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女神讃歌2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:女神讃歌2
投稿者: 子犬
浩介編が始まりますので2章としました。
書き込みが少なくて、若干寂しいですね。
感想をお待ちしております。


浩介が慌てて後を追う。
通りに出てタクシーを拾う。エレナが先に乗り込み、浩介も急いで従う。
「西麻布のラ・ネージュ・フォースター。」エレナが短く行き先を告げた。
ミシュランの三ツ星レストランの上に位置するという、四ツ星の称号フォースターを貰っている、日
本で唯一のレストランである。
「名前だけは知っています。人気のレストランだって事も。」車内の緊張に耐え切れずに、浩介がエ
レナに話しかける。
浩介どころか、東京中で今最も予約が取れないレストランとして、皆が名前くらいは知っていた。
「良く知っているじゃない。それなりに美味しいわよ。従業員の態度も悪くないわ。」エレナが答え
る。
浩介は考えた。一体この人は何者だろうか。普通にタクシーで、超一流のレストランに向かう。およ
そ庶民の考え方では無い。
自分の家も貧乏では無いが、行こうと思っても行けない店だ。おまけに予約とかしてあるのだろう
か。いつも満席の店の筈だ。
幼いながら、両親から放任されていた事で、世間の考え方や話した人間の分析には、小学生とは思え
ない鋭さが浩介にはあった。
その浩介がエレナの底知れぬ魅力に、ドップリと嵌るべく興味津々である。
どんな人なのか、浩介のエレナへの関心が深まっていく。
店に着いた。すごい人の数だ。50人は並んでいる。
まだ開店まで2時間以上あるらしい。列を作っている人達が話しているのを浩介は聞いた。
「参ったわね。こんなに早く来た事無かったから。」エレナの言葉に浩介は、場所を変えたっていい
と言うつもりだった。
「ちょっと浩介君、待っていてね。」エレナが携帯でどこかへ電話している。他の店を予約してくれ
ているのだと浩介は思った。
日本一の料理を食べられないのは少し残念だったが、仕方がないと思っていた。実際はどうする事も
できない筈だ。
エレナを見た。口調が少し怒っている様だ。責める様なセリフを相手にぶつけている。
電話が終わった。「さあ行くわよ、浩介君。」エレナの後を慌てて追う。
行列を無視してレストランの入り口の前まで行った。なぜだか扉が開いた。ズカズカと入っていく。
一瞬の出来事に信じられない浩介だったが、現にこうして中へ入る事ができたのだった。
「いらっしゃいませ、エレナ様。」
恰幅の良い店のオーナーみたいな人物が、エレナに頭を下げた。そして一番奥の個室に案内される。
「今日は入り難かったわ。次から考えなさいな。」エレナの指摘に、なお一層申し訳なさそうにその
人は詫びていた。
「まあいいわ、連絡もしていなかった事だしね。それよりもこの子初めてだから美味しいもの食べさ
せて、あたしはロマネを開けて。」
エレナの注文に、一礼したその人はインカムで指示を出し、続けて浩介に好き嫌いの有無を確認し
た。
浩介が好き嫌いは無いと答えると、またインカムで指示を出し、一礼して個室から出て行った。
「どうして入る事ができたのですか。」浩介は一直線な質問をぶつけてみた。完全にエレナの事を尊
敬している口調だった。
「どうしてって、知り合いが居るからよ。さっきのがオーナーだけど、昔からの知り合いなの。」タ
バコを燻らせながらエレナが言う。
浩介は信じられないでいた。いくら知り合いであっても、ここまでの我侭は通らない筈だ。そこまで
の知り合いとはどんな関係なのか。
エレナの答えに納得できない浩介にエレナが言う。「あのオーナーはね、あたしの作ったものが大好
物なのよ。フフフ。」
意味深な笑いでエレナが続ける。「だからご馳走してやってる代わりに、あたしもご馳走して貰って
る訳なの。そういう関係よ。ウフフ。」
浩介には理解できない答えがエレナから出る。その時浩介の一品目とエレナのワインと前菜が運ばれ
