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多重人格
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:多重人格
投稿者: (無名)
俺(小川貴志、25)は、高校生の時から3人の女と付き合っている。3人と言っても三股を掛けているワケではない。付き合っているのは1人の女性だ。彼女(山口桜、25)は多重人格を持っている。桜は眼鏡をしていて大人しい性格の女性だ。桜とは幼稚園の時に知り合った。しかし小中の時は、違う学校に行っていたので、俺も桜も高校で再会するまで忘れていた。…高校に入学した春、クラス表を見て俺は(あれ?山口桜ってどこかで…)と思っていた。入学式が終わりそれぞれのクラスに行き席に着いた。自己紹介をして桜の番になった。俺は(やっぱ俺…あの子知ってる)と思った。桜は地味な子だった。一週間が過ぎ委員会を決めるクラス会議が有った。俺は(面倒くせぇ)と思っていた。すると桜は図書委員に立候補した。俺は別に本が好きではなかったが、桜と話したいと思い立候補した。中学時代の仲間から「タカ…本なんか読まねぇじゃん」と言われたが、他に立候補する奴が居なかったのですぐに決まった。
2018/04/25 15:14:35(uaAQzqvN)
2
投稿者: (無名)
俺は桜に話し掛けた。「山口さん宜しく」「宜しく…えっと…」「小川貴志だよ」「ゴメンナサイ…宜しく小川君」と挨拶した。「何かさ…山口さんとどっかで会ってる気がするんだけど?」と言うと「えっ!?」と言って俺の顔を見た。目が合うと桜は慌てて目を逸らした。「山口さんて地元?」と聞くと「あっ…はい…〇〇中です」と言った。「俺…××中だよ」と言うと「そうなんですね」と言った。「どっかで会ってるんだよなぁ」と呟くと「私も何かそんな気がします」と言ってその日は終わった。…家に帰り母親の春子にその事を言うと「山口桜って…確かアンタと同じ幼稚園に居た子じゃない?…いつも一緒に居て凄い仲の良かった…」と言った。俺は「あっ!?そうかもっ!!」と言い、部屋に戻ると幼稚園の時の古いアルバムを出した。個人写真を見ると「ああっやっぱりっ!!」と呟いた。次の日、桜にアルバムを見せると「えっ!?嘘っ!?…貴君なの?」と驚いていた。「やっぱり会ってたの間違いじゃなかったね?」と言うと「そうだね」と言った。
18/04/25 15:33 (uaAQzqvN)
3
投稿者: (無名)
俺達が話していると「小川君っ!!」と呼ばれた。「じゃぁまたね」と言って俺は桜から離れた。廊下で2人の女子と話した。Aが「小川君…山口さんと付き合わない方がいいよ?」と意味深な事を言った。「はぁ?何で?」と聞くとBが「あたし達小学校から知ってるけど、あの子ちょっとね…」と言った。「だから何で?」と聞くとAが「あの子…今の所大人しいけど、いきなり怒ったりして態度が急変するの」「そうそう…目つきも言葉使いも変わるんだよ」と2人は言った。後にこの2人が言ってた意味が解った。「中学校も良く休んでたりしたし…塾帰りの子が夜、地元のヤンキーと一緒に居るの見たって…」「付き合ってたら何されるか分からないよ」と警告した。俺は「忠告ありがとう」とだけ言った。…その日の帰り桜が本屋に入るのを見た。俺は話し掛け様と店に入った。俺は桜の雰囲気が違う事に気がつき2人が言っていた事を思い出した。桜は少し店内を見た後、コミックの場所に移動した。何冊か手に取った。
18/04/25 16:53 (uaAQzqvN)
4
投稿者: (無名)
桜は周りをキョロキョロ見渡すと、一冊のコミックをカバンに入れた。俺は(万引きっ嘘だろっ!?)と思った。桜は持っていた他の本を戻すと店を出た。手慣れている感じがした。店員は気付いていなかった。俺は「山口さんっ!!」と桜を呼び止めた。桜は振り返ると「アンタ誰?」と言った。「何言ってんの?小川だよ?」と言ったが「はぁ?アンタ何か知らないわよ」と言った。学校で話していた桜とは目つきが違った。「何言ってんだよ?山口さん」と言うと「あたし山口じゃないけど」と言うと立ち去ろうとした。俺は腕を掴み「何言ってんだよっ?」と言うと桜は「離せよっ!?」と言って俺の頬を平手打ちした。俺が怯むと桜は走って逃げた。俺は呆然として立ち尽くし、桜の後ろ姿を見ていた。…次の日「山口さん…ちょっといい?」と呼び出し、人の来ない屋上に通じる階段に行った。桜は昨日とは違っていた。「小川君…何?」と言った。「昨日さ」と有った事を話すと桜は「ゴメンナサイっ…私覚えてないの」と言った。
18/04/25 17:11 (uaAQzqvN)
5
投稿者: (無名)
桜は「私…いつ頃からかは覚えてないんだけど…よく友達だった子から「桜って何か変だよ?」って言われたの…自分じゃ解らないから、どう言う風に変なのか聞いたら…「何か今の桜以外に2人いる」って言われて…」と言った。「それって多重人格って事?」と聞くと「うん…多分そう」と言った。「その他の人格の名前は?」と聞くと「さっき小川君が言ってた子は大川早紀って言う子で、年齢は私と同じ…」「もう1人は?」「もう1人はS6の12才で、名前は佐々木エリナって言う明るい女の子だって言ってた」と話した。「エリナはまだいいけど早紀は皆怖いって」と言った。「確かに怖いかも…昨日俺叩かれたし」と言うと「えっ!?そうなの?…ゴメンナサイ」と謝った。「所で人格ってどう代わるの?」と聞くと「私もいつ代わるのか解らないの」と言った。俺はその話しを聞いてからいつ人格が入れ替わるのか、興味が湧きいつも桜を見る様になっていった。しかし桜の人格はそんなに代わる事はなかった。
18/04/25 20:36 (uaAQzqvN)
6
投稿者: (無名)
入学して1ヶ月過ぎた頃事件が起きた。この頃になると皆友達が出来色々グループが出来た。桜は俺以外1人でいる事が多かった。それをある女グループが弄った。1が「山口さんいつめ1人だよね?」と言い2が「読書ばかりしてて楽しいの?」と言うと本を取り上げた。「何コレ…超漢字ばっかりぃ」と言った。その弄りに気付いた俺は(あっ!?アイツら何してんだ?)と思った。すると1が「アンタ…ウリしてんだって?」と言うと2が「何それマジ?」と言った。1は「何か中学の時の友達が言ってたの聞いたんだけど」と言った。「大人しそうな顔してそんな事ヤッてんだぁ」と言って大声で笑った。俺はムッとして立ち上がった。すると桜の雰囲気が変わったのが解った。俺は(あっ!?マズいっ)と思った。桜は「テメェラ何だよさっきからっ」と言った。俺は(ヤバっ早紀だっ!!)と思い立ち上がった。桜(早紀)は立ち上がると凄い剣幕で睨み付け1の胸ぐらを掴んだ。2は桜の急変にビビっていた。俺は桜の方に行った。
18/04/25 22:24 (uaAQzqvN)
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