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1:突然のお見合い。
投稿者:
タダシ
僕が20歳を過ぎた頃から、母に『彼女作れー。』『早く結婚しろー。』と盛んにに言われるようになり、5年が過ぎてしまった。
こんな田舎では出会いもない。それ以上に困ったのが、女性恐怖症の気が僕にあるということだった。女性の前では緊張をしてしまい、言葉も出てこない。 おかげで、何年も彼女が作れず、ここまで童貞一直線で来てしまった。 一度した見合いも、約1時間愛想笑いを続けて終わってしまった。そんなのでは、相手の女性から『OK!』の返事など貰えるはずもなかった。 女性恐怖症だからと言って、女性に興味がない訳ではない。興味は人一倍。だが、見合いした相手をその夜オナニーのオカズにしてしまうという歪みはある。 AVも大好きだ。里中亜矢子や牧原れい子といった熟女女優が好みである。優しくもてなしてくれる大人の女性に憧れがあるのだ。 僕が25歳の時。母がまた見合いの写真を持ってきた。かしこまった写真ではなく、普通のスナップ写真だった。 そこに写っていたのは、明らかに僕より年上の女性。花壇をバックに撮られていた。それを見て、『メッチャきれいな人やなぁ。』と思わず言ってしまいます。 母も、僕のその言葉に驚いていました。僕のリアクションが、明らかに過去のものとは違っていたからでした。 『この娘、40歳なんだけど、いい娘なんだって。』と僕に薦めた。 聞けば、父は警察官、三姉妹の長女。はやくに母親を亡くし、妹たちの母親代わりをしていたそうだ。おかげで婚期が遅れてしまった。 妹たちも嫁に行って片付いたので、『今度は自分の番。』だとと見合いをしようと考えたそうだ。 そしてハッキリと聞かされた。『出来るだけ早く、子供が欲しい。』と。 写真はほんと美人に写っていた。どこかの美人女子アナウンサーのようにも見えた。『見合い?しないしない。』と断り続けていた僕も、一考するほどだった。 更に話を聞かされた。某製薬会社勤務のキャリアウーマンだそうだ。『なんで、そんな女性が見合いに?』、僕みたいなので相手が出来るわけがない。 更に聞かされた。『この娘、~~町に住んでるのよ。』と、僕の家から歩いて行けるほどの距離に住んでいるのだ。 15歳くらい年上ですが、こんな綺麗な女に巡り会うことがこの先あるでしょうか?恋愛経験の少ない僕は、彼女を隣に連れて歩く姿など思い浮かべるのでした。 『会うだけ会おうか?ダメなら、断ればいいし。』とこの母の言葉が僕を後押ししました。 ある喫茶店で待ち合わせでした。女性と喫茶店になど入ったこともなく、まともに話をしたこともありません。緊張をしながら、お店の前で立っていました。 数分後、『タダシさん?』と女性に声を掛けられました。あの写真を頭にインプットしていたのですが、印象の違う彼女にすぐに分かりませんでした。 『浅井です。』と紹介され、それが彼女だと分かりました。『やっぱり、お若いですねぇ。』と先に言われ、笑顔を作って返します。 お店に入りました。僕はコーヒー、浅井さんはアメリカンでした。それだけでも、大人の女性という気がします。 写真の印象とは若干違いました。思ったよりもかなり色黒の方で、余計に分かりにくかったのです。そして、お顔です。 写真では分かりにくかったのですが、やはり肌の張り、笑ったときに出きるおでこのシワ、やはりそれなりに年齢を重ねているのが分かります。 話はお互いの仕事から始まりました。そして、お互いの家族、そして自分のこと。話は彼女のおかげで、盛り上がることが出来ました。 そしてやはり年齢差の話になります。彼女は盛んに『お若い、お若い、』と僕を見て言っていました。そのたびに
2017/10/13 11:27:34(bYeMDR1r)
投稿者:
タダシ
そしてやはり年齢差の話になります。彼女は盛んに『お若い、お若い、』と僕を見て言っていました。その度に『お綺麗ですよねぇ。』と返しました。
