私はお姉が結婚する相手が母親のかわいい人だとて勘づいていた。
でもブラコンの私には理想的なオニイチャンになってくれそうだったから、あえてそれを黙殺する道を選んだ。
その選択は間違ってなかった。
私達一家は円満に暮らした。
婿ではないけど女所帯なので同居してくれたのだが、その真の理由は母との密接な関係があったからだと思っている。
私はおにいさんとの関係に満足していたけど、やっぱりどんどん欲が出てきた。
女としてもかわいがられたかった。
それは私たけが我が家で肉の関係ではないという、置いてけぼり感も煽った。
おにいさんはいざとなれば私も受け入れてくれるという思いは築けていた。
あとはきっかけだけ。
失敗できないという思いで慎重にならざるえなかった。
そんなある日、チャンスはふいに訪れた。
その日はおにいさんだけが所用で留守な祝日だった。
親類が危篤状態になり時間の問題となり、母とお 姉が急遽お見舞いとお別れに出掛けた。
とりあえずもしもの事になっても、一度は戻るというのでおにいさんには連絡しなかった。
ところが、そのおにいさんが具合が悪くなってと早く帰宅してきた。
おにいさんはお風呂を沸かして湯に遣って汗をダラダラ流し、薬局で買ってきた高めの栄養ドリンクと風邪薬を飲んだ。
これでぐっすり汗かいて寝れば、初期症状の風邪は治せるという。
私はダルそうに説明する話の内容より、腰巻きタオルだけの姿に気を奪われていた。
まだ中年には早いがお腹も出てないしキレイな体だった。
しばらくして冷たい水や冷えピタを持って寝室に行くと、暗い部屋の中で全裸のおにいさんが倒れるようにベッドに転がっていた。
一見具合が悪化したのかと思ったけど、のぼせてしまったようだ。掛け布団を掛けるのも億劫で倒れこんでしまい、そのまますぐに猛烈な睡魔が襲ってきたらしい。
ただ、おにいさんの胯間は病気とは思えないほど屹立していた。
なんとなくベッドに裸のままだから条件反射のように胯間だけ元気になってしまったと言い訳してたけど、本当に熱があったから嘘でもなさそうだ。
だけど、そんなの見せられた私からしたらたまったものじゃない。
「ちょっと待ってて!」
私は急いでシャワーを浴び、バスタオルだけで寝室に戻った。
おにいさんはうつらうつらしていた。
私はバスタオルを取り、おにいさんの背中に抱きついた。
事態に気づいたおにいさんはダルいのも忘れるほど慌ててたけど、私はあっためてあげると引かなかった。
そのままの態勢で色んな話をした。
胸のうちを暴露したあとに、それでもおにいさんが好きって告白し、なしくずし的に私からキスをし体を求めた。
騎乗位なんて初めてだったけど、動くのが億劫なおにいさんの代わりに頑張った。
私がおにいさんを抱いたようなセックスで最初は結ばれた。