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憂鬱
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:憂鬱
投稿者: 108
ID:aaa599
みなさん、こんにちは。
名無し。改め、108です。
前作「中学生の私と人妻の物語」を読んでいただき、ありがとうございます。
今回の作品は、前回とは変わったイメージにしてみました。
主人公は、定年間近の男性です。
楽しんで読んでいただければ幸いです。
では、さっそく、、、

「憂鬱」

その1
昨日は、孫が還暦を祝ってくれた。娘家族がわざわざ来てくれて、ささやかだが本当に楽しい時間だった。
幼稚園に通い始めた孫は、目に入れても痛くないほど可愛い盛りで、厳しく育てた娘からは、父さんも歳を取ったと言われる始末である。
3年前に妻を亡くしてからは、独り暮らしであるがまだまだ現役で仕事をしている事もあり、特に困ることも無かった。
そう、無かったのだ。6ヶ月前までは。

私の名前は、木田一郎。来年で定年退職する大手服飾メーカーの管理職だ。
定年後は子会社への出向が決まっており、まだまだ働くつもりである。
妻には先立たれたが、1人娘も無事に嫁ぎ近所に住んでいる為、頻繁に孫を見せに来てくれて寂しさは無かった。
趣味は草サッカーをしており、体力には自信があったが、もうひとつの趣味である自転車で転倒し足を骨折してからと言うもの、怪我は完治し以前と同じようにサッカーも始めたが…。 つづく
2017/08/26 07:31:28(zuaDoWwZ)
2
投稿者: 108
ID:aaa599
その2
自転車で転倒した時には、見舞いに来た娘や部下に散々心配され、もう歳だから自転車に乗らないよう言われていた。
私は、まだまだ若いと自覚していたが人様から心配されると一気に老けたように感じたものだ。
私は、救急搬送された病院に約2ヶ月間入院していたのだが、山間の小規模な総合病院で、周りはご老人ばかり。そんな中に居ると、更に老けたように感じた。
逆に看護師や理学療法士は、若い方が多く、老人相手は体力が必要だからか?と、勝手な想像をしていた。
私の担当をしてくれた看護師の鈴屋恵子さんは、30歳ぐらいの女子プロレスラーのような巨漢で信頼できる方であったが、化粧っ気も無く、失礼ながら色気は皆無であった。
理学療法士で担当してくれたのは若い男性であったため、楽しみは早く退院して自由な生活に戻る事であった。 つづく
17/08/26 07:33 (zuaDoWwZ)
3
投稿者: 108
ID:aaa599
その3
毎朝、病室では鈴屋さんの体育会ノリ挨拶から1日が始まり、時には笑顔でハイタッチして回る挨拶の後、回診があり、その後リバビリを行う毎日であったがリバビリ開始後、1週間が経つと理学療法士が女性に変わった。
谷崎明美さんと言う、アラフォー美人であった。理学療法士は若い方が多かったので、妙齢の女性は珍しいなと思いながらも、やはり男性とリバビリするよりも女性とする方が楽しいものである。
喫煙所には、人生の先輩方の溜まり場となっていて、新参者の私を快く仲間入りさせてくれた。この中に入ると定年間近の私も兄さん呼ばわりされ、学生時代や新入社員時代を思い出し、久しく感じていなかった感覚がなかなか心地良いと感じていた。
また喫煙所横にあるベンチには、いつもボンベを連れて歩く聖子さんと言う老女が居て、特に喋るのが好きな方だった。 つづく
17/08/26 07:41 (zuaDoWwZ)
4
投稿者: 108
ID:aaa599
その4
聖子さんにかかれば、先生から清掃のパートさんの給料まで判り、仲の良い先生や看護師、レントゲン技師の昨日の弁当の中身まで判った。
普段は、看護師の今日の下着の色と言う鉄板ネタ以外は聞き流していたが、ある日、谷崎さんの噂話に聞き入ってしまい、見事聖子さんグループの仲間入りをしてしまった。
聖子さんに変に勘繰られないよう、谷崎さんの話題にも適当に相槌を打つように振る舞っていたが、毎日顔を合わす担当理学療法士の話となると、なかなか面白く興味も湧くものだ。
聖子さんによると、谷崎さんはバツ無し子持ちで中学生の娘と2人暮らしらしく、院長の愛人であるとの事であった。
更に院長の愛人の前は、地元代議士の愛人で娘は、代議士の隠し子であるらしい。
なかなかのB級週刊誌ネタではあるが全く根拠が無く、病院内だけの老人の暇潰しネタと言う感じであった。 つづく
17/08/26 07:42 (zuaDoWwZ)
5
投稿者: 108
ID:aaa599
その5
私は、翌日のリバビリ中に谷崎さんに、病院内の噂話について意見を聞いてみた。
谷崎さんは、私には噂の真相は判らないけど、私に関する話は嘘ばっかりですと言い、バツ1で娘は居ないとの事だった。
聖子さんも好き勝手言ってるなと思っていると、谷崎さんは、ただし昔々院長の愛人であったのは本当だと告白した。
私は、いきなりの告白に、へっ?と間抜けな返答しか出来なかったが谷崎さんに絶対に内緒ですよと釘を刺された。
この告白は、何を意図して成されたのか考えていたが、やがて私が谷崎さんに弄ばれているだけと言う結論になり、ならば、その遊びに乗ってあげよう考えた。
翌日からは、院長の愛人時代の話ばかり聞いて、谷崎さんのボロが出るのを待ったが、敵もなかなか尻尾を掴ませず、対して妙に真実味のある内容ばかりを話してきたので、私も半信半疑となったいた。
聖子さんに、院長の噂話で面白いものは無いかと聞いてみると、院長の性癖が相当変わっているとの情報が入ってきた。 つづく
17/08/26 07:43 (zuaDoWwZ)
6
投稿者: 108
ID:aaa599
その6
院長は、この病院の3代目だが腕の良い経営者のようである。元々は外科医をやっていたが、先代が亡くなり院長に就任してからは、医者ではなく会社経営者として手腕を発揮しているようだ。
ただ、聖子さんが言うには、相当なマゾで更にコスプレマニアらしく、自分を責めてくれるコスプレが似合う女性と、いつも付き合っていたようである。もちろん、妻以外で。
谷崎さんもSかもね~と聖子さんに揶揄われたが、私の頭中は、ボンテージルックで手を縛られた私を焦らし、言葉責めする谷崎さんが浮かんでいた。私は自称Sだが何故か谷崎さんに辱められる光景が浮かんでいた。
早速、谷崎さんに自分の本性がサドかマゾなら、どっちだと思うと聞いてみたら、「マゾでは無いから、サドかもね」と返答があった。
更にコスプレするなら、ボンテージかセーラー服のどっち?と聞くと、「セーラー服はないない」と大笑いされてしまった。当たり前だが、質問が悪かったと反省した。
「ただ、ボンテージじゃないけど、マスクには興味ありますよ。ベネチアのお祭りで使う感じのマスク。」と谷崎さんが言った。 つづく
17/08/26 07:43 (zuaDoWwZ)
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