てきた。
「その内にゆっくりと教えてあげるわよ、さあ召し上がれ。フフフ。」エレナは謎掛けに満足してい
る様だ。顔が笑っている。
浩介は出された料理を口に入れた。
美味い。今まで食べた料理とは次元が違う。素材、手間、技術どれもが卓越しているのだろう。
「どう、おいしい。」悪戯っぽくエレナが聞いた。
「はい、こんなに美味しいもの生まれて初めてです。流石日本一だと思います。」本心からそう思
い、浩介は答える。
「どんどん出て来るから沢山お食べなさいな。また連れてきてあげるわよ。」優しくエレナが言う。
浩介は無心に食べていた。ふと見るとエレナが見ていた。途端に恥ずかしくなる。
「どうしたの、沢山食べないと大きくなれないわよ。」
エレナに見詰められると緊張する。
ワインが半分以上空いている。エレナの頬が少し赤らんでいるのが解る。本当に綺麗だ。
どんどん料理が運ばれてきて、浩介は全てを満喫しながら平らげていた。エレナの方もワインを空に
していた。
これからデザートになる。エレナはここで追加のワインといつものスペシャルメニューをオーダーし
た。
「オーナーにちょっと挨拶してくるわね。」エレナはそう言って個室を出ていった。
その間にワインがニューボトルに替えられる。
「トイレだな。」浩介は推理し、エチケットも考えた言い訳だと思っていた。
自分の推理力に満足し、声を上げて笑いたい気分だった。
しかしその頃オーナー室では、跪いて顔を上げたオーナーの口に、エレナが躊躇なく放尿していた。
始末した紙も口中に捨てていた。
浩介の推理も正解だが、エレナも嘘は付いていなかった。
オーナーがエレナの作ったものが大好物というのも嘘では無かった。
エレナが戻り、また2人になった。デザートも美味しい。いくらでも食べられる様な味だった。
エレナが注文したメニューが来た。雑炊みたいな食べ物だと浩介は感じていた。
「先生の料理は、何という名前なのですか。」思い切って浩介は聞いてみた。
「うーん、コラーゲン雑炊かな。食材は全部無農薬で、気に入っているのよ。あたしにしか出さない
メニューだしね。」
エレナの答えに浩介は食べたい衝動に駆られた。どんなに美味しいのか興味が湧いていた。
「食べてみたいの。」エレナが聞く。
「少しだけでいいです。食べたいです。」浩介はエレナに気持ちが伝わっていた事が嬉しかった。
エレナは自分の食べていたスプーンで、小皿に一口分だけ掬い浩介に渡す。
「少しクセがあるかもよ。でも体にはいいものばかり使っているからね。」
「いただきます。」すぐに口に入れた。味なんて解らなかったが、美味しいというのだけは感じた。
それよりもエレナが食べていたスプーンに付いた食べ物だという事が、嬉しい気持ちでいっぱいにな
って味わう暇など無かった。

2010/12/14 09:58:28(xmR6.tJn)
52
投稿者: 子犬
に咥えている家畜の姿がそこにあった。

ふいにエレナの足が引き抜かれる。続けて強烈な足ビンタが浩介を襲った。
「さっきから歯が当たってるのよ。最初に言ったでしょう。」足元に無様に転がる
浩介に向かって、エレナが叱責する。
「ごめんなさい。気を付けます。許して下さい。」起き上がり頭を擦り付けて浩介
が詫びる。
その頭を当然の様にエレナが踏み付ける。
「お前が望むからさせてあげてるのに、どうして言う事が聞けないのかしら。」
エレナはからかい半分で言ったのだが、浩介にはエレナの顔色が見えない。必死に
なって詫びる。
「ごめんなさい。本当に気を付けますから許して下さい。」
頭を床に押し付けられながら、家畜は飼い主の怒りが収まるのを待つしかなかっ
た。
「ほら、続けなさいな。」エレナが浩介の頭を蹴って命じる。
完全に許された訳では無い。浩介には、どうしてもこの奉仕を達成させなければな
らないプレッシャーが残った。
歯が当たらない様にして慎重に咥える。でもどうしても全部の足指を口中に入れら
れない。
浩介は焦った。できなかったらどんな罰を受けさせられるのか、想像するだけで冷
や汗が背中を伝う。
エレナの足指は長い。指全部は咥えられないが、それでも指先が喉チンコに触れそ
