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人妻との体験

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カテゴリ: 知り合いの人妻
掲示板名: 人妻との体験
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1:ぶっとんだ人妻
投稿者: サクマ

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2022/03/27 19:31:51(jSj4bea1)
2
投稿者: サクマ
ラブホテルの一室で目が覚め、隣には下着姿で俺から昨夜、婚約指輪を貰ったという女、手にしたスマホには昨夜婚約指輪を突き返した元カノなりたての女からの着信。この状況で落ち着けと言う方が無理だ。俺はすっかり慌てて夏美からの着信を受ける。スマホから夏美の声が響く。サクちゃん、大丈夫?昨夜かなりショック受けてたから心配で。俺は夏美の心配しているという声に喜んだ。もしかしたら夏美は昨夜、家に帰って心を変えてくれたのかもしれない。プロポーズなんて急だったから。俺はなんとか気を落ち着かせ、大丈夫。いやこちらこそ昨夜は急に変なコト言ってごめん。びっくりさせたよね。来週でもゆっくり話そうよ。視界の端で、下着姿の女の呆れる意思表示の大袈裟なジェスチャーが見える。俺は視界に入らないように反対を向いて通話口を手で覆ってちょっと今朝はバタバタしてて、来週また連絡するからと言った。通話口が短く沈黙した後、夏美の小さな声が聞こえて来た。サクちゃん、私達もう会わない方が良いと思うの。俺は、頭をガツンと殴られた気がした。どこまで脳天気な男なんだろう。プロポーズを断られ、落ち込んで1人でタクシーにも乗れないくらいに落ち込んでいた男を死なれちゃ困ると心配して翌朝に連絡してきた女に、びっくりさせてゴメンね。来週また話そうって。馬鹿か…。俺は恥ずかしくなり、そりゃそうだよね。来週は話そうとかじゃないよね、何言ってるんだ俺。ごめん、ごめんと慌てている俺のスマホが取り上げられた。振り向くと下着姿の女が俺のスマホを手にしている。女はスマホに向かって大きな声を上げる。ねーあんた、昨夜この男振った女でしょ?何、中途半端にいい人ぶって、振った男に電話してるの?何、俺を捨てないでくれとか、まだ愛してるとでも言わせたいの?俺は慌てて下着姿の女からスマホを奪い返す。スマホから夏美の興奮した声が響く、何?誰?今の女!今どこにいるのっ!何?今の言い方っ!俺が慌てて、夏美ちゃん違うんだ。知らないひとなんだよ。俺の声に被さるように夏美の声が俺の耳をつん裂く。何?貴方、人に昨夜プロポーズしといて翌朝は違う女と一緒に居るんだ!あり得ないっ!通話が切れた。最低の女ね。良かったじゃん。そんな女と結婚しないで。下着女は俺に向き直って言う。なんで勝手に電話出たんだ?俺が言うと何言ってんの。情けない。婚約指輪返した女が中途半端な憐れみで電話してきたんだよ?男ならスッパリ切りなさいよ。と女が言う。確かにその通りだ。それどころか俺のプロポーズを断った彼女の心変わりを期待した。さらにはもう会わない方が良いと、ご丁寧に2日連続で振られた。俺が黙り込むと、元気出しなよ。サクちゃん。と俺の頭を小突いてきた。上品な淡い水色の下着。長い手足の白い肌。肩までの艶やかな黒髪。少し垂れ目気味の大きくて優しげな瞳。わたしの名前、覚えてる?プロポーズした女の名前を忘れちゃうんじゃ、そりゃ振られるわ。仕方ないか昨夜、凄い酔ってたもんね。でもメチャ楽しかったよ。私はカオリ。サクちゃん今日は休み?そう言ってカオリは、にっこりと俺に笑いかけた。俺はごめんなさい。昨夜は色々あって凄い勢いで飲んじゃって。カオリさん。はじめまして、僕は雄一。佐久間雄一でサクちゃんって呼ばれてて。サクちゃんはユウイチって言うんだ。ユウイチって顔じゃないね。私の知ってるユウイチは2人ともマトモじゃない。ユウイチ界にもちゃんとした人居るんだねと言ってカオリがクスッと笑う。いたずらな笑顔が魅力的だった。カオリは、サクちゃん改めユウちゃん。今日が休みなら朝ごはん一緒に食べに行かない?わたし、もうお腹ペコペコ。と言って下着から覗く白い腹をさすった。そうだね。確かにお腹空いてる。もう今日が何曜日なのか分からないくらい二日酔いだけど、土曜日だよね?休みだからどっかご飯行こうか。とお腹をさすっておどけているカオリに言った。決まり。じゃあわたしシャワー浴びてきちゃう。先にシャワー使って良い?カオリはタオルどこにあるんだろうと洗面台あたりを探っている。
...省略されました。
22/03/27 20:40 (jSj4bea1)
3
投稿者: (無名)
次が待ち遠しいです!
期待して待ってます!!
22/03/27 21:10 (A5b0TIZ/)
4
投稿者: ヒデ
続き楽しみに待ってます!
エッチを期待すると言うより、なんか良い話になりそうで楽しみです。ただ、ぶっとんだ人妻となってるから何か有るんでしょうけど?
22/03/27 21:18 (l5JI41yY)
5
投稿者: サクマ
俺たちはそれぞれシャワーを浴び、身支度を整えるとインチキな南国ムードの部屋を後にした。

