泣ける話
※感動した話、不幸な話、嬉しすぎて泣ける！などなど

今日、別れた妻が家に残していった要らない物を片付けました。

残された衣装ケースには、まだ結構な量の衣類が入ったままでした。

古いシャツやデニムの他に、ストッキングや網タイツ、下着も入ってました(廃棄処分予定)

衣類ケースから全部出してみると、奥の方から写真やプリクラetc…の、思い出が挟まった日記が出てきました。

日付は2002年4月～。

2人が出会い、結婚するまでの日記でした。

日記は短文でしたが、2人で遊びに行った場所の入場券やレシートが大量に挟まってました。

読み進めていくうちに、楽しかった当時の事を久しぶりに思い出しました。

よくある性格と性の不一致での離婚。

離婚が成立するまでの、親権や財産分与で揉めに揉めた1年間、あんなに忌み嫌っていた事は頭の中から消え、何故か涙が溢れてきました。


もう2度と戻る事のない家族…

俺達は、どこで歯車が狂ってしまったんだろう…
心の何処かでは、まだアイツの事が好きなんだろうか…

子供たちの声も聞きたいし、今夜は久しぶりに電話してみようかな。

貴女の事が好きです。でも言葉に出す事はできない。貴女には夫がいるから…そして妊娠したと聞かせれたから。全て終りになるんだと思った…もう会う事もないだろうと思った。それなのに貴女は何故、そんなにも優しくするのですか。その優しさは最後だからですか？なぜ別れ際にまたねと言ったのですか…
伝える事のできない気持ちはもう溢れそうで…自然と涙が止まらない。

初めて社会に出て働いた会社に同期入社した真咲　祥子（仮名）に好意を
道ました。仕事場所は同じなんですが、部署が違うので朝の挨拶ぐらいし
か出来なかったです。
ところが、先輩の木本　彰も目につけ、休みの日にデートに誘ったり映画
にと何度か付き始めたのです。休みは全員が休みと言うのは無く交代制で
したので真咲さんとは話す事も無くチャンスはゼロでした。
ある日、木本先輩が私に「今日、真咲とデートの後にホテルに誘う」と自
慢話をしたのです。
翌日、木本先輩が昼の休憩に、私を呼び出し、昨日の自慢話を聞かせよう
と言うのでしょう！
「昨日、食事の後に真咲のバージンを頂いたよ。」と自慢していた。
しばらくして真咲さんは妊娠したと聞きました。
木本先輩は、生で中だししたようでした。真咲さんと木本先輩は入籍した
らしいのですが、それからも新入社がある度に、木本先輩は女性に手を出
しまっていました。憧れていた真咲さんが、バージンを奪われただけで無
く妊娠させられたショックは大きかったです。

寒い朝、まだ眠たい子供を自転車に乗せ保育所へ連れて行きます。
スーパーの準備、そして開店と夕方まで仕事をし、保育所まで子供を迎え
に。
その足で今度は自転車を駅に止め、電車に乗って５つ目の駅で降り夜の職
場へ行くのです。
子供を職場の託児所へ預け、ソープランドへ出勤。
ここで働き出して１年近く、何人の男性に抱かれただろうか。
セックス、それは生活のカテ。
いまでは主人に対して罪悪感も薄れ、生活費、家賃、子供の養育費、保育
費、そして主人の入院治療費に化けている。
もう主人と話しをしていたマイホームの夢は無くした。
結婚して５年。やっと子供が授かったとき主人は事故で今でも病院のベッ
ドで眠る続けている。
たとえ起きてももう私を抱くことは出来ない。
ならば私は体を使って子供と主人を守っていくだけ。
一晩に最低３人、多いときは６人の男性の体をお風呂で洗い、ベッドで抱
かれる。
最初の頃は肌が荒れ、石鹸でカサカサになった。
顎が疲れ、股間が痛かった。しかし、そんなことに付き合わされる子供は
夜中に家に帰り、翌日また保育所通い。
こんな生活がいつまで続くやら。

４月１３日、駅で俺は彼女を待っていた。
すると、一枚の百円玉がどこからか転がってきた！

そこまでは何のヘンテツもないよくある日常…
俺は落とし主を捜そうとしたが見つからず、ふっと百円玉に眼をやった。


そこには平成二年、となっていた！
私の生まれた年は平成二年。

二桁ある平成の期間…。俺は何らかの運命を感じた！

そして、そのしばらく後彼女と合流。

その日、彼女としのた話は別れ話でした…