親父が再婚したのは丁度十年前、俺が14の時でした。
それに伴い四つ下の妹が出来ました。
理絵は継母の連れ子です。
普通に家族として生活してましたが、俺は高校卒業して社会人になると同時に、家から離れて一人暮らしを開始しました。
理絵が高校生になると、時々俺の住まいに来るようになり、時々泊まっていくようになりました。
理絵の言い分。
『たまには夫婦水入らずの時間作ってあげなきゃね』
親も、どこかわけわかんないとこにいるわけじゃないからと、俺の住まいなら泊まりも良いと許してました。
理絵は物事にこだわらない性格というか、さばけているというか、そんな性格です。
明るくてハキハキしてます。
顔はまあまあ並程度。
泊まる=俺の安アパートの風呂にも入るわけで、理解は平気で下着姿で風呂から出てきたりしました。
女性経験なかった俺には、目の保養とも言えたし、目の毒とも言えました。
そんな時でした。
きちんと隠していたはずのゲオから借りてきたレンタルエロDVD、それを理絵に見つけられました。
その中に妹を夜這いするって内容の物がありました。
『兄貴、こんなん見てるの~?』
はしゃぐ理絵。
『もしかして私にもこんなことしようとか、願望あるの~?』
理絵はDVDを再生して、見ながらはしゃぎまくります。
俺は理絵に押されまくりで、何も言い返せない情けない兄です。
『こうゆう願望があるから、こうゆうの借りて見てるんだ』
へへへ~と笑う理絵。
小馬鹿にされ続け、ちょっとムッときたんです。
『お前も泊まりに来るくらいなんだから、それなりのこと考えて来てるんだろうが!』
それに対する理絵の反応は、俺の予想を完全に裏切りました。
俺の予想では、ムッとした俺を理絵は、ごめんごめんと謝り、それで終わるという予想でした。
『襲われちゃってもいいくらい、そうじゃないと来ないでしょ』
ニコニコしながら、平然と答えられました。
『兄妹だぞ?』
俺はかなり慌て、焦りました。
『血~繋がってるわけじゃないし、別にいいじゃん』
あっさり答えられました。
『お前、本気で言ってんのか?』
とにかく慌て、焦りまくる俺なのに、理絵はとにかく平然でした。
『兄貴だったら私はいいよ?』
はっきりした態度が取れない、情けない兄。
『兄貴、童貞なんでしょ?私で初めてなんかどう?』
痛いとこ突いてこられました。