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高校生の時

投稿者:erika ◆BInhZqKUHo
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2012/07/22 17:26:26
季節は冬。とある日のこと。私は外も暗い時間、学校の階段に一人で座っていた。なぜそんなことをしていたかというと、元彼がとある情報教えてくれたからだ。
元彼とはクラスが一緒で、私がいつも使っている膝掛けを変えたのが気になったらしく、久しぶりに元彼からメールがきた。
学校のロックナンバーを知っていた彼は、忘れ物に気付き、教室に暗い時間に入ると、誰もいないはずなのに、走り去る足音が聞こえたらしい。
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投稿者:erika ◆BInhZqKUHo
2012/07/22 17:37:52   
今日で3度目になるが、誰も現れず、8時になり暗くなったので私は帰ろうと階段を立ち上がると、さっきまで気が付かなかったが、教室から物音がする。

私は足音をたてないように教室を覗き込んだ。

月明かりで教室が照らされ、後ろの方で何かが動いている。
それは見知らぬ男だった。制服を纏っていなかったため学生ではなさそうだったが、その男はよく見ると私の膝掛けと筆箱を手にしている。
やっと犯人を見つけて捕まえてやろうと思ったが、さらによく見ると私の筆箱の中身を出して舐め回していた…。
いつも使っている筆箱本体や、ペンを舐め回されているのを見て背筋が凍った。それらを拭いただけで使っていたのを考えるとさらにゾッとした。
濡れてたのは水でも何でもなく、あの男の唾液だったとは、誰も考えつかなかった。さらに男は追い討ちをかけるべく、私の机をさんざん舐め回した後、唾液をたらし、私の膝掛けでそれを拭いていた。

さすがの私も危険を感じ、足早に去ろうとしたが、振り向いた時、ドアにバックをぶつけて音をならしてしまった。
もう一度振り向き、男の方を見ると完全にこちらを見ている。
私はなにも考えずに走りだした。
…があっという間に男が追いかけてきて、捕まってしまった。
そのまま、教室に引きずり込まれ押さえつけられた。

私は一瞬で、死を覚悟し目をつぶった。

しかし、押さえつけられた私の右の頬に左の頬に生ぬるくヌメヌメした何かが走った。
とても気持ち悪かった。
しばらく目を開くことができなかったが、とうとう目を開くと、男は舌をだし、私の顔に近づいてきた。
生ぬるくヌメヌメした何かは男の舌だった…
私は男に顔をベロベロと舐め回されていたのだ。
叫ぼうと口を開くと何か鋭利な物を喉に突き当てられ、騒ぐなと一喝された。

男は私の顔の隅々まで舌を這わすと、首の方に舌を移した。

私は首は弱く、思わず声がでてしまいそうになったが我慢した。が、男は見逃してはくれなかった。すぐさまビデオカメラ?を取り出し、顔や首を舐められ悶える私を撮影しだした。

しばらく撮影するとビデオカメラをしまい、ニヤニヤと笑い出した。

これがどういうことかわかるよな…
とだけ男はいい、私にケータイを出せと言うなり、アドレスを記録された。

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投稿者:erika ◆BInhZqKUHo
2012/07/22 17:31:10   
私の教室は廊下の奥の方で階段は目の前にある。 彼が不思議に思いながら教室に入りロッカーから忘れ物を取ると、異変を感じたらしい。
私の膝掛けと筆箱がロッカーの辺りに落ちていたらしい。
私はいつも机の上に膝掛けと筆箱を置いているから、不思議に思い、机に戻してくれたのだ。

これが私が膝掛けを変える前々日だったため、彼はメールをくれたらしいのだが、実は前々から、筆箱の中がなんだかわからない液体で濡れていることが何回かあった。

今回は筆箱の中と膝掛けの両方が濡れていたので膝掛けを持って帰ることにした。
負けず嫌いな私は犯人を見つけてやろうと元彼にナンバーを聞いたのだが、なにかあったら危ないからと素直には教えてくれなかった。
この辺りの発言で、元彼を疑い始めたのだが、この時の彼の言葉を素直に聞いておけばよかったと今でも思っている…。

夜の学校で待機してみるものの、一向に誰も現れない。
やっぱり彼を疑い始める。情報を与えた上でやりにくる度胸はないのだろうと。

そんなことを考えつつ、鉢合わせたら証拠が掴めず逃げられるため、いつも私は目の前の階段で待機していた。

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