ラブホテルのエレベーターの中で俺はカオリにところで昨夜はしたのかな?と尋ねた。
カオリは貴方ってスーツ着たままセックス出来る特技でも持ってるの?と返してきた。

俺たちは表通りに出ると目についた定食屋のチェーン店に入った。それぞれに食券を購入しテーブルに着く、カオリは店員が運んできた水のグラスを差し出し、あらためて乾杯。よろしくね、ユウちゃん。と言ってきた。

俺はカオリのグラスに自分のグラスを合わせて、乾杯。カオリさん昨夜は有難う。ところで聞くのが怖いんだけど昨夜の事聞かせてくれる?

店員が俺たちが頼んだ定食を運んでくる。カオリは店員に礼を言いながら俺の顔を見てクスクス笑う。
全然、何も覚えていないの?

俺は、恥ずかしい。なんとなく君とバーで笑い転げていた事とか、ラブホテルに行っちゃおうみたいになってふざけながらホテルに入ったこととかボンヤリ全体的には覚えているんだけど細かいところがあやふやでと答える。

あら。じゃあ昨夜の1番のハイライトを覚えていないの?と言って左手を上げる。カオリは指から指輪を引き抜くと、これはちゃんとしまっておいて、いつか、ちゃんとした彼女が出来た時に渡してあげて。カオリはそう言って俺に指輪を手渡してきた。

俺は指輪を受け取って暫く眺めた。この指輪を渡したら夏美は笑顔を見せて涙ぐむはずだった。
現実は涙ぐむどころか突っ返され、今は初めて会った女に大事にしてと手渡されている。

俺は指輪をジャケットの胸ポケットに入れると朝定食の納豆をかき混ぜながら、我ながら可笑しくてかぶりを振った。

カオリは楽しい女性だった。会計士をしているという彼女は時折とびきりの笑顔を見せて俺の話を聞いてくれた。カオリの話によると俺は昨夜、時折彼女が仕事帰りに寄るというバーに12時近くにフラッと1人で入って来たのだという。

カオリの隣のカウンター席に座るとビールを頼み、いきなり指輪を取り出して、今日僕はプロポーズをしたんですが思い切り断られましたと言って俺は大笑いをし始めたそうだ。

それからバーテンダーやカオリ、常連のカップルと本当は今頃幸せの絶頂の筈だったのにと言う話を面白可笑しく話し出し、閉店まで店全体を巻き込んでの独壇場だったらしい。

閉店で店を出ると先に勘定を済ませて出ていた俺が店の前で指輪を眺めて突っ立っていたらしい。カオリがお兄さん、大丈夫?と声を掛けるとさっき迄の勢いは何処へやら。何がいけなかったんだろう。俺たちの付き合いって何だったんだとうずくまったらしい。

面倒見の良いカオリは酔い覚ましにと近くに朝方までやっている居酒屋に俺を連れていってくれ、そこで俺はウーロン茶を何杯もガブ飲みし、カオリさん有難う。これは今日のお礼です。もう渡す女性も居ないし、持ってても仕方ないからと手渡したらしい、その後何度も要らないと言ったが頑として俺が受け取らず、無くしてはいけないと指に嵌めたとの事だった。