次の日でした。『浅井さん、もう少しお前に会ってみたいって。』と母から聞かされるのでした。 二度目の見合い?初めてのデート? とにかく、浅井さんに再び会うこととなり、場所はレストランを用意されました。 そこでも見合い気分が抜けず、お互いに質問攻めを繰り返してしまいます。その方が話しやすかったのです。 食事も終わり、『この後、どこか行きます?』と誘われました。『ご飯食べて終わり。』だと思っていただけに、少し慌てます。 デートなどしたことがなく、どこにいっていいのかも分かりません。『どこ行きたいですか?』と聞くと、『どこでも。ウロウロしましょう。』と返されます。 レストランの代金はもちろん僕が払い、向かったのは彼女の止めた車の方角。普通の乗用車に見えましたが、外車でした。僕の軽四とは違います。 公園につきました。『腕、組みますか?』と聞かれ、OKをします。美人の彼女を連れて歩く姿は何度も想像しましたが、それは頭の中だけのこと。 並んで歩く二人の姿を遠くから見ているのが想像。しかしリアル目線から見えるものは、想像とは全然違う光景でした。 彼女の顔などほとんど見えず、見えるのは肩から下と彼女の胸元あたり。リアルって、こんな景色なのです。 『15歳年上。』これは、僕にとっては助かりました。同年代の女性なら、緊張も半端なかったと思います。歳がこれだけ離れると、頼れるお姉さんなのです。 別れ際に、『今度、いつ会おうか?』と言われました。デートの中で浅井さんは『自分がリードしないと。』と感じ取ったのしょう。 『今度の土曜日?日曜日?』と約一週間後を選ぼうとしました。ところが、『わたし、明日は用があるから…明後日は?』と選ばれました。 デートするなど、心構えが必要な僕は『一週間に一度。』というのが当たり前の返事。しかし、デートしているカップルって頻繁に会うのが常識なのですね。 次は明後日となりました。
17/10/13 11:53
(bYeMDR1r)
続きを期待しています♪
早く書いてね!
17/10/13 12:40
(o2qQ0.DC)
投稿者:
タダシ
面白いものでした。浅井さんでオナニーが出来ない。過去には知り合った女性は、すぐにオカズにしていた僕でした。
しかし、リアルにデートをしている彼女ではそれが出来ないのです。リアル過ぎて、すぐに萎んでしまうのです。女性恐怖症から来るものでしょうか。 三度目は居酒屋デートとなった。彼女はテーブル席ではなく、あえてカウンター席を選んだ。対面ではなく、隣り合って座ることでお互いを知ろうとします。 僕自身、アルコールが強いわけではない。ビール1本開けられるかどうか。浅井さんはベースこそ遅いが、長々と飲むタイプ。最後は日本酒でした。 二人ともにお酒が入ったため、車を運転することがことが出来ず、帰りは代行となります。ところが代行を呼ばす、浅井さんは駐車場に飛び出しました。 田舎ですが、駐車場はやたらと広い居酒屋でした。隣には電車が走っていて、境目の柵にもたれ掛かって、彼女が語り始めます。 『ああ~、飲んだぁ~。タダシさんもいっぱい食べた?』、そう切り出した彼女。そして、『どうする~?お付き合いする~?』と迫られました。 『浅井さんは?お任せします。』とここでも経験の無さから、他人任せにしてしまいます。 『タイプじゃなかった?おばさん過ぎる?』と聞かれ、自分の返事が彼女が求めていたものでないことに気づきます。 つい数分前までお店で仲良く話しをしてのに、突然の真剣トーク。それには経験の少ない僕は対応が出来ず、ただただ気まずく思えました。 『男としてちゃんと告白しなきゃいけない時がある。』、そんな場面に遭遇をしたことがない僕には、それが分からなかったのです。 その後、数分間当たり障りのない合いの手を打ち続けたと思います。結果、『楽しかった。ありがとう。』と車に乗り、浅井さんに立ち去られました。 フラれたことにすら気づかず、また連絡してくるだろうとのんきな僕でした。飲酒運転して帰った彼女の心配ばかりしながらです。 その後、もちろん連絡が途絶えました。フラれたと気づいたのは、もっと後になってからのことです。冷静に考えてからです。 居酒屋で彼女は、ちゃんとアプローチを掛けてくれていたのです。狭いカウンターで腕を組んでくれて、僕の肩に頭をもたげてくれてもいました。 僕の飲んでいるグラスを取り、『ちょっと飲まして。』と飲みかけのビールも飲んでくれていました。 とてもいい気分でした。大人の女性って、そんなことをしてくれるものだと勘違いもしていました。しかし年上の彼女からの精一杯のアプローチだったのです。 浅井さんに電話を掛けたのは、それから一週間以上のことでした。『そろそろ連絡を取らないと。付き合ってるんだから。』、自分に言い聞かせていました。 偽りなのは分かっていて、それでも電話をする理由が欲しかったのです。 『浅井です。』と彼女は出てくれました。途端に、頭は真っ白になり、喋ろうと考えていたことは全部飛んでしまいました。 そして出た言葉は、『好きです!ごめんなさい!好きです!』でした。『会ってください!好きです!』とほとんど危ない病人のように話していました。 気づきませんでした。僕、悩んでいたんですねぇ。失恋とかではなく、女性に何をしてあげたらいいのか、どうすべきなのか、知らない間に悩んでいたんです。 自分の意思とは関係なく、勝手に涙が溢れているのを見て、それが分かりました。 『ああ、そう。なら、今日会える?』と彼女のアッサリとした返事に拍子抜けをします。泣いている僕のことには触れず、ただ約束を交わすのでした。
