あれから沙絵からのLINEもないし、殺伐とした会話が続いたので心を休めに日常の出来事でも……
AEONに三人でお買い物でした。
暑いせいかいつもは店舗前のパーキングには停める場所探しにぐるぐるするのに意外にすんなり停められました。
優美がママの後をカートを押してついて行きます。
その後ろから私も……
練り物売り場で妻が立ち止まると後ろから来ていた親子に追い越されました。
母親と娘です。
母親は肩を出した派手な服装であまり……な、感じ、
娘は後ろから見る限り10歳位でポニーテール、黒の肩出しシャツに小さなパツパツのショートパンツ。
カートに寄りかかって前屈み、お尻を突きだしていました。
日焼けした太ももと膝の裏側がセクシーな長い足を自慢げに晒して歩きます。
癒しとばかりに眺めているといつの間にか妻が横に並んで私のお尻をポンポン叩きます。
気まずそうに妻の顔を見ると小首を傾げてニヤニヤしながら優美に聞こえないように小声で囁きました。
「可愛い子、お尻がセクシーね」と。
「まあ、ね、最近の子は本当にみんなスタイルがいいよな」と、照れをごまかしながら答えます。
「同じようなの持ってるよ、なってあげようか?」
「マジで?、じゃあしっかり目に焼き付けておかないとな」とその子を振り返って見ると、母親と目が合ってしまい慌てて視線を優美に戻します。
妻が吹き出すのを堪えると私の尻をまた叩いて
「ばかね、ママにしかられるよ?あとであの子になってあげるから、あまり見ないの」と笑います。
全くいいパートナーになってくれたものです。
沙絵がなにを仕掛けて来たって必ず守って見せる。
あらためて固く心に誓いました。
今夜はあのポニーテールに肩出しシャツ、ダメージのパツパツショートパンツの子にイタズラプレイです。
「ホントにやったりしないでね、優美もいるんだし、」と心配そうです。
「ちーちゃんが居れば絶対に大丈夫、」と答えると困ったような顔を作って
「責任重大だわね、純の妻は」とため息をつきました。
明日はもう一度沙絵と交渉です。
どこまで沙絵から本音を引き出せるか、……
つか、こちらが引き出されないようにしっかりしないとです。
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