2012/10/06 22:17:43
(2Kd.PgQF)
間違って途中で投稿しちゃった(^^;)
続けますね。
傷つく事を恐れ先に進めなかったある日、彼女からもう直ぐメールが出来なくなるので、今日で最後のメールです。
あなたに一度会いたい、来てくれなくても待ってます!と待ち合わせ場所と時間を書いた一方的なメールが来た。
たまたま仕事が休みだった俺は少し警戒しながらも行ってみることにした。
当日指定場所で待っていたが、約束の時間を10分過ぎても誰も現れなかった。
数日前にテレビでそのように呼び出してマヌケな面を遠くから眺めるイタズラが流行っていると言うのを見ていた俺は、あぁ、これもやっぱり悪戯かと帰ろうとしたとき、遠くからこちらに一直線に走ってくる女の子の姿が目に入った。
メールで書いてあった特徴と同じ、髪の毛が腰まである、髪の長い黒髪の真面目そうな子だった。
一気に緊張がピークになった。
女の子は俺を見つけると、○○さんですか?
と声をかけてきた。
あぁ、イタズラでなくてよかたったと安心しながら、とりあえずお茶する事に。
女性に慣れていない俺は緊張で口の中がカラカラになりながらも、彼女との会話は弾んでいき、彼女が5才下の大学生と言うことがわかった。
せっかくなのでどこかに遊びに行こうと言うことになり、まだ出来たばかりだったお台場に行くことに。
移動の電車中も会話は弾み、どんどん打ち解けて行き、お台場につく頃には緊張もしなくなっていた。
内心、こんな子が彼女だったらどんなに幸せだろうと思いながらも、期待してまた傷つくのは自分だぞと相反する気持ちでいた。
恋人同士のように寄り添いながらお台場海浜公園を歩いていたとき、突然彼女が駆け落ちってどう思うかと聞いてきた。
まだ交際すらした事のない子供だった俺の答えは家族に祝福されない交際は不幸だという物だった。
彼女は少し遠くを見るような、寂しそうな表情をしながら、心から愛した人との関係を邪魔され、一緒になれないのなら、究極の逃避として心中もありだと思うと語った。
でも子供だった俺は、死ぬくらいの覚悟があればどんな事でも出来る!死ぬのは良くない!と熱く語った。
その後、少し沈黙が続き、穏やかな秋の天気の中、ただ散歩するだけの時間が流れた。
突然、彼女が沈黙を破った。
実は彼氏がいて、彼氏が風俗に行った。
なぜ行ったのかと問い詰めたら、お前は胸がないからつまらないと言われ、元々コンプレックスだった事を言われ、物凄く落ち込んだ…と。
それを聞いて若かった俺は、そんな糞野郎は許せない!そもそもセックスは愛情表現で、快楽でするものじゃない!風俗なんて糞野郎の行くところだ!とちょっと興奮して言った。
同時にこんな良い子にそんな糞野郎が彼氏で、自分が先に出会っていればどんなに大切にしたか…、絶対に傷つけたりしなかったのに…と、とても悔しく思った。