17/10/13 16:33
(bYeMDR1r)
投稿者:
タダシ
待ち合わせは、スーパーの駐車場でした。自分の乗用車から降りた浅井さんは、すぐに僕の軽四の助手席側のの扉を開きました。
顔を覗くようにして、『大丈夫?泣いてたから。』と僕を心配してくれます。そのまま乗り込むと、『出よ。』と車の発進を促されました。 車が走り始めると、『どうしたのぉ~。心配するじゃないの。』と母親のような口調でした。その流れの中、僕は気持ちを全てを話したのです。 女性が苦手なこと、女性から逃げてたこと、付き合ったこともないこと、経験がないこと、そして浅井さんを好きになったこと、悩んだこと、全てです。 『ツラかった?』と電話の告白した時の心境を聞かれました。『ツラくないです。浅井さん好きですから。』と意地を張ると、自分の唇が震えていました。 すすり泣こうとしてしまう自分を押さえるのに必死でした。涙が溢れようとするのをガマンするのに必死でした。 それでもどうにもならず、口は『シュンシュン…』といい始め、涙は拭いても左右から溢れました。 『車、止めて。』、危険と判断したのか、浅井さんは僕にそう告げます。涙が止まらないので、路肩に車を止めるのも大変でした。 瞬間でした。僕のシートベルトが彼女の手で外されました。そして、彼女も自分のシートベルトを外しています。『降りるのか?』と思いました。 違いました。見えたのは、彼女の手でした。それを辿ると、小さくですが僕に両手を広げていました。『こっち来て。』と言われ、身体を傾けます。 初めて女性に抱き締められました。情けないですが、母親に抱かれるようにしがみついていました。 温かい、柔らかい、女性の身体を初めて感じました。しがみついた僕の手は、彼女の脇のあたりで止まっていました。手の甲が僅かに乳房に触れています。 初めて触れた女性の乳房。その僅かな感覚は『とても柔らかい。』と感じとっていました。 僕の頭に彼女の手が回され、更に強く抱き締められます。僕の身体は更に沈み込み、僕の頭の上に彼女を感じました。深く抱き締めてくれているようです。 顔の前が苦しくなった僕は、彼女の身体に両腕を回します。彼女は抱き締められやすいように、身体を前に出して止まってくれました。 思っていたよりも、とても細い身体でした。抱き締めたことで、その細さが分かりました。 『泣いた子供を慰めよう。』、きっとそのつもりで抱き締めてくれたと思います。僕も彼女の胸に飛び込んだ時、それは同じ気持ちでした。 しかし時間が経つに連れて、少しずつ違うものになって行くのです。 僕の頭の上から顔を埋めていた浅井さん。しかし、僕の頭が上がり始めたため、彼女は避けることを余儀なくします。 僕の両手はしっかりと細い彼女の身体を抱き締めて、それを感じていました。頭が上がると、視線に見えてきたのは、彼女の肩から首筋でした。 そこに顔を埋めるのです。この体勢では、浅井さんも同じ体勢をとるしかありませんでした。ここから、僕も彼女も驚くのです。 僕は明らかに自分の唇を尖らせて、彼女の首筋にあてているのです。くすぐったいのか、気持ちがいいのか、彼女は首を締め始めます。 僕は冷静でした。しかし、身体がおかしいのです。彼女の首筋にキスを繰り返してしまうのです。彼女の手が僕の身体を押しました。 しかし、捕まえたその細い身体を離そうとはしません。『イヤッ…、やめてぇ…。』と彼女が言いました。そこで気づきました。 こんな僕でも、ちゃんと愛撫をしているのです。
17/10/13 17:21
(bYeMDR1r)
投稿者:
なかむら
◆D2jwxhkNE2
続き楽しみにしてます 頑張って最後までお願いします
17/10/14 08:15
(sCVrsCQ7)
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