あれは25才の今頃。
男子校から理系大学に進み、女性との接点が無いまま、彼女いない歴と年齢が同じになっていた俺。
今までに数度告白して全て惨敗していた俺は、恋愛とはテレビの向こうの世界のような、自分には手の届かないものと諦めていたし、自分は世界の誰からも必要とされていないという錯覚に陥っていた。
ヤリマッセだかヤリメッセだかエロサイトを見て悶々とするのが日課になっていたある日、掲示板に胸が小さい事が悩みだという書き込みを見つけた。
俺なら自分を必要とさえしてくれればそんな事気にならないのにという思いから、その女の子に外見より中身なんて奇麗事を言うつもりは無いけど、胸の大きさは僕にとっては些細な事で、そういう男もいるから自身を持って!と励ましのメールを送りました。
それがきっかけとなり、彼女と頻繁にメールするようになりました。
メールの内容から彼女は優しくては真面目だけど、ネガティブな子という印象を受けました。
期待してまた傷つく事を恐れていた俺はメル友から先へはすすもうと