うだった。
浩介はえずきながらも、懸命に喉の奥までエレナの足指を入れようとしている。
エレナは苦しみながらも頑張る家畜の様子を見て、そろそろ許そうと考えていた。
「フフフ、苦しいのかしら。でもお前がやると言ったのよねぇ。」
エレナはそう言いながら浩介の口の中にある足指を反らす。
「グェー、グェー、オエー、ふぁい。」浩介がえずきながらも返事を返す。
浩介は涙目になっている。できない自分が歯痒いのか、それともえずくのが辛いの
か、自分でも解らずにいた。
少し邪険にエレナの足が引かれた。そして浩介の顔を覆う様にエレナの足裏が当て
られ、そのまま後ろに強く蹴り倒された。
「時間の無駄だわ。やっぱりできないじゃない。」エレナが冷たく言い放つ。
無様に倒れた浩介は、すぐに起き上がり土下座の姿勢に戻る。
エレナの気分を害したと思っている浩介は、必死になって詫びるしか思い付かなか
った。
「ごめんなさい、ごめんなさい、エレナ様ぁ。どんな罰でも受けますから許してく
ださいぃ。お願いします。」
震えながら額だけでなく、顔全体を床に擦り付けて謝る。
その後頭部にエレナの足が載る。徐々に力が加えられていく。
浩介は固いフローリングに顔を押し付けられて、自分の頭蓋骨からギシギシと音が
しているのが聞こえていた。
構わずにエレナは踏み付ける力を強める。
浩介の鼻骨がピキっと鳴り、前歯がフローリングに食い込む。
浩介は恐怖のあまり、声も出せない。されるがままでエレナの足の下で震えてい
る。
このまま踏み潰されるという恐怖と戦っていたのだった。
頭が割れそうに痛む。閉じた瞼の奥で、星が飛んでいた。気が遠くなる程の痛み
だ。
やっと後頭部の荷重が弱まり、やがて無くなった。
「顔をお上げ。」短いエレナの声が聞こえた。
「はい。」すぐに返事をして浩介は顔を上げる。エレナを見るが焦点を合わせられ
ない。
それどころか顔も頭もズキズキを痛み、目に映る風景が回っている。とても顔を上
げていられる状態では無かった。
浩介は我慢していたが、無意識の内に倒れそうになる。いや倒れてしまっていた筈
だった。
倒れてしまう浩介を、エレナの足が救った。横に倒れそうになる浩介を、エレナが
足で支えてくれていたのだ。
「どうしたの、フフフ。ちゃんとなさいな。」足で支えながらエレナが言う。
浩介の感覚が戻ってくる。しかしエレナの足が無ければ、また倒れてしまいそうに
なる。
再びエレナの足に、助けられた格好になっていると、浩介は強く感じていた。
「エレナ様、有難うございます。」懸命に顔を上げて浩介が言った。
しかしまだ目が虚ろで、起こした上半身がフラフラしている。
「少し強く踏んであげたけど、嬉しかったのかしら。ウフフ、どうなの浩介。」
エレナが笑いながら浩介に聞いた。
「はい、嬉しく思っています。有難うございました。」やっと感覚が戻ってきた浩
介が返事をする。
エレナは支えていた足を外して、浩介の顔の前に足裏を翳した。

11/03/10 21:56 (nKf5wSmr)
53
投稿者: 子犬
「さあ、服従のキスを許してあげるから、朝食の支度をなさいな。お湯を沸かして
コーヒーを入れるのよ。パンはそのままでいいわ。」
エレナが浩介の顔を、足裏でヒタヒタと叩きながら命じる。
浩介は礼を言って服従のキスをする。今までで一番永く顔を押し付けていた。なぜ
か顔と頭の痛みは無くなってしまっていた。
台所でヤカンにミネラルウォーターを注ぎ、お湯を沸かしていると、エレナが呼ぶ
声が聞こえた。
すぐに飛んで行き跪く。「何でしょうか、エレナ様。」床に頭を付けて浩介が言
う。
浩介はエレナの前では自然とこういう体勢ができる様になっていた。それも板に付
いた格好でである。
そんな浩介を見下ろしながらエレナが命じる。「コーヒーはこれにするのよ。ブラ
ックでいいわ。ゆっくりとお湯を注いで作って頂戴。」
顔を上げた浩介にドリップするコーヒー袋をエレナが渡す。これもエレナの好みを
考えた、木下が用意した物の様だ。
浩介はそれを両手で受け取る。「はい、解りました。」そう言って浩介は、また台
