俺のあてにならない予想ですが、FとかGとかくらい、あったんじゃないでしょうか?
続きです。
やってしまったあとに言うことじゃないと思いますが、俺は奈美さんに言いました。
『息子さんが治療を頑張ってる中で、お母さんがそんなことではいけないんでは?』
奈美さんはわかってる、そう言いながらも続けました。
『旦那は私がいないことをいいことに遊んでる。私のこっちでの生活、旦那の支援は無しなんです。息子にかかるのは旦那ですが、私の生活は、私の実家からの支援なの。私の生活まで支援してたら、娘にも支障きたすからそうしたんだけど、それをいいことに遊んでる旦那が、なんか許せなくて』
ふむふむと聞いてました。
そう言えばご主人って、病院で見たことないな~と思いました。
それもそのはず、息子さん入院しても、一度も来てないと奈美さんは言いました。
自分の息子が入院なのに?と思いました。
『そうゆう旦那なの。家族に対する思いがない』
でも奈美さんも家族を裏切った行為をしたわけです。
『息子が治ったら別れようかな、そう思ったから抱いてもらったんです』
当時俺29才独身、間違っても奈美さんと結婚など考えてないわけです。
『そこまで尚也君に期待はしてませんから』
そう言って含み笑いを浮かべてました。
こんなのでいいのだろうか?
釈然としない気持ちを持ちながら、帰りました。
親父が退院しました。
奈美さんの息子さんは、たまには俺に会いに来て下さいねと、笑顔で親父と俺を見送ってくれました。
でもお母さんとそうなってしまい、俺は息子さんの顔を、まともに見れませんでした。
奈美さんはちょうど買い物で不在、いなくて良かったなと思いました。
もう奈美さんを誘わないようにしよう、そう思ってました。
奈美さんとそうなって、親父が退院して、奈美さんと俺は連絡を取ることなく過ぎた一ヶ月ほど。
突然奈美さんからまたメールが来ました。
どうしても会いたい、そんな内容でした。
俺は返事すべきか迷いました。
もうあの親子をそっとしておいた方が、そう思ったからです。
でも俺は思ったんです。
あのとき避妊せずに行った行為、外に射精したとはいえ万が一ってことが、頭に浮かんだのです。
用件は何ですか?一文メールを返しました。
即電話がかかって来ました。
息子さんが同じ治療を継続するとなり、一時的にお母さんは帰っていいですよ、となったそうです。
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