一般的な男ではどんな理由があったとしても千佐子の性癖に付き合えることなど到底できませんよね。
千佐子が沙絵の部屋に通っていた頃、そして形ばかりの夫として籍をいれた頃には想像もできなかったんだと思います。
自分の歪んだ……まあ、平たく言えば子供にしか性欲を感じない精神疾患を抱えていることは千佐子の前では懸命に隠していましたから。
何度も同じ事を繰り返すけど初めて千佐子と会ったときの衝撃を忘れません。
お尻まで届く長くサラサラの髪を風に揺らして、まるで小学生の女の子が姉の高校のコスプレをしてるかのようでした。
玄関先でペコリと頭を下げて、声まで子供の声でした。
「あの、お姉さんは居ますか?今日やくそくしてたんですけど」と、
神様など信じなかった。
自分の腐った性癖を呪っていた。
千佐子を見たとき、この子なら一生愛して生きていけると思ったんです。それからは千佐子ばかりを見ていました。
昼も夜も千佐子のことばかり考える毎日だったんです。
こめんなさい。
もう聞き飽きましたよね。
でも、優美とはまた違う意味で可愛くて可愛くて……かわいくて仕方がないんです。
今でもです。
だから、手放さなくて済むように姫の言葉を必ず守ります。
どうか、力を私に……
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