所に戻る。
お客用のコーヒーカップを準備し、渡されたドリップコーヒーをセットした。
パンを袋から出し、パン用の籠に盛りかえてテーブルに並べた。
その時にヤカンから沸騰した音が聞こえてきた。浩介は言い付け通りにチョロチョ
ロとお湯を注いでコーヒーを煎れた。
浩介は自分の分を作るのを躊躇っていた。エレナと同じテーブルに着くのは分不相
応だと思ったからだ。
主人の朝食を対応した後で、自らの朝食を摂るのが当然という考えだ。
全ての準備を整えてエレナを呼びに行く。
エレナはリビングのソファーでタバコを吸いながらカタログを見ていた。いつの間
にかサンダルを履いている。
大きく組まれた足は、朝日が当たり一層の輝きがあった。スウェットの裾から出て
いる反らされた足先が艶かしい。
その足先に顔を近づける。エレナはカタログを見たままである。
浩介は床に頭を擦り付ける途中に、鼻で大きく息を吸いながらエレナの足裏の匂い
を嗅いだ。
エレナは浩介が自分の匂いを吸い取ろうとした事に気付いていたが、そのまま様子
を見ていた。
浩介は、顔全体を床に付ける様にして畏まり、エレナに向かって用意ができた事を
告げた。
その後頭部にエレナがサンダルの足を載せる。床に浩介の顔全体が押し付けられ
た。しかし痛くは無く、優しい荷重だった。
「そうよ、あたしの前に跪く時は、いつでも顔全体を床に擦り付けるのよ。強く踏
み付けられても、それは自分が悪いのだから。」
「はい、いつでもこの姿勢を守ります。」自身の身分を確認する様に浩介が答え
る。
エレナの足が、もう一度身分を確認させる様に押し付けられる。
浩介は固い床に顔を押し付けられながら、構って貰っている礼を述べた。
「四つんばいで付いてくるのよ。」エレナはそう浩介に告げて、台所に向かった。

11/03/10 21:57 (nKf5wSmr)
54
投稿者: 子犬
テーブルにパンとコーヒーが並べられている。指示通りに準備ができていた。
エレナが椅子に腰掛けると、浩介はテーブルの下に入り、エレナの足元に畏まる。
もちろん顔全体を床に付けていた。
浩介の頭上でエレナの食事の音が聞こえる。コーヒーを啜る音さえも愛おしく感じ
ている。
顔を床に付けているせいで、周りは見えない。しかし頭の両端に投げ出されたエレ
ナの足が、艶かしく動いているのが気配で解る。
サンダルの踵を軸にして、爪先を上下に揺すっているのであろうか。頭上で足が組
まれている気配もしていた。
見たい衝動に駆られながらも浩介は姿勢を崩さずにいた。エレナが見ているかもし
れないと思うと、微動だにできずにいたのだ。
エレナをこれ以上怒らせる事があってはまずいと思っていた。奴隷を解除されると
考えると動けないのであった。
およそ15分くらいが過ぎたであろうか。エレナの足が浩介の後頭部に載せられる。
「ごちそうさま。うふふ、お前もお腹空いたでしょう。準備しておいたわよ。ほ
ら、見てごらんなさいな。」
エレナは言いながら、顔を上げさせた浩介の鼻先にサンダルを突き付ける。
浩介は訳が解らなかったが、突き付けられたエレナのサンダルを凝視した。
「フフフ、美味しそうでしょう。どうなの、欲しいのならお願いしてごらんなさい
な。」
エレナが愉快そうに笑っている。浩介はやっと意味が解り、それこそ生唾を飲み込
んだ。
エレナの履いていたサンダルに、何とパンの切れ端が挟まれていたのだ。
サンダルと足裏でサンドされたパンは、無残にもペチャンコになってはいたが、浩
介にとっては無上のご馳走に思えてならない。
いつエレナが挟んだのか浩助には解らなかったが、おそらく食事中、ずっと足裏の
エキスを吸い続けていたのであろう。
浩介は歓喜した。絶対に欲しい。そう本気で思えてならないでいた。
「有難うございます、エレナ様。ぜひお与え下さい。お願いします。どうか、どう
か本当にお恵み下さい。」
そう言って浩介はまた顔を床に擦り付ける。心からエレナに頼んでいる様子が伺え
る。
「あははは、こんなものが食べたいのかしら。うふふ、いいわ、そんなに頼むんだ
ったらあげてもいいわよ。」