そうこうしてる間に飲み物のラストオーダーと言われて、最後に飲み直そうよとラスト三杯づつはいけるでしょと俺が店員にそれぞれにウーロンハイ3杯づつとオーダーして、すっかり2人で店が閉まるまで盛り上がり、店を出て通りに出たもののタクシーがつかまらず駅前まで歩こうになり、道すがらにラブホテルを見つけ、泊まっちゃう?というノリになったと言うことだった。

俺は頭を抱えて、いやー酷い。すみません酔っ払いに付き合ってもらってと頭をかいた。
やっぱり指輪くらい渡さないとお詫びにならないと笑うとカオリは、そうね。考えてみたら指輪貰う権利あったかなぁ。昨日の酔っ払いかたは。とケラケラと笑う。
でもさぁ。指輪受け取るワケにいかないのよね。
日本だと犯罪じゃない?重婚って。
わたし実は人妻だったりするのよねと言って破顔一笑する。

俺は、今まさに飯を口に放り込もうとした箸を止めて口をあんぐり開けて彼女を見る。
カオリは可笑しくてたまらないといった具合に文字通り腹を抱えて、そうなの。信じられないでしょ?でも可笑しいの。実は人妻なんだよねぇと笑っている。

俺は激しくむせた。
慌てて茶を啜って、なんとか息を飲み込み、結婚してるんですか?とやっと声を出した。

カオリは返事をする代わりに魅力的な笑顔を見せて俺に頷いた。
22/03/27 22:55 (jSj4bea1)
6
投稿者: サクマ
いくら酔っていたからと言え、知らなかったとは言え、どうやら手は出してないらしいとは言え。
俺は他人様の奥さんをラブホテルに連れ込み朝帰りをさせた。

俺はまた目眩を感じる。動悸が早くなって心臓が口から飛び出しそうだった。

カオリさん、すみません!奥さんだなんて知りませんでした。昨夜帰ってないし、朝帰りとか大丈夫なんですか?旦那さんに連絡しないと、俺なんかあったら、奥さんとは何も無かったと出るとこ出て証言しますっ!俺は慌てて最早、自分が何を口走っているのか分からなくなった。

カオリはそんな俺の姿を見て、また爆笑する。
暫くヒーヒーと声を上げて笑ったあと、ユウちゃん大丈夫。厳密には大丈夫じゃないか。と笑いながら続ける。
わたしね旦那と別居して長いの。今は離婚調停、真っ只中。だから厳密にはアウトかな。でも別に何も無かったんだし大丈夫でしょ?

凄い慌て様ね。真面目なんだなぁユウちゃんは。ウチの旦那はガンガン浮気しまくってバレても平気でシラを切るような男だったの。そのくせ自分の浮気が原因のくせに離婚したく無いってゴネてるの。ヘンな男でしょ?ちょっと世の中に対して体裁繕わなきゃならないような仕事の男だから離婚は困るらしいのね。そのくせ別居するなら、地元で噂になりたくないから他の土地に行けって言うのよ。どうも周りには母親が具合悪くて暫く実家に面倒見に帰ってる事になってるらしいの。馬鹿馬鹿しい。とカオリはかぶりを振った。

世の中な対して体裁を繕わなきゃならない仕事?何だろうか?議員?市会議員あたりだろうか?そう言われてみると、やってることも言ってることも破茶滅茶だがカオリはどこか雰囲気や着ている服に品がある。

カオリは、ねぇその玉子焼きとこの何だか分からないコレ取り替えない?と言って確かに何だか分からない炒めものの様なものが入った小鉢を突き出してくる。

俺は思わず笑って、何だか分からないモノと交換は嫌だなぁと答える。カオリは、もーらいっ!と言って俺の玉子焼きをひとつ摘んで口に放り込むと美味し。と笑った。

ねぇ。これからどうする?今日休みなんでしょ?デートしようよと何度見ても思わずドキッとしてしまう魅力的な笑顔をカオリは見せる。

人妻さんとデートして良いのかな?と俺は戸惑って口にするとカオリは笑いながら人妻に婚約指輪渡す男がなんでデートを躊躇するの?と笑いながら俺の顔を試すようないたずらな表情で覗き込む。

俺は笑って、そりゃそうですね。じゃあデートしましょ。と頷いて返した。

カオリはやったー!と箸を持った手を上げてはしゃいだ。その可愛らしい仕草に俺は心奪われた。
ねぇ。海見に行かない?お天気良いし。まだこの時期じゃ海岸だって人が出てないだろうし、電車に乗って海岸で海眺めてビールでも飲もうよ。

