ってしまいました。
するとひかるがウチに来たんです。
多分、優美のお昼寝を狙って来たんだと思います。
「優美ちゃんは?」玄関で小声で尋ねます。
今眠ったところだと答えると
「入ってもいい?」と聞くので招き入れました。
和室の中をそっと覗くと
「閉めてもいい?」と聞きます。
パパが頷くと開けてあった和室の引き戸を静かに閉めました。
二人でソファーに並んで座るとひかるが尻をずらして体をくっつけて来ました。
「おばさん、出掛けておじさんさびしい?」こまっちゃくれた事を言います。
「んー、でもひかるとこうして居れば幸せだよ」と言うと
「ほんと?、へへへ、……うれしー」と笑います。
そしてこう言いました。
「あのね?ひかる、おじさんにお願いがあるんだ」と
「お願い?、なんだろう、おじさんにできることなら何でも言って」肩を抱きました。
最近流行りの肩だしのTシャツです。ひかるの体温を手のひらに感じながらひかるの髪から香るシャンプーの香りを嗅ぎます。
「あのね?…ダメならいいんだけどね」
控え目なひかるの体を抱くように引き寄せると額にキスをして
「なあに、言ってごらん」と言うと
「あのね?今みたいに二人の時だけ、おじさんのこと、パパって呼んだらだめ?」
胸が熱くなりました。
様々なひかるの寂しい想いが抱き寄せたひかるの体の温もりから染み込んでくるようでしたから。
寂しいんです。
ひかるはパパに体の喜びなんかより父親の愛が欲しかった事にはじめて気がついた一言でした。
自分が愛されたい、その一番身近な手段として自分にエッチな事をしたいと思っている隣のおじさんにすり寄っていたんです。
「あなあんだ、そんなことかぁ、もちろん全然オーケーだよ、ひかるみたいなかわいい娘ができたみたいで嬉しいくらいだよ」と答えると
「よかったあ~、パパ、ありがとう」照れながら嬉しそうに笑います。
今日のひかるは黒の肩だしシャツ、胸に派手なプリントで下は横に細い白いLINEに何かの文字が書いてあるミニスカート、ナマ足です。
「パパ?」照れ笑いをしながら囁きました。
「なあに?ひかる」
「へへへ、ひかるにさわりたい?」と言うんです。
悩みました、ここは正念場だと思いました。
破滅への道を選ぶか引き返すかの分岐点でした。
「ひかる、おじさんにパパになって欲しいってほんと?」と聞くと
「うん、ほんとだよ」と言います。
「そっか、おじさんもスゴく嬉しいよ、だから聞いてくれるかな」
「うん」目を大きく開けてまっすぐな深く黒い瞳を向けて答えました。
「パパになるにはね?ひとつだけ絶対におじさんが守らなきゃいけない事があるの」
「んー?」不思議そうな顔をします。
「それはね、自分の子供には絶対にエッチな事をしちゃいけないって事なんだ」
「…………」真剣な顔でまっすぐに見つめられます。
「だから、ひかるのパパになるならもうひかるにエッチな事をしないって約束をしないといけないんだよ」
ゆっくりと頷いたあと
「おじさ、、あ、パパはひかるとしなくてもいいの?」と聞きました。
「ひかるは大好きな女の子だし、かわいいし、きれいだしとてもいい子だからそんな子とエッチはおじさんも正直に言うとしたいよ、でもねパパになるならパパの方からひかるにエッチをしようとしちゃダメなんだ」
「んー、……わかった」頷くいい子です。
でも、そのあと
「ひかるがしたいって言えば?」と、言葉尻を逆手にとる賢い子でもあります。
「ひかるにエッチの気持ちよさを教えたのはおじさんだからね……」そう言うとクスッと笑い、
「パパ、でしょ?」
「ごめん、パパがいけないんだよね、だからひかるの方からパパにエッチな事をして欲しいって言うならしてあげるよ?でも、もうパパからひかるにエッチをしようっては言わない、それでいい?」懸命に諭します。
「うん、パパ、わかった」輝くような笑顔で答えます。
「だから優美ちゃんにはしてないんだね」と言いました。
ドキッとしました。
優美にそれとなくパパに自分のようなエッチなことをされてないか聞いたんだそうです。
「優美ちゃんね?パパはそんなことしないって怒られちゃった」笑いました。
優美の賢さに助けられてホッとしました。でも、
「パパがひかるとしてる事を優美に話したの?」心配はそこです。
頭を左右にふると
「ううん?してない」と否定します。
「じゃあ何て聞いたの?」と不安な心持ちで尋ねると
「あのね、優美ちゃんのパパって~優美ちゃんのここ触ったり変な事とかしない?って聞いた」
そしてパパの心配を見透かしたかのようにニヤニヤ
「ひかる、絶対に誰にも言わないから心配しないでいいよパパ」と言いました。
優美が起きないのでそのままひかるは帰りました。
玄関でひかるに声をかけます。
「勇輝お兄ちゃんには気を付けるんだぞ」と、
靴を履きながら
「うんっ、わかってる、大丈夫」と言ったあとパパを見上げて
「もしまたされたらパパ、助けてくれるんだよね?」と、
「ああ、そんときは勇輝をブッ飛ばしてやるから逃げてこいな、夜中でもいいからかならずおじさんとに逃げてくるんだぞ」と答えると
「おじさんじゃないでしょ?パパでしょ」笑いました。
ドアのノブに手をかけて少し考えたあと振り返ったひかるが
「ひかるからしたいって言えばいいんだよね?」
「あ、いや、まあ……」
まあ、とにかく帰り道の第一歩です。
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