エレナは浩介の顔を上げさせ、突き付けたサンダルを脱がす様に命じる。もちろん
手は使わせない。
浩介は命令通りに実行する。ジョギングシューズと比べれば楽である。すぐにエレ
ナの足からサンダルが外れる。
足元にサンダルを静かに置いて、浩介はエレナの足裏と対峙する。
無残な姿のパンが、崩れた格好でエレナの足裏に張り付いていた。
エレナからは何の命令も無い。浩介は静かにエレナの足裏に顔を寄せる。

11/03/10 21:59 (nKf5wSmr)
55
投稿者: 子犬
「まだよ。」頭上でエレナの声が聞こえる。浩介ははっとしてそのまま床に顔を擦
り付ける。
「餌皿を持っておいで。それとテーブルが邪魔で、お前が惨めに食べている姿が見
えないから出ておいで。」
エレナの言葉に浩介は、すぐに餌皿を取りに向かった。おあずけをくらって、気持
ちばかりが焦っている。
木下の荷物の中にそれはあった。すぐにエレナのところに戻り、足元に餌皿を置い
て顔を床に擦り付ける。
エレナは90度向き直って座っていた。浩介はテーブルの下に入らないですむ格好
だ。
足元に置かれた餌皿の上でエレナはクネクネと足を動かした。張り付いたパンを落
とそうとしている。
しかしベッタリ張り付いたパンは落ちない。エレナは仕方なく餌皿の縁に足裏を擦
る様にしてパンを落とした。
「見てごらんなさいな。こんな物本当にほしいのかしら。食べたいって嘘でしょ
う、うふふふ。」
含み笑いをしながらエレナが言う。そして足では餌皿のパンを踏み躙っていた。
浩介は無残に千切れまくり、エレナの美しい足で調理されているパンを見ながら訴
える。
「ほしいです、食べたいです。どうかお恵み下さい。お願いします。」本心からの
願いだった。
浩介の目には涙が溜まっていた。思い通りにならない現実に直面し、気持ちの整理
が付かない。
今迄の自分がいかに思い通りに過ごせていたか、身に沁みて解った格好だった。
その様子を見ていたエレナは、さらに浩介を困らせる様に言った。「どうしてこん
な物が食べたいのかしら。」
浩介は返事に窮した。滅多な答えは言えない。エレナの機嫌を損ねると、大変な事
になるのは解っている。
考えられる時間は少ない。でも答え方が解らない。浩介は終に泣き出してしまっ
た。
「泣けば済むのかしら、返事ができない奴隷はいらないわよ。さっきから粗相ばっ
かりしているしね、うふふ。」
エレナが畳み掛ける様に続ける。「できない事ばっかりじゃない、お前は口だけな
のよ。」
浩介に返す言葉は無い。確かにエレナの言う通りだからだ。でも殆どの事が、小6
で経験する内容ではないのも事実だ。
しかしエレナには言い訳や理屈は通用しない。エレナの意思が法律なのだ。
浩介は自分の至らなさに涙が止まらなかった。特例とはいえ、奴隷として認めてく
れたのに役に立てていない。
ただ床に頭を擦り付け、詫びるしかなかった。何ともいえない空気が過ぎる。
エレナは餌皿の足はそのままで、反対のミュールを履いたままの足を浩の頭に載せ
る。
「大体お前は、主人のあたしと同じ物を食べるのかしら。そこも問題よね、うふ
ふ。」
少しの沈黙の後に、エレナが口を開く。浩介の顔が床にぐっと押される。
そうだ、踏み躙られたパンとはいえ、エレナ様が食べたのと同じものなのだ。
それをすぐに欲しがって、簡単に与えられる物では無い。欲しがってはいけなかっ
たのかもしれない。
頭を踏まれながら浩介が詫びる。「申し訳ありません。甘えすぎていました。許し
て下さい。」
エレナは少しづつ踏む力を強くしていく。浩介の顔はフローリングに徐々に押し付
けられていった。
「イギィ~、エレナ様ぁ。ごめんなさいぃ、ごめんなさいぃ。」切ない声で浩介が
許しを乞う。
それでもエレナは止めない。更に踏み躙る様にして力を加える。
浩介の鼻の骨がピキっと鳴った。額の骨もギシギシと音がしている。
顔を横に向ければ少しは楽になるだろうが、これはエレナからの叱咤である。甘ん
じて受けなければならない。
尤も勝手な行動を起こせば、更なる仕打ちが待っているのだ。
浩介はエレナの怒りが収まるのを待った。悪いのは自分だとの自覚もあったから
