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2013/01/30 02:24:08 (GT2pHoe5)
1月下旬になると思い出す。


もう・・・かれこれ30年前だったか・・・


いつもの場所で、いつもの時間に待ち合わせしていた俺。

この場所は初めて、俺と彼女の家族と出逢った場所であり、それ以降俺と
彼女、彼女の家族とも待ち合わせする場所だった。

いつもなら俺が「ごめ~ん、今日も時間に送れちゃったなぁ~」と、
言いながら近寄ると、「いつものことだもんね、お仕事大変だから、分か
ってるわょ」と言ってくれていた。


あの日、俺が初めて時間前に着いた夜だった。

「あは。いつも遅れてくるから、そのつもりで来るんだな。こりゃ驚くだ
ろうな」と思って、待っていた俺。


ひとり佇み、タバコを吹かし待ってた。


雨の降る夜だった・・・


1時間が過ぎ、やがて2時間過ぎようとしていた・・・。

俺も「おかしいな?」と思い、彼女の自宅へと電話した。


彼女との交際は、彼女の両親公認の仲。

「あれ、誰もいないのか?、おかしいなぁ」と思って公衆電話を切った
俺。


そこへ彼女の妹がやってきた。

「お姉ちゃんが!」 

そう叫びながら俺の元へとやってきた。

その言葉で俺は全てを察知した・・・・

今の時代のように携帯電話もない時代。

妹と共にタクシーに乗り込み、俺は彼女の元へと急いだ!

車中で「何があった?!、どうなった?!!」


妹から返ってきた言葉で、俺は今迄に味わったことのない虚脱感に襲わ
れ、溢れ出る涙を拭うことさえも出来なかった。

俺が病室に着いた時、既に彼女の顔には白い布が被せてあった・・・

「どうして?!、何故だよ!!」

そう叫びながら俺は彼女の遺体に縋りついた。

あの夜、彼女は俺との待ち合わせ場所へと向かう途中に車に跳ねられ、病
院へと搬送されたが間もなく息を引き取ったと聞かされた時、俺は何が何
なのか・・・理解さえしたくない心境に襲われていた。

彼女のご両親から「今夜は傍にいてくれないか」と言われ、俺は彼女の遺
体と共に実家へと赴き、ひたすらに彼女の傍にいた。

「このまま俺も連れて行ってくれよ・・・どうして俺を残して逝くんだ
ょ」

俺の人生で、あれほどまでに涙を流したことはない。
父親が死んだ時よりも、涙が溢れ出てきていた。

葬儀まで俺は、彼女の傍を離れることが出来なかった
離れることなんて考えられなかった・・・それが本音だったかな。

「ねぇ~、子供は何人欲しい?、あなたのことは私が1番知ってるから、
私だけを見て過ごしてね。私もあなただけしか見てないし、これからもず
っと、あなただけを見て生きていくからね」

いつも仕事の愚痴を言う俺に、「大丈夫! あなたなら大丈夫だよ!。頑
張って!。私が、いつも傍にいるからね」


彼女との会話だけが俺の頭の中で掘り起こされていた。

葬儀も終わり彼女が火葬場へと着き、いよいよ最期の別れとなった時、俺
は本当に気が狂いそうになるほど彼女の名を叫び続けた。

焼かれた彼女の亡骸を箸で拾いながら、俺は彼女の骨を手で掴み上げ口に
入れた。

「俺の中で、永遠に生きていろよ!、俺はお前を愛しているから!」

そんな想いで、俺は彼女との永遠の愛を誓った!。


夜、葬儀を終え俺は帰路に着く中で、車を運転しながらも涙が溢れ出して
止まらなかった。
走る高速道路のライトが、まるで空港で着陸する飛行機の誘導ライトのよ
うに思えてならなかった。
そのライトが涙でぼやけて見える中、「このライトを目印に俺の下へと降
りて来いよ!。俺は今、ここにいるんだぞ!。みえるだろう?!。ここだ
よ!。ここにいるんだよ!、早く降りておいで!」

そう叫んでいた・・・

俺は今でも、この時期になると思い出す・・・・1月下旬の雨の日

 
俺は彼女が俺の前から消えてから、結婚して子供にも恵まれた。

だが、その婚姻も「離婚」と言う結果になり、子供を引き取り育ててい
る。

俺は今も思う


俺が最も愛した女は、ただ・・・ひとり・・・・


いつか、あの世で再会したら 昔のように俺の日頃の愚痴を聞いてもらい
たいなと思っていた。

「大丈夫!、あなたなら大丈夫だょ、私が見てるから!頑張って! シッ
カリ子供達を育てなさい!」

そんな言葉が俺の頭の中で聞こえる時があるんだ。

「どう?、あれで俺の子育ては良かったのかな?」と、あの世で言えるよ
うにならなきゃと思って俺は今を生きている。



 
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8
投稿者:(無名)
2015/08/12 09:11:15    (wZBKzDUb)
あなたが離婚せず結婚生活が順調なら
こんな作文かかなかったよな。
ちなみに、その彼女が生きてたとしても結婚生活うまくいかなかっただろね。
7
投稿者:けんた   1-erodaisuki
2015/07/17 03:22:30    (Xb7qQc1g)
ファイト!
俺も似たような経験があり、未だに命日にはお墓参りしてますよ
6
投稿者:(無名)
2014/02/15 21:14:03    (uvDJMMp9)
頑張れ!!

5
投稿者:(無名)
2013/05/20 11:30:33    (AohpSNIU)
台詞といい、シチュエーションといいもう使い古されているような話。
これ読んでみんな泣ける?
これ読んでみんな信じる?
久しぶりに腹たったわ
4
投稿者:(無名)
2013/03/26 12:08:01    (vnjj/X/s)
ベタなお話ですね。
昔の恋愛ドラマを観て書き込みしたのかな?
3
2013/02/04 16:50:50    (vZROSsxT)
人それぞれ捉え方があると思いますょ。

ここ だからこそ 書いた部分もあります・・・。

そして、ここ に書いたからこそ、貴方は この文章を読めたと思
います。

何が、まともで、 何が まともじゃないのか・・・

人は皆、それぞれに色んなものを抱え込んだり、色んなことを経験
して生きていると思います。
私は この思い出があるからこそ、今を生きていられると思ってい
ます。

泣ける話・・・ここに書いたけど、自分では泣ける話とは思ってま
せん。
自分自身が泣いた話であって、この経験を糧にして今迄「生きてこ
られた」と思ってるのです・・・ょ。

2
投稿者:(無名)
2013/02/01 02:00:12    (PTMa6TxL)
言葉が出ないような辛い話…頑張って下さいって思いたいけど、
ココでの貴方の書き込みは見たくなかった。もっと、まともの所で見たかった。
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