初めて彼の前で髪を下ろして、スカート姿を披露したのがその時でした。
私を見て、彼はとても喜んでくれていました。
少し離れた街まで出て、2人の時間を過ごしました。
公園のベンチで彼は私の手を握り締めてくれて、その手の温もりを覚えています。
「亜麻色の方がきっと似合うよ」なんて言われてしまうと、それから1週間後には私は髪を亜麻色にしていました。
彼はそんな私を見て、嬉しそうでした。
手を握るだけのお付き合いが少しずつ進化して、私を抱き締めてくれたり、不意に後ろから羽交い絞めされたり、初めての彼とのキスもごく自然にできました。
彼の柔らかい唇で奪われてしまったのは唇だけでなく、私の心も完全に彼に包まれていました。
単身赴任の主人がいること、同じ歳の息子がいることも彼には伝えていました。
それでも自分の気持ちをしっかり私に伝えてくれる彼に対する愛情が芽生えているのを自覚して、お互いの気持ちが一致していることを知りました。
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