俺は朝起きた時の二日酔いなどカオリの笑顔に吹き飛ばされて潮風の中、こんな魅力的な女性と青空の下でビールを飲んで談笑するというプロポーズ失敗の翌日にはうってつけの申し出に心躍らせた。

よし。決まったら直ぐに行こう!俺は席を立ち上がるとカオリに手を差し伸べた。
カオリはにっこりと微笑むと俺の手を握り返す。俺たちは恋人同士の様に手を繋いで駅までの道を歩いた。
22/03/27 23:56 (jSj4bea1)
7
投稿者: ヒデ
なんか良い話ですね!
自分も20年位前の30代の時にそんな体験した様な記憶があります...そうだ!嫁と離婚した頃でしたね!
22/03/28 00:18 (PMDHl6Si)
8
投稿者: (無名)
すごい面白い!
もっと読みたいですね。
22/03/28 06:05 (sAiNU9/F)
9
投稿者: Pegasus&Lemon <月曜日たまに火曜日> ◆5yi0HhXuxg
続きが読みたくなりました♪
よろしくお願い致しますm(__)m
22/03/28 10:30 (XZsQqube)
10
投稿者: サクマ
毎朝通勤で使う電車を最寄駅から、ほぼ同じ時間に反対方面にカオリと乗った。土曜日ということもあるが、まるで違う電車に乗った気分になる。天気が良かった、電車の中は光に溢れていて通勤とは逆のくだり電車の車窓は緑に溢れていた。カオリは春先の眩しい陽光の中で明るく笑う。こんなに穏やかな気持ちになったのは、どれくらいぶりだろうか。電車に揺られて俺たちは色々な話をした。カオリが夏美と同じ歳であることや、25歳で6歳年上の隣町の市会議員秘書と結婚して、その旦那が翌年立候補、当選してから議員夫人として支援者や後援会、婦人会に駆けづり回り、その間に子が出来ない事を男親夫婦や支援者に言われ続け、疲れきった時に旦那の女性問題が発覚。丁度、2期目の選挙の時で旦那は謝るどころか、対立候補陣営の陰謀だ、リークだと怒鳴り散らし、後援会からはこんな時こそ旦那を支えるのが妻の務めだと言われて選挙の出陣式には支援者を前に私の不徳の致すところですと頭を下げる旦那の横で、私が至らないばかりにと一緒に頭を下げることになったのだという。当選し連日、支援者や後援会にお礼回りに明け暮れていた時に旦那が未だ女性と切れていない、奥さんからも手を切る様に先生に言ってくれと後援会の重鎮から言われ、最早旦那に対する愛は冷めきっていたものの夫婦で苦労して築き上げた立場を壊さぬ為に、重鎮の指摘を伝えるとお前は黙っていろ、俺がひとりでどれだけ苦労してると思っているんだと始まったのだそうだ。その旦那の顔を見て離婚を決意、翌日に家を出て昔のツテをたどり、結婚前に取った資格を活かしてひとりで生活を始めたのだという。明るい表情で昔のことよと笑い飛ばしながら話してくれたがカオリは相当な苦労をしてきた女性だった。終点のひとつ手前の駅で電車を降りて、カオリが好きだという全然有名じゃない小さい海岸、名前は知らないという海岸に俺たちは向かった。途中のコンビニに寄って俺たちは、缶ビールやサンドイッチ、新聞を買い込んだ。コンビニ脇の細い下り坂を下ると目の前に青い海が広がった。春先のこの時期、海岸はまだヨチヨチ歩きの子供を連れた若い夫婦が波うち際を散歩しているだけ。晴れ渡る空、海は穏やかで遠くから潮騒と子供の笑い声が聞こえる。砂浜に俺たちは新聞紙を広げ、海に向かって並んで腰を下ろした。来て良かったね。カオリは春風に髪をそよがせて俺に微笑んで言った。うん。良かった。昨夜は地獄だったけど、今は天国にいるみたい。海、綺麗だね。俺は答えた。本当に綺麗。カオリは涼やかな瞳で海を見つめて言う。俺に振り返ると、お天気良いし、海は綺麗だし、ユウちゃんは生き返ったし、こりゃ飲まなきゃならんでしょと缶ビールを取り出し俺に寄越してあのいたずらな笑顔を見せた。乾杯!俺たちは缶ビールで乾杯した。何もかも間違えてたなぁ。俺は笑った。もう夏美ちゃんの事も、プロポーズ作戦の失敗も吹っ切れたけど、いずれにせよ俺があんな初めて行った高級レストランでプロポーズしようとか、見栄張って無理して高価な指輪渡したり、付き合い方というか生き方っていうか全然、無理してた。今こうしてると、こういう事かって思うよ。休みの日に電車乗って、のんびり海岸でコンビニの缶ビール飲んで。これで良かったのかも、これが良かったのかも。こんな風に過ごせる人と結婚すべきなんだろうね。そんな穏やかな日常の先にいつか、こんな海岸でこんなふうに過ごしてプロポーズとかするのが平凡だけど最高の幸せなのかもしれないなぁ。俺は幸せそうに波打ち側ではしゃぐ若い子連れの夫婦を見ながら呟いた。そうね。幸せって普通の生活をずっといつまでも普通に出来ることなのかもしれないね。確かにこんな時にプロポーズされたら思わず受けちゃうかもしれないわねと言ってカオリがビールを口にしながら笑う。練習していい?俺はカオリに尋ねる。え?練習?カオリが微笑む。そう。いつかこんなふうに幸せな時に指輪を渡す予行練習。俺はカオリに笑いながら提案した。カオリはまた、あの魅力的ないたずらな笑顔を見せて、良いね!やろう!練習しよ。と言ってくれる。俺は胸のポケットから指輪を取り出した。こっち向いて。俺がカオリに言うとカオリはこちらに向く。ときおり強い春風がカオリの髪を彼女の顔に撫でつける。
...省略されました。
22/03/28 10:46 (X7MXRSfh)
11
投稿者: サクマ
俺たちはその日、海岸で昼過ぎまで過ごした。
海岸では何度も見つめ合い、キスを繰り返した。

