泣ける話に書こうかと思ったが、やっぱりこっちに書く。
「火垂るの墓」という不朽の名作がある。
大戦中に幼い妹を守ろうとしていたお兄ちゃんの話し。
夏になって終戦記念日が近づくと、テレビでもやるアレ。
アニメだけど、あの映画を観て泣かないひとは、まずいない。
どうすりゃ、これだけ悲しいお話が書けるねん!と作者を恨みたくなるく
らい、あの映画には泣かされる。
ほとんどの人がそうだと思う。
俺もそのひとり。
マジで涙腺ブチ壊れたんじゃないかと思えるくらい泣ける。
2時間、ほとんど泣きっぱなし。
いや、ほんとに。
どれだけ泣けるかというと、オープニングの段階から泣く。
それもストーリーの出だしじゃなくて、配給会社が画面に出た段階で泣く。
マジで。
あの愛らしい節子ちゃんがこれから死んでしまうのか思うと、それを想像
しただけでしこたま泣ける。
とても感動する名作のはずだが、なぜかうちは爆笑の嵐に。
どうも、泣くまいとすればするほど、情けない泣き方になるらしい。
取り敢えず家では王様を気取ってる俺。
それが「ううっ・・」とか言って、鼻水垂らしながら泣いてるもんだか
ら、ヨメとふたりの娘が笑うわ笑うわ。
涙まで流して笑ってやがる。
感動して泣けよ・・。
というわけで、「火垂るの墓」が放送される晩は、家長の威厳まるでなし。
だからあの映画、嫌い・・・。