>>78

誰かのために投稿しようなんて気持ちは、もともと私にはありません。

私はいつも自分のために投稿していただけです。
私の体験を読んだ人が読んでどう感じたのかを、ただ知りたかったからです。

でも、いつからか疑問ばかりをいだくようになりました。
それがあたりまえのことであるかのように次を催促してきたり、遠回しに私に要求を押しつけてくる人たちに対してです。

レスするときになんでもいいから名前を入れるようにとお願いしていたのは、ある意味テストのようなものです。
名前が無名のままだろうが何かしら仮の名前を入れようが、そんなことには何の意味もないことぐらい私だって百も承知です。
書いたものを『わざわざ』投稿した私に対して、コメントするときに面倒でも言われたとおりに『わざわざ』手間をかけ返せる人がどれぐらいいるか、試させてもらっていました。
そして、自分なりの結論を出したいと思って、ここ数ヶ月は体験談を投稿するたびに反応を注視していました。

また次のを書け
まだ読んでないのがあるから再投稿しろ

そんなコメントを目にするたびに、自分の気持ちの中に投稿する意味を見出せなくなってすごく嫌でした。
繰り返しになりますが、私は誰かのために投稿する気なんてないからです。
同一人物がこざかしく名前ありになったり無名を使い分けて書き込んできているのも腹立たしいですし、「個人のブログ。」などと称して私の体験談を転載発表しているサイトの存在にも怒っています。

書いても、その書いたものをいちいち投稿する必要はないという判断に至りました。
わざわざ投稿したところで得るものはあまりない、投稿したその体験談自体に対して感想をくれる人などごくわずかしかいない、というのが私の結論です。

だから、もういいです。
原点に戻ることにしました。
誰に何を求められようとすべて無視することにして、自分の気の向くまま、私は私の好きなようにします。
それで私から人が離れていこうと一向に構いません。

私は、恭子という投稿者を探してしまいます。
名前を見つけただけでドキドキしてくる。
書いている本人にはわからない感情かもしれないが。
臨場感があるので、すごく引き込まれる。
例えば、その場のおじさんに自分が入れ替わった感じで読んでます。
私の場合は、すべて知りたいという欲望があるのかもしれない。
世の中色々な人がいたり、いろんなことがある。
全てを聞く必要ないとも思う。
だけど、読めなくなるのはとても寂しい気分になる。
ほんとは自分がその場に居たいけど、それが無理だから読みなくなるのかも。
気が向いたら、またお願いします。

キョーコは一部に熱狂的なファンを持つ孤高のシンガーです。
でも、運に恵まれず、未だに場末のキャバレーで歌っています。

そんなところでは、酔っ払った客が好き勝手に、真剣に歌うキョーコに野卑な言葉を投げたりします。しつこくナツメロのリクエストを繰り返す客もいます。
ほとほと嫌になります。
もう歌うのやめようなと思ったりします。

でも、歌うのをやめることはできません。歌はキョーコの人生そのものだからです。
どんなファンであってもその人の人生があり、それぞれの思いを投影しながらキョーコの歌を聴きます。キョーコの期待する聞き方じゃないかもしれないけど、どう聞くかはその人に任せるしかありません。

今日もキョーコのうたが聞けるかも、と、また場末のキャバレーに来てしまいました。

恭子さんの意に沿う読み手にはなれません。私も場末の人間です。そこで見つけた宝を勝手に愛でています。