祖父母、両親、俺の五人家族でした。
祖父が亡くなったのは俺が中学二年の夏休み中、厳しさの中にも優しさと思いやりが詰まっていた祖父が大好きで、亡くなったときはショックだったし、悲しかったです。
祖母、両親、俺の四人家族になって、半年も立たない冬、学校で風邪やインフルが流行り、俺は登校したものの、忘れましたが学年閉鎖か学校閉鎖かになったんです。
家に帰ってもやることない、ちょっと友達の家で遊んでから帰宅したのが昼近くです。
お腹がすいた、いるはずの祖母の姿が見当たらない、部屋で寝てるのかな?
祖母の部屋を開けました。
見えたのはパコパコと動くお尻、知らない男性でした。
そしてその下敷きになっていたのは、裸の祖母、だったんです。
祖母の変な声も耳にしました。
少し呆然としていたとこに、祖母が悲鳴のように、俺の名前を叫んだんです。
「て、哲男」
男性は慌てて振り向き、バタバタととりあえず衣服を着て、猛ダッシュで俺の横をすり抜け、出て行きました。
取り残された全裸の祖母も、急ぎ衣服を着て、よく覚えてませんが、確か絶対両親には秘密を約束させられた、と思います。
家庭内に波風を立ててはいけない気持ち、大好きだった祖父を裏切る行為をしていた祖母に対する怒りのような、悲しいような複雑な気持ち、祖母の女の部分を見てしまったモヤモヤした気持ち、俺はその気持ちを胸の奥底にしまい、生活していかなければならなくなりました。
もうその男性とは切れたんだろうな、そう思っていた俺でした。
春休み、友達の家で遊んだ帰り、祖母が車から降りてるとこを見ました。
運転席を見ると、あの男性だったんです。
俺にあんなとこ見られて、まだ続いてたのか。
怒り、悲しさ、モヤモヤ、胸の奥底にしまっていた気持ちが、グツグツと煮えたぎっていきました。
まだ祖父が亡くなって一年もたっていない、喪中なはずなのに、とんでもない不良婆さんだと思ったんです。
翌日、俺は部活に行く予定を変更、休むことにしました。
祖母は俺に、具合でも悪いのかと気を使いました。
その妙な気の使い方に、俺の鬱憤は爆発したんです。
あんなとこを俺に目撃されたにもかかわらず、まだあの男性と続いていたことを祖母に言いました。
祖母は何も言い返さない、はなっから白旗状態、ならばと思い、俺は祖母を俺のベッドに押し倒しました。
着ていたトレーナーを肌着ごと捲り、祖母の乳房に吸い付きました。