だ。
一方のエレナはというと、特に怒ってはいなかった。どのくらい我慢できるか、か
らかっている様子だ。
だから顔は笑っていた。楽しみながら自分を崇拝するこの下僕に、心構えを刻んで
いたのだ。
浩介の我慢が限界を迎えそうになった時に、やっとエレナからの荷重が消えた。
顔面がフローリングに張り付いている錯覚に陥る程に踏み付けられた浩介は、中々
顔を上げられない。
上げようと思っても体が言う事を聞かないのだ。だが早くお礼を言わないとまた叱
られる。
浩介は無理やりに顔を横に向けて、やっとの思いで今の叱咤に対するお礼を言っ
た。
「フフフ、お前の食べたい物は何なのかしら。」エレナが浩介を諭す様に言った。
「えっ・・・。粗相ばかりしているのに、ご褒美をくださるというのか・・・。」
心の中で呟く。
浩介は願望を伝えて良いのか迷っていた。エレナへの服従心を示せて、自分自身も
欲して止まない究極のご褒美である。
たださっきから怒られてばかりいる。今も何も出来ない口ばかりだと言われたの
だ。
「食べたくないのね。無理にとは言わないわ。じゃあ、済ましてくるわね。」そう
言ってエレナが腰を上げた。
「お、お恵み下さい。欲しかったけど、エレナ様に伝えられませんでした。何も出
来ないって怒られたので・・・。本当に欲しいです。」
浩介はエレナの足に縋る様に哀願した。そしてもう一度床に頭を擦り付ける。
行く手を阻まれた格好になったエレナは、構わずに浩介の頭を踏み付け、身体を乗
り越えながらトイレに向かう。
頭だけでなく身体も踏まれた浩介であったが、痛さも忘れ四つんばいでエレナを追
う。
その様子は犬の様だった。そして追い抜き、トイレの扉の前でまた床に頭を擦り付
けて懇願した。
浩介が邪魔でトイレに入る事のできないエレナは、少し苛立った様に浩介の頭を蹴
り付けながら言った。
「邪魔よ、役に立てないどころか、あたしの行動を妨害してるのかしら。」
浩介からはエレナの顔は見えない。しかし気分を害しているのは解った。
「違います、違いますぅ。どうか僕を使って下さい。お願いします、エレナ様
ぁ。」
縋る様に浩介が言う。
初めは人の排泄物など興味も無かった浩介だったが、エレナに認めてもらいたい一
心で口にする勇気が持てた。
それが一旦口にし、嫌悪感もまったく無くなった今、心の底から欲している。
エレナに認められたいのではなく、浩介自身が口にしたくて堪らないのであった。
一方のエレナはというと、自分の足元に頭を擦り付けながら懇願している浩介の様
子に、密かに微笑んでいた。
完全に仕上がった奴隷にできたという思いがあったからだ。
もちろん社会的な地位や専門的なスキル等全く無かったが、そんな事はこれからい
くらでも仕込む事ができる。
何よりも10歳そこそこで、ここまでの隷属意識が備わった、可能性を秘めた奴隷が
できたのであった。
しばらくのやりとりの後、餌皿を持ってこさせ、エレナはそれに排泄した。
もちろん後始末は浩介の役目だった。尻の谷間に顔を埋め、それこそ一心に舐め清
めた。
餌皿の中は踏み躙られたパンと聖水、黄金が混じり合い、凄まじい様相を呈してい
た。
「量が少なかったわね。夜にあげたからかしら。さあ浩介、堕ちるとこまで堕ちな
さいな、フフフ。」
エレナの言葉に浩介は餌皿にかぶりついた。顔中排泄物にまみれながら、まるで飢
えたブタの様に・・・。
その後頭部にエレナの足が載る。軽く踏み躙られていた。
「お似合いよ、浩介。フフフ、全部食べるのよ。」

11/03/10 22:01 (nKf5wSmr)
56
投稿者: エレナファン
幸運にも偶然見つけました。
第1章から全部、一気に読み切ってしまいました。

興奮する内容で、次から次へと思い掛けない話が出てきます。
たちまちファンになりました。
今後に目が離せません。

是非続きが読みたいです。
毎日チェックします。
よろしくおねがいします。
11/03/31 17:18 (V1zmZ/0m)
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