まさかこんな展開になるなんて思わなかった。俺がポツリと漏らすと、カオリはそれは私の台詞だわ。と笑う。

俺がまだお昼12時回ったばかりなんだね。と腕時計を見て気がつく。朝、6時過ぎからカオリと一緒に目まぐるしい展開の1日だった。そろそろ夕方の気分でいたが時刻は昼を回ったばかりだった。

ねぇまだ時間、大丈夫?俺はカオリに尋ねる。
勿論。大丈夫。カオリが答える。

これからどうしようか?と尋ねた俺に、どうしたい?とカオリが微笑む。
カオリは笑いながら言った。
ねぇ。たぶん同じコト考えてる。ユウちゃんは振られた次の日、ましてやプロポーズの翌日に違うひとに色々考え過ぎて言い出せないでいる。
だから、私が言ってあげる。
今、直ぐに抱いて。

俺はカオリを抱きしめた。
カオリさん、言えなくないよ。僕が言います。
貴方が好きだ。僕も今すぐに君が欲しい。

カオリは俺から身体を離すと俺の頬にキスしたあと俺を見つめて微笑み、言っちゃったね。と言った。
俺はカオリを見つめ返して、うん。言っちゃった。と答える。

じゃあ早く2人きりになろう。カオリが言う。
俺が、そうしようと立ち上がると立ち上がった俺に背後からカオリが抱きついて言った。
わたし、意外と本気かも。
俺は背後のカオリに僕は初めて本気かもと答えた。

俺たちは、そのあと海岸線をじゃれあいながら歩いていき、海岸道路ぞいのホテルに笑いながら入っていく。

チェックインを済ませてエレベーターに乗る。
カオリは、こんなカップル居るかな?1日で2度もラブホテルに行く人たちなんて。と笑う。

しかもラブホテルで一緒に泊まって、翌朝恋に落ちて付き合う事になって昼過ぎに別のラブホテルに行くって。そんな奴ら居ないよねと俺が笑う。

601だって。俺はフロントで渡されたキーについた部屋番号を見せる。
6階でエレベーターの扉が開く。正面に601号室。
俺が部屋の扉を開けて部屋に入り、背中でドアが閉まる音を聞いた時には、お互いの感情は高まり激しくむさぼる様にお互いのくちびるを吸いあっていた。
22/03/28 13:50 (X7MXRSfh)
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