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異聞 魔法少女まどかマギカ
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:異聞 魔法少女まどかマギカ
投稿者: まどかの彼氏 ◆YHayjGTjaE
鹿目さんは・・昨日ショッピングモールのカフェに立ち寄られましたよね?』

鹿目まどかはスクールカウンセラーの先生に呼び出されて相談室のソファに座らされていた。

『は・・はい・・』

下校途中の寄り道は特に禁止されている事でも無いし、何か呼び出される様な事があるならば

一緒に居た2人も呼び出されるはずである。

それなのになぜ1人で呼び出されたのかとまどかは少し緊張していた。

『僕も同じ時間にあのカフェに居たんですよ』

『「ひどいよ!わたしマジメに悩んでいるのに!」とショッピングモールのカフェでお話しさ

れていましたよね?』

先生は言葉を続ける。

『お友達の美樹さんと志筑さんと。しかもそれを笑い飛ばされた様に聞こえてしまってね』

少なくとも怒られるという雰囲気ではないのかな?と、まどかは少しほっとしながら引きつり

気味の愛想笑いを浮かべつつ弁明する。

『あ、いや・・夢の話しなので笑われちゃっても仕方無いかな~なんて・・』

『いえ、夢の話しであったとしてもマジメに悩んでいて、それを友達にも真剣に聞いてもらえ

ないという』

『そんな生徒の悩みをきちんと聞くのが僕の仕事』

『仕事と言っても仕事だから仕方無く~なんて事じゃなくて、一緒に考えて悩みを解消・解決

出来ればってね』

『難しく考えずに話してもらえないかな?』

『え・・でも・・』

まどかは少しうつむき加減になりながら、か細い声で言葉を返す。

『話せば楽になるって事もあるし、これでも少しは夢診断の心得もあるんだよ?』

先生は眼鏡の奥の優しそうな目をまどかに向けながら更に促した。

『暁美さんの出て来る夢を見たんです』

『それも出て来たと言った感じじゃなくって・・前からの知り合いだった様な・・』

『暁美さん、暁美ほむらさんだね?』

先生はほむらちゃんの名前を確認する様に2度言った。

『今日転校して来て初めて会ったはずなのに、その暁美さんを夢に見ていた、と』

『そ・・そうなんです』

『それを2人に話したら笑われちゃって・・おかしいですよね?』

『先生もそう思いますよね?・・あはは・・』

まどかは2人に笑われた時の事を思い出して気恥ずかしくなりながら自分でも笑い飛ばそうと

試みる。

が、先生はその様子を感じ取ったのかまどかの笑いを遮る様に言う。

『いや、先生は少しもおかしいなんて思いませんよ?』

『むしろとても興味深い』

まどかははっとして先生の顔を見ると本当に興味が沸いているのだろう、先程までの優しげな

瞳に食い入る様な強い眼差しが混じる。

父親以外の成人男性の顔を、いや成人以前に家族以外の異性の顔をまじまじと見る機会など無

かったまどかには新鮮な出来事であったし、引っ込み思案で恥ずかしがりな自分の言葉をしっ

かりと聴いてくれる先生という存在を嬉しく感じ始めていた。

『鹿目さん?』

『他には何か覚えている事はありますか?』

『暁美さんが何かと戦っていて・・とても悲しい結末になりそうで・・』

『わたしが契約したらそんな結末を変えられるって』

『契約?何の契約?』

『ま・まほ・・う』

『まほう?』

『魔法少女・・です』

『魔法少女・・ふむ』

『魔女ではなく、魔法少女ですか』

『はい』

『今までにその魔法少女って言葉を聞いたりした事は?』

『たぶん・・無い・・です』

『まぁ確かに鹿目さんの年代なら魔女ではなく魔法少女と言った方が合ってるって僕も思うな』

『鹿目さん自身がなってみたい自分自身と言うか、変身願望が夢になったとも考えられるし』

『でもね?夢って脳が情報を整理する時に展開する雑記帳の様な物なんだ』

『一度経験した事を夢でまた経験させて、不要な物は消して必要な物は上書きして強化する』

『だから見聞きもしていない人物や言葉が出て来るのは少し不自然でね』

『そう・・なんですか・・』

『言葉の意味も気になるしね、僕も調べてみるよ』

『そ・・そんな・・私の夢の話しなんかで先生が・・』

『鹿目さん?「なんか」じゃないよ?大切な生徒が悩んでいてそれを解決する力になりたいっ

て思っているんだ』

『だから「なんか」だなんて卑下しなくたっていいんだよ?』

『これからも「なんか」の話しで構わないからもっと気軽に相談して欲しいな』

『あっ・・ありがとうございます!』

独りで悩まなくてもいい、話しを聞いてもらえるという事がこんなにも心を軽くするものかと

まどかは思った。
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2017/11/10 12:44:37(9H7fs13i)
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