以前に「下着女装とOL女装♪」、「ハロウィン♪」などを投稿したひとみです。
あけましておめでとうございます。
みなさん、年末年始はどう過ごされましたか?
私は例年通り彼女と二年参りに行った後は、彼女と別れて御主人様と・・・
ではなく、今年はお参りのあともちゃんと朝まで彼女と一緒に過ごしてから実家に帰省しました。
御主人様とは年末年始会えてなくて、ようやく明日会う予定です。でもしばらく御主人様と会えない分、この年始は御主人様からある命令をされました。
そんな御主人様からの命令もあって、私は内心ドキドキしながら実家へと帰省します。帰省といっても、私の家から実家までほんの数十分なんですけどね。
実家に帰るとまず迎えてくれたのは、姪っ子たちでした。4歳上の姉の子供たちで、本当にかわいい姉妹です。姉夫婦は大晦日から実家に帰っていたそうで、6日頃までは実家で過ごす予定とのことでした。
祖母、両親、姉夫婦、姪っ子2人、そして私で新年を祝い、姪っ子たちと初詣に行ったり初売りに行ったりと三が日は穏やかに過ごしました。
そして、実家でのんびり過ごしながらおせちにも飽きた頃に、私は姉の旦那を飲みに誘いました。もともと姉が帰省した時なんかは、義兄と飲みに出たりしていたので特に疑われることもありません。
でも今回の私は義兄を誘いながら、このあと起こるだろうことを想像すると胸が高鳴って仕方ありませんでした。
せっかくなので面白い飲み屋に行こうと言って、義兄をあるお店へと案内します。そこは私も以前に来たことがある、御主人様の知り合いが経営するニューハーフバーでした。
「ママ、あけましておめでとー」
お店の人に新年の挨拶すると、私とお兄さんはテーブルに座って乾杯します。
その日はキャストはすこし少なかったですが、お兄さんは結構ニューハーフバーが気に入ったみたいで、キャストさんとの会話を楽しんでいました。
私はそんなお兄さんに積極的にお酒を勧めながら、頃合いを見て席を立ちます。
「お兄さん、ちょっと席外すんで楽しんでてください」
そうお兄さんに言うと、私はママに断って店の奥へと入ります。
そしてしばらくして出てきた私の姿は、すっかりこのお店で働くのに相応しい姿に変わっていました。。
ショーツが見えそうなほど短い、赤を基調にしたチェックのミニプリーツスカーに80デニールの黒タイツ。
トップスはあまえんぼ袖になるオフホワイトのケーブルニットセーターを着て、黒のロングウィッグに清楚系のメイクをしました。
今年初めての女装で気分が高揚しているのに加えて、これから身内に自分の女装姿を晒すんだと思うと自然とスカートの前が持ち上がってしまいます。
いったん心とペニクリを落ち着かせてから表に出ると、御主人様から何か聞いているのか、ママが私を見てニヤニヤと笑っていました。
私はテーブルでキャストと談笑している義兄の方へ目をやると、一つ深呼吸してから意を決して一歩を踏み出しました。
「お隣り、失礼します」
そう言って、お兄さんの隣に座るとお兄さんがチラリとこちらを見ました。緊張で体が強張ります。
しかしお兄さんは気付いてないのか、チラリとこちらを見たあとはまたキャストさんとの会話に戻りました。
しばらくすると気を使ってくれたのか、会話が一段落ついたところでお兄さんと話していたキャストさんが席を立ちます。そして私は、勇気を出してお兄さんに話し掛けました。
「お兄さんかっこいいですねー。私凄い好みかも」
「えー、偶然。俺も君みたいな子が好み。名前はなんていうの?」
「ひとみって言います」
「ひとみちゃんかー。ひとみちゃん、本当の女の子みたいだね。服装もすっごく俺の好み」
そりゃそうでしょうと、内心おかしくなります。
だって、このプリーツミニスカートもタイツも黒髪ロングも、全部以前の呑みの席でお兄さん自身からから聞いたお兄さんの好みなんですから。(笑)
でもどうやらお兄さんは私が義弟だと気付かず、お店のキャストの一人だと思っているようなので、私も調子にのって話を続けます。
「えー、でも服なんてお兄さんの好みの服を奥さんに着てもらったらいいじゃないですか?」
「あー、うちの奥さんそういうの着てくれないんだよねー」
それも、もちろん知ってます。
お兄さんがミニスカートにタイツの組み合わせが大好きなのに、そういう服装を姉貴がしてくれないことも前にお兄さんが愚痴っていたことでした。
「えー、私だったらいくらでも着てあげるのにー」
「ひとみちゃん可愛いし、優しいねー」
そんなことを話しながらしばらく談笑していましたが、いつまでも気づかないお兄さんに、私はついに我慢できなくなってしまいました。
「あはは、ねぇお兄さん、私が誰か分かんないですか?」
「えっ?・・・いや、ニューハーフの知合いなんていたかなぁ」
「ふふっ。あー、そういえば(私の本名)さん、なかなか帰ってこないですねー」
わざとらしくそう言うと、お兄さんが私の顔をまじまじと見つめてきます。
「・・・ん?えっ、あれ、・・・もしかして(私の本名)くん?」
「やっと気づきました?遅いですよー、お兄さん」
お兄さんは、本当に驚いているようで何度も私の頭からつま先まで見直します。
「いやいや、分かんないよこれ。へー、凄いなー、言われるまで全然気づかなかったよ」
「えー、私ってそんなに女の子に見えます?」
私は冗談ぽっくそう言いながら、甘えんぼ袖をアピールしながらお兄さんに甘えるようなしぐさをしました。
お兄さんがこういう系の女の子が好きなの知っているので、ちょっとわざとらしいですが思いきりお兄さんにアピールします。
そんな私に迫られて、明らかに照れている感じのお兄さんは、なんとか照れを誤魔化そうと話題を変えてきました。
「ええっと・・・(私の本名)くんは、そっちの人なの?」
「んー、さぁどうでしょう。でもとりあえず今は、(私の本名)じゃなくて、ひとみって呼んで欲しいな」
「いやいや・・・」
含みを持たせる感じで私がそう答えると、お兄さんは苦笑しながらも女装姿の私に接待されるのがまんざらでもない感じでした。
私はお兄さんにお酌をしながら、さらに意味深な感じでお兄さんに言います。
「ちなみに、姉貴達には内緒ですよー。私とお兄さんの二人の秘密ですからね」
「ふーん、そっかぁ・・・」
「さっ、じゃあ、もう一度呑み直しましょ、お兄さん」
そう言って私たちは再び乾杯しました。
(レス内に続きます)